まずは基礎．
固定相場から，変動相場．
船便に対する保険や売上のための証券，先物，コールオプション・・・・
日露戦争のために資金面から戦った高橋是清のお話．
戦端を開いた当初は，ロシア国債の金利が低くく，日本の国債の金利が高かった．
それが戦況に応じて変化し，戦後を見据えた欧米の資本家や政治家の意図が・・・・・・・・．
かのニュートンも財産を溶かした南海株式会社バブル，チューリップバブル・・・世界史に残るバブル事件の本．
台湾銀行の破綻，鈴木商店の乱脈経営に始まる日本の金融恐慌についての本．
人類はいつ学ぶんですかね・・・・．
ソロモンブラザーズの内幕を描く．新しい証券・債券の開発とか，中身をわかってない人間が金融で巨額の利益得ていることがわかる．
リーマンショックでサブプライムが破綻する方に新しく金融商品をつくってでも賭けた金融マンたちの実話．
サブプライムの仕組み，ローンが破綻する方にかけるための金融商品の内幕などがわかる．
アイスランド，ギリシャ，アイルランド・・・リーマンショックの後に金融破綻する欧州の国々．破綻の理由は，リーマンショックの余波などではなく，その国自身にあった・・・・．もはや，めちゃくちゃな世界に笑うしかない本．
「買えるはずの株が買えない」ある銀行マンが気付いたダークプールと呼ばれる仕組みと，そこにむらがる高速取引業者．この本を読んだくらいでは到底理解できない新しい取引の仕組みで投資家を捕食する新たな証券業界の現実．
経済ではなく，人類の歴史を帳簿・会計の観点から読み解く一冊．
めちゃめちゃおもしろい．