はじめに
Auth0のUniversal Loginを呼び出す際にlogin_hint
パラメーターを設定し、ログインIDを初期表示するようにしてみました。
login_hint
Auth0のUniversal Loginを利用している場合、/authorize
エンドポイントにアクセスするときにURLのクエリパラメーターにlogin_hint
を利用すると、設定した値がそのままログインIDのフォームに表示されます。
Universal LoginはClassicとNewの2種類がありますが、login_hint
はどちらでも利用可能なようです。
Universal Loginの表示
/authorize
にアクセスするときは以下のようなパラメーターを使用すると思います。
(Auth0のAPI仕様から転載)
GET https://YOUR_DOMAIN/authorize?
audience=API_IDENTIFIER&
scope=SCOPE&
response_type=code&
client_id=YOUR_CLIENT_ID&
redirect_uri=https://YOUR_APP/callback&
state=STATE
このときに設定するパラメータにlogin_hint
を以下のような形で追加します。
login_hint=example@example.com
上記のパラメーターをそのまま利用すると、ログインID(メールアドレス)の入力フォームにexample@example.com
が初期表示されます。
おわりに
ログイン画面を表示する前にユーザー(ログインID)が特定できている場合にlogin_hint
パラメーターを利用するとユーザーがログインIDを入力する手間が省略することができます。
初期表示しているだけでログインIDを入力し直すこともできるので、必ずログインIDを固定できるわけではないという点には注意してください。