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ubuntu22.04からubuntu24.04へのアップグレード方法

Last updated at Posted at 2024-06-07

ubuntu22.04からubuntu24.04へのアップグレード方法

はじめに

Qiita初投稿なので、ミス等があれば申し訳ございません。

2024/6/7現在22.04から24.04への公式の自動アップグレードは対応していません。

24.04への公式の自動アップデートは2024/8/15に予定されています。
24.04はまだリリースされて日が浅く、バグも多いのでメインの環境で使っている人は、8/15まで待つこともおすすめします。

この記事はubuntu22.04から24.04への直接のアップグレードではなく、一度23.10を経由しています。

1. バックアップを取る

大型のアップグレードになるので必ずバックアップを取るようにしましょう。
アップグレード中に予期せぬエラーでデータが破損してしまう場合もあるので
バックアップツールを使用するか、外付けドライブやクラウドにあげておきましょう。

補足

予備のポートを開けておく

sshでリモート通信しながらアップグレードしている人はシステムアップデート中だけ1022番を開けておくことをおすすめします
sshに使われる22番ポートが使えなくなる可能性もあるので
reboot
1022番ポートを開く

$ sudo ufw allow 1022/tcp

ルールの適用

$ sudo ufw reload

適用の確認

$ sudo ufw status
22                         ALLOW       Anywhere
1022/tcp                   ALLOW       Anywhere
22 (v6)                    ALLOW       Anywhere (v6) 
1022/tcp (v6)              ALLOW       Anywhere (v6)

3.パッケージのアップデート

予めパッケージのアップデートしておくと互換性をもたせられるのでやっておきます。

$ sudo apt update -y
$ sudo apt upgrade -y

カーネルも最新版にしておきたいので一度再起動をかけます。

$ reboot

4.ubuntu23.10へアップグレード

アップデートにはdo-release-upgradeツールを使用します。
基本的にはプリインストールされていますがもし入っていなかった場合以下のコマンドで
インストールしてください

$ sudo apt install ubuntu-release-upgrader-core

インストールできたら、実際にアップグレードしていきます。
しかし、この状態でアップグレードしようとしても

$ sudo do-release-upgrade
Checking for a new Ubuntu release
There is no development version of an LTS available.
To upgrade to the latest non-LTS development release 
set Prompt=normal in /etc/update-manager/release-upgrades.

このように「利用可能なLTSの開発バージョンはありません」とエラーを吐きます。
なので、一度23.10を経由します。
適当なテキストエディタで以下の設定を変更してください

$ sudo vim /etc/update-manager/release-upgrades
# /etc/update-manager/release-upgrades
Prompt=normal

ここまで出来たらアップグレードしていきましょう
結構かかるので時間があるときに行いましょう

$ sudo do-release-upgrade

時々、アップグレードするかどうか聞かれるものもあります(vim等)
アップグレードすると、設定が消えてしまうこともあるので嫌であれば拒否してください。

アップグレードが終わったら一度再起動をかけてください

$ reboot

5.ubuntu24.04へアップグレード

23.10にアップデートしたのでaptもアップデートしておきます。
ここらへんは先程の手順と同じです

$ sudo apt update -y
$ sudo apt upgrade -y
$ reboot

再起動から戻ったらまた設定ファイルに入って変更します。

$ sudo vim /etc/update-manager/release-upgrades
# /etc/update-manager/release-upgrades
Prompt=lts

そしたら24.04にアップグレードしていきます。
またしばらくかかるので時間のあるときに行いましょう。

$ sudo do-release-upgrade -d

先ほどと同様にアップグレードが終わったら一度再起動をかけてください

$ reboot

これでubuntu24.04のインストールが完了しました。
お疲れ様でした。

おまけ.24.04に上げるべきか

結論から言うと、まだ24.04にアップグレードするのはおすすめしないです。
冒頭でも書きましたが、まだまだバグがあるので本番環境をアップグレードするのはやめといたほうがいいです。

ただ22.04からのアップデートではなく24.04のクリーンインストールだとバグも少なく動くらしい?ので、どうしても入れたいならおとなしく全消ししてインストールし直すことをおすすめします。

(私はメイン機をアップグレードしてしまったので一度ダウングレード、もしくはクリーンインストールを検討しています;;)

おまけ2.自分に起きたバグ

起動してすぐ、新機能であるタイル機能を試してみましたが挙動が不安定です。

また、chromeなどを全画面にすると右上のクローズボタンや最小化のボタンが押せなくなってしまいました。
chrome再インストールでもなおらず...
firefoxだと普通に押せるので一旦ブラウザを変更してます。

一応応急処置として、Display設定から解像度を1920×1080から1600×1050に変更して、Scaleを125%にすれば押せるようになりました。

2024/6/10追記:原因はリモートデスクトップに使用しているanydeskがubuntu24.04に対応していないことが問題でした。anydeskをアンインストールすると正常に動きました。

終わりに

Qiitaを初めて書いたので、なにかアドバイス等あればコメントで教えてくださると幸いです。

参考記事

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