はじめに
試験勉強した際のメモを自分用に記事化。
内容は公式やBlack Beltの写経ですので目新しいことはありません
公式
とはいえこの記事に迷いこんでしまった方もゼロではないと思うので公式のご紹介です。
- 公式(S3 ストレージクラスについて)
https://aws.amazon.com/jp/s3/storage-classes/
ストレージクラス
汎用
Amazon S3標準
アクセス頻度の高いデータ向け。
高い耐久性、可用性、パフォーマンスのオブジェクトストレージ。特徴は以下。
・低レイテンシーかつ高スループットなパフォーマンス
・複数のアベイラビリティゾーンにわたってオブジェクトに耐久性99.9999~%を達成するよう設計
・アベイラビリティゾーン全体に影響を及ぼすイベントに対する柔軟性
・1年で可用性が99.99%になるように設計
・Amazon S3サービスレベルアグリーメントで可用性が保証されている
・転送中のデータのSSLと保管中のデータの暗号化をサポート
・他のストレージクラスにオブジェクトを自動移行するためのライフサイクル管理
不明なアクセスまたはアクセス権の変更
Amazon S3 Intelligent-Tiering
パフォーマンスへの影響、取り出し費用、運用上のオーバーヘッドなしに、アクセス頻度に基づいてデータを最も費用対効果の高いアクセス階層に自動的に移動することにより、きめ細かいオブジェクトレベルでストレージコストを自動的に削減できるクラウドストレージ。特徴は以下。
・高頻度アクセス階層、低頻度アクセス階層、アーカイブインスタントアクセス階層は、S3 Standardと同じ低レイテンシーと高スループットのパフォーマンスを備えている
・低頻度アクセス階層は、ストレージコストを最大40%節約
・アーカイブインスタントアクセス階層は、ストレージコストを最大68%節約
・まれにしかアクセスされなくなるオブジェクトのオプトイン非同期アーカイブ機能
・ディープアーカイブアクセス階層は、Glacier Deep Archeiveと同じパフォーマンスを発揮し、まれにしかアクセスされないオブジェクトを最大95%節約する
・特定の1年間において、複数のアベイラビリティーゾーンにわたるオブジェクトの99.999~%の耐久性と99.9%の可用性を実現するように設計
・Amazon S3サービスレベルアグリーメント(SLA)で可用性が保証されている
・わずかな月額料金でモニタリングと自動階層化が可能
・運用オーバーヘッド、ライフサイクル料金、取得料金、最小ストレージ期間なし
・128KBより小さなオブジェクトはS3 Interigent-Tieringに保存できるが、常に高頻度アクセス階層料金で課金され、モニタリング料金やオートメーション料金は発生しない
低頻度アクセス
Amazon S3 標準 - 低頻度アクセス(S3 Standard-IA)
S3 Standard-IAは、アクセス頻度は低いが必要に応じてすぐに取り出すことが必要なデータに適している。
特徴は以下の通り。
・S3 Standardと同じ低レイテンシーかつ高スループットなパフォーマンス
・複数のアベイラビリティゾーンにわたってオブジェクトに耐久性99.9999~%を達成するよう設計
・アベイラビリティゾーン全体に影響を及ぼすイベントに対する柔軟性
・アベイラビリティゾーンひとつが全部失われてもデータは回復性を維持
・1年で可用性が99.9%になるように設計
・Amazon S3サービスレベルアグリーメント(SLA)で可用性が保証されている
・転送中のデータのSSLと保管中のデータの暗号化をサポート
・他のS3ストレージクラスにオブジェクトを自動移行するためのライフサイクル管理
Amazon S3 Onezone - 低頻度アクセス(S3 Onezone-IA)
S3 Standard-IA同様、アクセス頻度は低いが必要に応じてすぐに取り出すことが必要なデータに適している。
ただしOnezoneは1つのAZにしかデータを保存しない(その分コストが20%削減される)。
ほかのS3ストレージクラスは3つのAZにデータを保存する。特徴は以下の通り。
・S3標準と同じ低レイテンシーかつ高スループットなパフォーマンス
・ひとつのアベイラビリティゾーンのオブジェクトで耐久性99.99~%が得られるように設計
→ただしこのAZが壊れるとデータは失われる
・1年で可用性が99.5%になるように設計
・Amazon S3サービスレベルアグリーメント(SLA)で可用性が保証されている
・転送中のデータのSSLと保管中のデータの暗号化をサポート
・他のS3ストレージクラスにオブジェクトを自動移行するためのライフサイクル管理
アーカイブ(Amazon S3 Glacier)
Amazon S3 Glacierはデータアーカイブ専用に設計されたストレージ。
さまざまなアクセスパターンやストレージ期間に最適化された3種類のアーカイブストレージクラスから選択できる。
Amazon S3 Glacier Instant Retrieval
Retrievalは検索・回収って意味!
アクセスされることがほとんどなく、ミリ秒単位の取り出しが必要な、長期間有効なデータ用に最低コストのストレージを提供するアーカイブストレージクラス。
S3 Glacier Instant Retrievalを使用すると、四半期に1度データにアクセスする場合、S3 Standard-IAストレージクラスを使用する場合と比較して、ストレージコストを最大68%節約できる。
また、S3 Glacier Instant RetrievalはS3 StandardおよびS3 Standard-IAと同じスループットとミリ秒でのアクセスによる、アーカイブストレージへの最速のアクセスを提供する。
医療画像・ニュースメディアセット・ユーザー生成コンテンツアーカイブなど、すぐにアクセスする必要のあるアーカイブデータに最適。
オブジェクトを直接アップロード(S3 PUT API)するか、S3ライフサイクルポリシーを使用したS3ストレージクラスからデータを転送できる。
Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval
1年に1〜2回アクセスされ、非同期で取り出されるアーカイブデータ向けに、S3 Glacier Instant Retrievalよりも最大10%低いコストのストレージを提供する。
バックアップや災害対策のユースケースなど、すぐにアクセスする必要はないものの、大量のデータを無料で取り出せる柔軟性が必要なアーカイブデータにとって、S3 Glacier Flexible Retrievalは理想的なストレージクラスである。
バックアップ・災害対策・オフサイトのデータストレージのニーズ、および一部のデータを数分で取り出す必要があり、コストの心配をしたくない場合に理想的なソリューション。
特徴は以下の通り。
・複数のAZにわたってオブジェクトに耐久性99.9999~%を達成するよう設計
・AZひとつが全部失われてもデータは回復性を維持
・転送中のデータのSSLと保管中のデータの暗号化をサポート
・コストを気にせずに、時に大量のデータを数分で取り出す必要があるバックアップと災害対策のユースケースに最適
・設定可能な取り出し時間(数分から数時間)、無償の一括取り出し
・S3 Glacier Flexible Retrievalに直接アップロードするS3 PUT APIと、オブジェクトを自動移行するためのS3ライフサイクル管理
Amazon S3 Glacier Deep Archive
S3 Glacier Deep Archiveは、Amazon S3の最も低コストなストレージクラスであり、1年のうち1回か2回しかアクセスされないようなデータを対象とした長期保存やデジタル保存をサポートする。
特に金融サービス・ヘルスケア・パブリックセクターなどの規制が厳しい業界のお客様を対象としており、コンプライアンス要件を満たすために7〜10年以上データセットを保管するように設計されている。
また、バックアップや災害対策のユースケースにも使用することができ、オンプレミスのライブラリやオフプレミスのサービスに関係なく、磁気テープの代替策として、費用効率が高く、管理が簡単である。
保存されているオブジェクトはすべて地理的に分散した3つ以上のAZにレプリケートおよび保存され、99.999~%以上の耐久性で保護されているだけでなく、12時間以内に復元できる。
特徴は以下の通り。
・複数のAZにわたってオブジェクトに耐久性99.999~%を達成するよう設計
・7〜10年間保持されるデータの長期保存用に設計された低コストのストレージクラス
・磁気テープライブラリの理想的な代替策
・取り出し時間は12時間以内
・S3 Glacier Deep Archiveに直接アップロードするS3 PUT APIと、オブジェクトを自動移行するためのS3ライフサイクル管理
S3 on Outposts
S3 on Outposts
outpostsは前哨って意味らしいがよくわからない。前に置く的な?
Amazon S3 on Outpostsにより、オンプレミスのAWS Outposts環境でのオブジェクトストレージが提供される。
特徴は以下の通り。
・S3 Object互換性、およびS3 SDKを介してのバケット管理
・Outpostsでの信頼性と冗長性のあるデータ保存に適した設計
・SSE-S3とSSE-Cを使用した暗号化
・IAMとS3 Access Pointsを使用した認証と認可
・AWS DataSyncを使用して、AWSの各リージョンへのデータ転送
・S3ライフサイクル終了アクション
おわりに
S3はStandardしか使ったことなかったので、知らないこと多いなあと。
設問ではもうちょっと突っ込んだこと聞かれると思うので、また追記します!
以上です。