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iCloud+でカスタムメールドメインを追加(Amazon Route 53)

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iOS15のリリースに合わせてiCloudがiCloud+にアップグレードしました。

その中で「カスタムメールドメイン」という機能が気になったので設定してみました。
最大で5ドメインの3アドレス、計15アドレスが設定可能になります。

無料プラン(5GBストレージ)のiCloudサービスはiCloudのままなので注意してください。

iCloud側の設定

まずは、iCloudにログインして「アカウント設定 > カスタムメールドメイン > 管理」に遷移します。
image.png
ポップアップでカスタムメールドメイン画面が開くので、「カスタムメールドメインを追加 > 所有ドメインを追加」を選択します。
image.png
次に、追加するドメインの使用者を選択します。(あなただけ を選択)
image.png
追加するドメインを入力し、「続ける」
image.png
入力したドメインの情報が表示されます。
手順2で既存のメールアドレスを追加しますが、(私の場合)追加はありませんでしたので「スキップ」を選択しました。
image.png
手順3のドメインレジストラの設定を更新するで「表示」を選択します。
image.png
表示された内容でドメインのレコードを修正します。
image.png

詳細(iCloudのヘルプの内容)

MX:
ホスト:[example.com].
参照先:mx01.mail.icloud.com.
優先度:10
TTL:3600
ホスト:[example.com].
参照先:mx02.mail.icloud.com.
優先度:10
TTL:3600

TXT:
ホスト:[example.com].
参照先:”v=spf1 redirect=icloud.com”
TTL:3600
ホスト:[example.com].
参照先:[設定中に提示されたパーソナル TXT レコード]
TTL:3600

CNAME:
ホスト:sig1._domainkey
参照先:sig1.dkim.[example.com].at.icloudmailadmin.com.
TTL:3600

ドメインレジストラ(Route53)側の設定

AWSにログインし、「Route 53 > ホストゾーン > ドメイン名」に遷移します。
以下のように入力し、レコードを作成します。

Lightsailにドメインを移管して使用している場合は、「Amazon Lightsail > ネットワーキング > DNSゾーン」で設定が必要です。

MXレコード

値にmx01とmx02を入れてください。

image.png

TXTレコード

画面上では”v=spf1 redirect=icloud.com”はTXTレコードとありますが、SPFレコードに設定する必要があります。

image.png

SPFレコード

”v=spf1 redirect=icloud.com”を設定します。

image.png

CNAMEレコード

レコード名は”sig1._domainkey”を設定してください。

image.png

設定の確認

iCloud側に戻り、手順4の「セットアップを完了」から確認を実施します。
image.png
image.png
以下の表示が出れば完了です。
image.png

失敗の場合

失敗の場合は以下の表示が出ますので、設定を見直してください。

image.png

メールアドレスの追加

完了後の遷移画面の「メールアドレス追加」から追加する事ができます。

追加後すると、自動でFaceTime、iMessage、メールに紐づけられます。

image.png

最後に

今回のiCloud+のアップグレードで独自ドメインのメール運用が比較的安価(130円~)で行えるようになります。
iCloud+を使ってるよって方は是非、試してみてください。

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