これは何?
Microsoft Edge v124 に更新後、下記画像のように "XXX を安全にダウンロードすることはできません" と表示され、
Office 系のファイル等にてダウンロードに失敗する事象の理由と解決策です。
なお、先立ちますがこの動作は Chromium の仕様変更による想定の挙動です。
2024/05/01 追記
リリースノートに下記が追記されました。
元の動作に一時的に戻っていますが、v127 で再度警告表示されるようになります。
今のうちから対処 (https 化) することをお勧めします。
2024/06/04 追記
5/9 付で再警告表示への切り戻しが v127 → 未定となりました。
理由
Chromiumの "HTTPS by default"イニシアチブの一環として v124 から "Insecure Download Warnings" 機能が有効になったことが起因です。
HTTP での一部ファイル ダウンロードにて制限が発生するというものです。
解決策
クライアント (ブラウザ) サイドでの対応は下記ポリシーを利用することが唯一の回避策となります。
・指定されたサイトのセキュリティで保護されていないコンテンツを許可する (InsecureContentAllowedForUrls)
Edge のポリシーテンプレートはこちらからご利用ください。
ポリシーのレジストリ適用サンプル
ポリシードキュメントをお読みいただくのが一番ですが、一応。
HKLM / HKCU どちらでも OK です。
SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge\InsecureContentAllowedForUrls\1 = "[*.]example.com"
ポリシー補足
このポリシー自体の説明文には特に記載はありませんが、末尾の "参考" にも本ポリシーの記載が言及されています。
本質的には
基本的にはファイルの取得元プロトコルを https 化することが推奨される対応事項となります。
補足
どうにも "拡張子のみを見ている" ようで、同バイナリでもファイル名を変えるだけでダウンロードが可能なようです。