いよいよRaspberry Pi Zero Wが日本で購入できるようになりました。この記事を記載している時点で、スイッチサイエンスで1,296円(送料別)。Raspberry Pi 3に比べてかなり安い上に、Wifi内蔵。これは早速購入して、何かつくるしかない。。。
ということで、Raspberry Pi Zero Wを使ったロボットーカーを作成したいと思います。目指すは、制作費5,000円以内!
(実際には、Raspberry Pi Zero Wが在庫切れになったので、入荷待ちの間に、できるところからすすめていきます)
ロボットカー
今までも、スマホでコントロールもしくは、プログラミング可能なものはいくつかありました。全体的に1万以上と高いです。
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Romo
- Romo本体はキャタピラ等のアクチュエータ部分のみで、処理・命令はiPhoneで行います。
- iOS9以降のサポートが不可となり、販売終了となりました。
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mBot
- Arduino互換ボードを使っており、ScratchベースのmBlockでプログラミングが可能です。
- 「子供のプログラミング教材」にしては、約14,000円とやや高めのため、家庭内稟議の理由が難しいところ。
ロボットカーのベースの参考
下記の「ロボットカー シャーシキット」の2,189円を目指す事とします。
- ロボットカー シャーシキット 2,189円
- タミヤ カムプログラムロボット工作セット 3,456円 2017/8販売予定
- ROS対応のHW 全体的に高額
材料集め
下記の通り「今回購入したもの」が合計金額2010円(税込)となりました。上述の2189円を下回ったのでよしとします。(2017/9/5追記:タイヤをナロータイヤセットから、アモーター用 大タイヤに変更しました。安価な上に、ギヤモータにしっかり接続できます)
また、モータの配線用のジャンパーケーブルや、はんだごて等の道具等は購入済のものを使用するので、今回の費用には含まない事とします。
今回購入したもの
- ユニバーサルプレートL(210×160mm) 712円x1個
- プラスチックギヤードモーター(HP-08-13047-8) 220円x2個
ナロータイヤセット(58mm径) 518円x1個- ギアモーター用 大タイヤ 100円x2個 + 送料200円
- ボールキャスター(2セット入) 388円x1個
- 電池ボックス 単3x4本 リード線 70円x1個 # 今回使用しませんが、費用比較のため記載します
購入済のもの
- ブレッドボード・ジャンパーコード(オス-オス)セット 220円x1個
- 熱収縮チューブ(スミチューブC 黒) Φ1.5×0.2×1m 40円x1個
- はんだごて、はんだ
- ニッパー
- ノコギリ
- ヤスリ
- 瞬間接着剤
- 両面テープ
- ネジ(直径2mm x 長さ10mm) x 2個
組み立て
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ユニバーサルプレートLを半分で切断
- 横の目を奇数にしたいので、端の1列も切断します。ニッパーでは難しかったので、ノコギリを使いました。切断面をヤスリで整えます。
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モータにジャンバーコードをはんだづけ付け
- オスオスのジャンパーケーブルを片方を切断し、皮を向いてモータにはんだづけします。このままだと、はんだづけ部分ですぐにケーブルが切れてしまうので、熱収縮チューブを上から被せて、ドライヤーで熱をあてます。
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タイヤをモータに固定
- タイヤをモーター側の軸に接続します。ちょうどはまりやすい形になっています。
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モータをユニバーサルプレートに固定
- ユニバーサルプレートとモータを両面テープで接着。ユニバーサルプレート付属のパーツとモータを接着剤でつけて、ネジで固定。左右に固定します。
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ボールキャスターをユニバーサルプレートの前輪部分に固定
- 前輪部分にボールキャスターをネジで固定します。
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ベース完成
- ひっくり返して完成です。
次回
- 作成したベースの上に、Raspberry Pi3(Raspberry Pi Zero Wがまだ届かないので)と、ブレッドボード、モータードライバ、電池ボックス等をのせて配線していきます。
備考
- 後になって気づいたのですが、ちっちゃいものくらぶでは、Arduino互換ボードをつかった、ちびか~を頒布しています。このArduino互換ボードをRaspberry Pi Zero Wに置き換えることもできそうです。