今回は、Power Appsのソリュ―ションについて、使うメリットや使い方などご紹介します。
↓同じ内容を動画でも解説しておりますので、よろしければこちらもご覧ください。
ソリューションをエクスポート、インポートする手順については以下を参照してください。
ソリュ―ションとは?
Power Platformのアプリに関わる様々なコンポーネントを一つのまとまりとしてパッケージ化し、管理、配布、展開が可能になる仕組みです。
使うコンポーネントが増えてきたら使いましょう!
使うメリット
- 総じて管理が楽になる
- バージョン情報が付与される
- zipファイルの形式で、パッケージとしてエクスポートされる為、ローカルへの保存や他の環境への移行が可能
- GithubやAzure DevOpsと組み合わせることで、差分管理も可能
ソリューションの作り方
Power Appsの左のメニューで[ソリューション]を開き、左上の[新しいソリューション]をクリックします。
項目名 | 入力内容 | 補足 |
---|---|---|
表示名 | わかりやすい名前 | |
名前 | 英語の名前 | |
公開元 | こだわりがなければ、規定の発行者を選ぶことが多い | このソリューションの発行者の意味。作成したか、それ以外の人かで権限を設定することもできる。ここで設定するIDがコンポーネントの論理名の接頭辞になる。 |
バージョン | 基本は規定の値にする(変えることもできる) | アプリのバージョンと同じ考え方 |
以上を設定して[作成]ボタンをクリックします。
公開元に関して、詳しくは以下をご参照ください。
ソリューションに含めることができるコンポーネントの一例
ソリューションは、一部の例外を除き、基本的にはほどんどのコンポーネントに対応しています。
- キャンバスアプリ
- モデル駆動型アプリ
- Dataverse テーブル
- セキュリティロール
- Power BIダッシュボード、レポート
- チャットボット(解説記事あり)
- SLA、ルーティング規則、レコード作成・更新ルール
- クラウドフロー
- デスクトップフロー
- カスタムコネクタ
- ビジネスプロセスフロー
- Webリソース
- コンポーネントライブラリ
- 環境変数
- プラグイン
・・・などなど
まとめ
今回はソリューションについて説明しました。
特に、複数のコンポーネントを組み合わせてアプリを作る際は、ぜひソリューションを使って管理をしやすくしてみてください!
ソリューションをエクスポート、インポートする手順については以下を参照してください。