「今日は何の日API」ただいまv2が公開中です。

Twitterでデモ用のbotアカウントも作っていて、毎日つぶやいています。

新しい使い方も模索&実験中ですが、いまいちぱっとしません。Twitterで他のアカウントを見ていると、イラストや写真などと一緒に「今日は何の日」を投稿していて、とても楽しそうです。私に絵心でもあれば…。
と、ここで目に止まったのが、話題のお絵描きAI「Stable Diffusion」。

こいつに描いてもらえばいいのです。

「今日は何の日API」から「○○の日」を取得
「○○の日」をお題にAIが画像生成
Twitterに投稿

この辺を1日1回まとめて実行する方法を探してみたのですが、すぐ頓挫しました。2022年10月現在、Google Colaboratoryも含めて、無料でGPU環境をスケジュール実行するサービスはありません。
そこで方針を変えました。

一年分の記念日画像をあらかじめAIに描いてもらう
画像をAPIのURLに組み込んで呼び出す

これなら何とかできそうです。

お絵描きAIに一年分の記念日画像を描かせる

さっそくStable Diffusionの使用環境を整えます。こちらの記事を参考にさせていただきました。

Hugging Faceアカウント登録
Hugging Faceでの利用規約同意
Hugging Faceを利用するトークン取得

そして機械学習ライブラリdiffusersをインストールします。

!pip install diffusers==0.2.4 transformers scipy ftfy

そして閏日も含めた366日分の記念日をリストでえんえん読み込ませました。「今日は何の日API(記念日API)」で"anniv1"のレスポンスに当たる部分です。¹

最後に366日分のpng画像を、サーバにアップします。

アップした画像を呼び出す

画像URL


https://wazka.jp/v2/anniv1_img/

こちらにmmdd形式のファイル名でpng画像を格納しました
例えば2月14日「バレンタインデー」の画像なら0214.pngですから、

こちらに格納されています。
Twitterで「今日は何の日」をAPIとともに画像付き投稿する場合は以下のようになります。


import json
import datetime
import tweepy
import requests
from io import BytesIO


def get_api():
    consumer_key = "xxxコンシューマーキーxxx"
    consumer_secret = "xxxコンシューマーシークレットxxx"
    access_token = "xxxアクセストークンxxx"
    access_token_secret = "xxxアクセスシークレットxxx"

    auth = tweepy.OAuthHandler(consumer_key, consumer_secret)
    auth.set_access_token(access_token, access_token_secret)
    api = tweepy.API(auth, wait_on_rate_limit = True)
    
    return api


def anniv(api):

    today = datetime.date.today()
    mmdd = today.strftime('%m%d')
    mmdd_h = today.strftime('%m月%d日')

    url = "https://wazka.jp/v2/anniv/" + mmdd
    r = requests.get(url).json()

    #ツイート本文作成
    contents = ["【AIが描く今日の一枚】"]
    contents.append(mmdd_h)
    contents.append(r['_items'][0]["anniv1"])
    contents.append("")
    contents.append("#stablediffusion #今日は何の日")
    tweet = '\n'.join(contents)
    
    #アップロード画像を取得してUP
    fname = mmdd + ".png"
    imgurl = "https://wazka.jp/v2/anniv1_img/" + fname
    img = requests.get(imgurl).content
    result_img = api.media_upload(filename=fname, file=BytesIO(img))

    #画像付きツイート
    api.update_status(status=tweet, media_ids=[result_img.media_id])


if __name__ == '__main__':
    api = get_api()
    anniv(api)

実行結果がこちら。

この日はわりとお題に忠実な画像が生成されましたが、日によって「ギリギリセーフ」「ギリギリアウト」「何を表現したいのかわかるけどアウト」「明らかにアウト」などの判定が楽しいです。あまりにも意味不明な画像は、差し替えたりもしてますが…。
これからも、面白い…もとい役立つ機能や活用法を考えていこうと思います。

記念日APIは"anniv1"〜"anniv5"まで、1日最大5つの記念日をレスポンスします。でも記念日がない場合は""空文字を返します。ただし、"anniv1"には、何かしら必ず記念日を入れるようにしています。 ↩