背景
GA4のMCPが作られていると知った。
MCPについても理解するためにもなじみの深いGA4にて活用してみた。
※MCPについては、MCPについて説明している記事が沢山あるのでそちらを参照いただきたい
GA4のMCPでは何が出来る?
GA4のデータに自然言語でアクセスすることが出来る。
Google Analytics Data APIで出来ることはほぼ出来ると考えてよい
他のMCPと組み合わせればGA4データをcsvで出力してローカルファイルに保存するなど可能性は無限
手順
- こちらのサイトの手法に則ればできる
ダウンロード(ブラウザなど)
- git
- node.js
- Claude desktop
powershellやターミナル
- 依存関係などを コマンドでインストール
- ビルド
- 環境変数の設定
- サーバの起動
GCP console
- GCPにてAPI有効化
- サービスアカウント作成
- 鍵となるjsonファイルダウンロード
GA4
- プロパティの権限をサービスアカウントに付与
- プロパティIDを確認
エディタ
- Claude desktopのconfigファイルを指示通りに編集する
時間としては15~30分くらいで行える。
使用例
QiitaをGA4につなぎ、ページタイトルごとのページビューをランキング化してもらった
ページタイトルごとの直近1週間のpage_view数ランキングを表形式で出力して。
どのような特徴がみられるかも考察して
PVランキング作るという簡単なことでも探索レポートにおいては少し手間がかかっていた。
自然言語で簡単に質問できるのはとても便利そう。
また、結果を好きな形に簡単に整形出来るのも良いと感じた
今後の構想やメモ
現状はAPIの中でも特定のものしかMCPサーバとしては作成されていない。
しかし、APIがあるものは技術的にはMCPとして実装が可能だと思う。
今後のGA4のMCPに全てのAPIの機能が搭載されることを期待したい
- 各種設定を尋ねることが出来れば便利そう
- Googleシグナルはオンになっていますか?
- カスタムディメンション一覧を出力して表形式にしてください
- カスタムディメンションなどの設定にアクセスするAPI自体はあるのでMCPが開発されればできそう
- 自然言語でカスタムディメンションにアクセスする際に、カスタムディメンションに説明が付与されていたらアクセスされやすそう
- 今後GA4の設定の際にLLMのための説明を自然言語で追加することが必須になるかも
- GA4データを他のサービスと連携し,書き込みながら分析すると便利そう
- 社内ドキュメントのサービスと連携し、自然言語にてGA4データを分析した結果を社内ドキュメントに書き込む運用ができそう
- サービスアカウントではなく、oauth認証をすることを試みたが断念した
- GCPの認証について正しい知識を付けたい
- 社内にこのMCPにてGA4を分析する環境を作れれば非分析者でも手軽にデータにアクセスできるようになりそう
- しかし、まだまだセキュリティ上の懸念があるため導入は難しそう