株式会社ソナー、エンジニアリングマネージャの佐藤です。
マネージャとしての役割を担う中で考えるようになったことについて、今回は綴らせていただきました。
新しい役割を任されてからの試行錯誤と、考え続ける中で出会った言葉の話です。
仕事をエンジョイしているか?
「世界一流エンジニアの思考法」の中に、マネージャがエンジニアに向けて投げかける言葉があります。
“仕事をエンジョイしているか?”
これを読んだとき、妙に覚えてしまう言葉だなと思いました。
エンジニアの仕事は泥臭い部分もあるし、毎日スムーズにいくとは限りません。
それでも「楽しめているか?」という視点はすごく大事だと感じています。
役割が変わって気づいたこと
およそ1年前、新人育成を任されました。
プレイヤーを続けつつ、マネージャとしての役割も始まったタイミングです。
- どう育てる?
- どう接する?
- 正解あるの?
そんな迷いが出てきて、いろんな本を読んでいた時に上の言葉に出会いました。
思い返すと、自分が成長できたタイミングって「面白い」と思えていたときだったなと。
過去の経験から思うこと
昔の自分はこんな風に指示されていたことがあります。
- 「これやるな」
- 「あれは禁止」
- 「何かする前に報告」
管理として必要な面もありますが、そのせいで萎縮してしまうと挑戦できません。
結果、学びと経験のチャンスを失うことになるのは本当に勿体ないと思っています。
だから、自分が接するメンバーには同じ感覚を味わってほしくない、という気持ちが強めです。
サーヴァントリーダーシップという考え方
組織のマネジメントを調べているとよく出てくるのがこの2つ。
- コマンド&コントロール
- サーヴァントリーダーシップ
前者は「管理」、後者は「支援や伴走」。
全部放任するのではなく、チャレンジできる環境を整えつつ、必要なときに支えるスタンスです。
こちらを取り入れながら、試行錯誤しています。
これから目指す方向
今後は、
サーヴァントリーダーシップを取り入れつつ、自走型の組織へ。
これはすぐには形にならないと思います。
ただ、相談できて、試せて、失敗しても大丈夫な状態を作れたら、自然と自走する人は増えるはずです。
そして、折を見てメンバーへ聞きたいと思っています。
「仕事、楽しめてる?」
おわりに
まだ組織づくりの途中ですが、同じように悩みながらチームを育てている方の参考になれば幸いです。