起こったこと
特にArduino IDEに限った話ではなく、Javaで作成されたGUIツールを利用する際に度々遭遇する問題で、日本語のフォントが参照できないためにツールのメニュー表示などが□(いわゆる豆腐)で表示されてしまう問題がある。今回も新しい自分のUbuntuの環境でArduino IDEを立ち上げたら、豆腐状態になったので、対処法をメモしておく。
ちなみに手元環境は以下の通り。
- OS: Ubuntu14.01
- JDK: 1.6
- Arduino IDE: 1.6.1
対処
おそらく対処はいくつかあるはずだが、手っ取り早くJavaがフォントを取得できる場所に日本語フォントのフォントファイルのリンクを置くという手段で行った。
今回の環境のJDKは、aptでインストールしたOpenJDKではなく、Oracle Javaなので、任意の場所に配置されたJDK下のjre/lib/fontsにフォントファイルのリンクを作る。その際に一応Javaのフォントファイルの参照順位的に一番最後になるようにfallbackディレクトリを作成し、その下にリンクを作成する。例はRictyを使用可能にしている。
実行コマンド
$ mkdir /bar/foo/jdk1.6.0/jre/lib/fonts/fallback
$ ln -s ~/.fonts/Ricty* ./
確認
Arduino IDEを起動してみてメニュー表示が豆腐になっていなければ成功。メニューではなく、エディタで利用するフォントについてはpreferences.txt内の記述を変更する。