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AWSの主要ストレージサービス4選

Last updated at Posted at 2023-11-17

AWSの主要ストレージサービス4選

Amazon Web Services(AWS)は、データストレージのニーズに応じて多様なサービスを提供しています。これらのサービスは、異なる特徴を持ち、様々なユースケースに適しています。ここでは、AWSの主要ストレージサービスであるインスタンスストアボリューム、EBS、S3、およびFESについて、それぞれの特徴とユースケースを解説します。さらに、オブジェクトストレージとブロックストレージの違いについても紹介します。

インスタンスストアボリューム

高速な一時的データストレージ

インスタンスストアボリュームは、EC2インスタンスに物理的に接続された一時的なストレージです。

特徴

  • 高速アクセス: ホストコンピュータに直接接続されているため、非常に高速なデータアクセスが可能です。
  • 一時的: インスタンスの停止や終了時にデータが失われます。
  • 大量データ処理: 一時的な作業データやキャッシュに最適です。

ユースケース

  • データベースの高速キャッシュや一時的なビッグデータの処理など、高いI/Oパフォーマンスが必要な場合に適しています。

EBS (Elastic Block Store)

柔軟なブロックストレージ

EBSは、EC2インスタンスに接続される持続的なブロックストレージサービスです。 手動スケーリング。アタッチするEC2と同じAZに存在するため別AZのEC2からは書き込みや読み込みが不可。

特徴

  • 持続性: インスタンスの停止や終了後もデータが保持されます。
  • スナップショット機能: データのバックアップと復元が簡単に行えます。
  • サイズとパフォーマンスの調整可能: 需要に応じてストレージのサイズやIOPSを調整できます。

ユースケース

  • 小さな編集が大量に行われる場合は EBS (Elastic Block Storage) を使用するのが最適なユースケースです。

S3 (Simple Storage Service)

柔軟かつスケーラブルなオブジェクトストレージ

S3は、インターネット経由で利用できるオブジェクトベースのストレージサービスです。各オブジェクトにURLが付与されています。アクセス権の付与、マルチAZ、イレブンナインなどの特徴を持つサーバーレスサービスです。

特徴

  • 高いスケーラビリティ: どんなサイズのデータでも保存でき、容量制限がありません。
  • セキュリティと耐久性: データは複数の物理的な施設に分散して保存されます。
  • アクセス管理: 詳細なアクセスコントロールと監視機能を提供します。

ユースケース

  • ウェブサイトのコンテンツ、バックアップ、アーカイブ、ビッグデータのストレージなど、幅広い用途に適しています。

FES (File Elastic Storage)

クラウドベースのファイルストレージ

AWSのFESは、スケーラブルなファイルストレージサービスです。自動スケーリング。ダイレクトコネクトを用いてオンプレとの接続可能。

特徴

  • 共有アクセス:

複数のEC2インスタンスからの同時アクセスに対応しています。

  • 簡単な拡張性: 使用量に応じて自動的にスケールします。
  • NFSとの互換性: 既存のNFSベースのアプリケーションと互換性があります。

ユースケース

  • 共有ファイルシステムが必要なアプリケーション、例えばファイルサーバー、コンテンツ管理システムに適しています。

オブジェクトストレージとブロックストレージの違い

異なるデータ管理方法

オブジェクトストレージ(例:S3)とブロックストレージ(例:EBS)は、データを管理する方法が異なります。

  • オブジェクトストレージ: オブジェクトストレージではすべてのファイルが完全な個別のオブジェクトとして扱われます。これはドキュメント、画像、動画などオブジェクト全体がアップロードおよび消費されるファイルに最適です。しかしオブジェクトに変更が加えられるたびにファイル全体を再アップロードする必要があります。
  • ブロックストレージ: ブロックストレージは、これらのファイルを小さなコンポーネントパーツやブロックに分割します。フィルムの 1 つのシーンに編集を行い変更を保存する場合、エンジンは変更される断片が存在するブロックのみを更新します。

まとめ

AWSは、インスタンスストアボリューム、EBS、S3、FESといった多様なストレージオプションを提供しており、それぞれに独自の特徴とユースケースがあります。オブジェクトストレージとブロックストレージは、それぞれ異なるデータ保存のニーズに対応しており、適切なストレージタイプの選択が、アプリケーションのパフォーマンスとコスト効率に大きく影響します。AWSのストレージサービスを理解し、適切に活用することで、ビジネスの要件に合わせた効率的なデータ管理が可能になります。

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