2023年になりました。
今年も様々な論文が発表されると思いますが、世界中の方がお世話になっているarXivは、Wikipediaによると1991年8月にローンチされたそうです。
arXivに投稿される論文は「Subjects」を割り振りますが、量子コンピュータ界隈の方は主に「quant-ph」が含まれる論文をチェックしているのではないかと思います。
「quant-ph」の論文は年々増加しているように感じますが、実際に集計して可視化したものが次のグラフになります。
横軸が年で、縦軸がその年の「quant-ph」の論文数です。初期の頃を除き、単調増加しています。
arXivはAPIでアクセスできるので、こういう集計がしやすくていいですね。私はPythonのarxivというライブラリを使って情報を取得しました。
ちなみに、「quant-ph」として投稿された最初の論文は1992年10月7日にsubmitされた"The Spacetime Approach to Quantum Mechanics"という論文です。2022年は最初に「quant-ph」の論文がarXivに投稿されてから20周年だったんですね。
2021年、2022年は投稿件数が1万件を越えました。平日にarXivが更新されることを踏まえると、40件/日くらい投稿があるんですね。
2023年も多くの論文が投稿されると思うので、楽しみですね!