AWSを利用してアプリケーションを構築する際、キャッシュはパフォーマンス向上に欠かせない要素です。Amazon ElastiCacheは、MemcachedとRedisという2つのキャッシュエンジンを提供してます。ElastiCacheでMemcachedとRedisの違いや選び方についてまとめました。
ElastiCacheとは？
mazon ElastiCacheは、AWSが提供するフルマネージドなキャッシュサービスです。
キャッシュとは、データの一時的な保存場所で、アプリケーションのレスポンス速度を向上させるために使用されます。
ElastiCacheを使うことで、手間をかけずに高速なキャッシュ環境を構築・管理できます。
Memcachedの特徴
Memcachedは、シンプルで高速なキャッシュエンジンです。以下のような特徴があります。
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シンンプルな構造
キーと値のペアをメモリ上に保存します。非常に高速で、大量のリクエストをさばくことができます。 -
水平スケーリングが容易
ノード（サーバー）を追加することで、キャッシュ容量を簡単に拡張できます。 -
軽量
オーバーヘッドが少なく、リソースを効率的に利用できます。 -
用途
ウェブサイトのセッションストア、一時的なデータのキャッシュ -
注意点(資格試験でよく出る)
Memcached クラスターをスケールアップ/ダウンするときは、新しいクラスターを作成する必要があります。
Redisの特徴
Redisは、より多機能なキャッシュエンジンです。以下の特徴があります。
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豊富なデータ構造:
文字列、リスト、セット、ハッシュ、ソート済みセットなど、多様なデータ型をサポートします。 -
永続化機能
メモリ内のデータをディスクに保存でき、再起動後もデータを保持します。 -
高可用性
レプリケーションや自動フェイルオーバー機能があり、信頼性が高いです。 -
高度な機能
トランザクション,Pub/Sub（メッセージング）,Luaスクリプト -
用途
リアルタイムのデータ分析,メッセージキュー,キャッシュとデータストアの両方として利用 -
注意点(資格試験でよく出る)
ElastiCacheクラスタのインスタンスタイプを変更できます。
まとめ
- Memcachedは、シンプルで高速なキャッシュが必要な場合に最適です。
- Redisは、豊富な機能とデータ構造を活用したい場合や、データの永続化が必要な場合に適しています。