※用語はなるべく、Oracle® Databaseリファレンス 12c リリース1 (12.1) より抜粋しております。
###■公式チェックリストより出題範囲
データベースのメンテナンスの実行
・サーバーが生成したアラートを使用する
■試験内容 チェックリストから除外されたトピック
-自動ワークロード・リポジトリ(AWR)を管理する
-自動データベース診断モニタ(ADDM)を使用する
-アドバイザ・フレームワークについて説明し使用する
-アラートしきい値を設定する
-自動化タスクを使用する
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###要点
全体的に削除されたトピックが多い。
覚えることは非常に少ないのでさらっと流してもいい。
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###サーバー生成アラート
Oracleは、さまざまな問題をアラートとして出力します。
さまざまな統計情報をメトリックとして分析した結果を表示しますが、メトリックにはしきい値を設定できます。このしきい値を超えたときに生成されるアラートをサーバーアラート生成と呼ばれます。
※注意※サーバー生成アラートには、しきい値をベースにしたものだけでなく、イベント駆動型(ORA-01555:スナップショットが古すぎます など)のものもあります。
■メトリックのしきい値設定
警告:注意をうながす段階。基本的に解決しなくても操作は継続可能
クリティカル:これ以上は問題あり。即時に問題を解決したほうがよい
■アラートへの対応
アラートはEnterprise Managerに表示されるだけでなく、Eメールによる通知も可能です。
●しきい値アラート
-ステートフルアラートとも呼ばれ、データベースメトリックに警告およびクリティカルのしきい値を設定し、その値に達するとアラートを通知するものです。
生成されるとDBA_OUTSTANDING_ALERTSビューに記録され、必要な処置をおこなったあとその**アラートを消去することで、問題は解決したとみなされ、**DBA_ALET_HISTROYビューに記録されます。
●非しきい値アラート
-ステートレスアラートとも呼ばれ、データベースイベントに対応してアラートを通知します。
「スナップショットが古すぎます」
「リカバリ領域の空きが低下しています」
「再生可能なセッションが一時停止しています」
のようなエラーなど、特定のイベントに対応しているものです。
非しきい値のアラートはDBA_OUTSUTANGING_ALERTSビューには記録される、問題の原因が解消されると自動的に消去され直接DBA_ALERT_HISTORYビューに記録されます
※違いをしっかりと把握しよう。