背景
統合版マインクラフトのサーバソフトは以前まであったPocketMine-MP, Nukkit に加え,公式からBedrock Dedicated Serverというサーバソフトが満を持して登場しました。
この公式サーバソフトは前のプラグインを追加できる二つのサーバソフトとは異なりバニラでの運用がメインとなっていました。こちらは公式が出していることもあり,軽量でさらにMobのAIが標準でついているという利点がありましたが,プラグインで機能を追加するということができませんでした。
せっかくMobがうごくのにもう少し拡張性がほしいなー。
プロキシ上でプラグインが動作するようにしたらええんじゃね?
なんて考えていましたら,BDSXなるものがGithubで公開されているのを発見しました。
こちらはBDSをNodejsで拡張をしており、TypeScriptでプラグインを作成できるようです。
というわけでBDSXの構築方法とそのプラグインのつくり方を備忘録てきな感じで紹介したいと思います。
誤りがある場合はお知らせください。
サーバ構築
BDSXはWindows向けにつくられているようで,Windowsでは比較的簡単に使うことができます。
LinuxではWineというWindowsアプリケーションをLinuxで動かせるソフトを使用して構築できるようです。
Linuxでの構築
まずはLinuxの方のみが行うことです。
私は Ubuntu Linux 20.04 LTS にて構築を行いました。
Linuxで行う際はGUI環境が必要なようです。
1. Wineのインストール
以下を参考に行います。
2. NodeJs, npmのインストール
sudo apt update
sudo apt install nodejs npm
3. gitのインストール
sudo apt install git
4. BDSXのダウンロード
git clone https://github.com/bdsx/bdsx.git
5. BDSXインストール
cd bdsx
./bdsx.sh
プライバシーポリシーに同意するとBDSがダウンロードされます。
Wineの初回起動時にGeckoとMonoのインストール画面が立ち上がります。
BDSのダウンロードが終了するとサーバが起動します。
6. サーバを止める
stop
で止まります
Windowsでの構築
お次はWindowsでの構築です。
1. NodeJS, npmをインストールする
以下を参考にインストールを行ってください。
2. BDSXをダウンロードする
こちらからzipダウンロードができます。
(もちろんlinux時同様gitを使用してもできます)
zipを解凍しフォルダに移動
3. BDSXインストール
./bdsx.bat
Linuxと同様です。
LinuxとWindows共通設定
bdsx.bat , bdsx.sh
と同階層にあるindex.tsを編集します。
ここではサンプル機能が呼び出されていますので
//import './example_and_test';
のようにコメントアウトしておきましょう.
これでサーバ構築編の終了です。
お疲れ様でした
プラグイン作成編を絶賛カキカキ中です。