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VSCodeからBacklogのMCPに接続するまでのステップまとめ

Last updated at Posted at 2025-09-16

はじめに

こんにちは。KIYO Learningでスタディングの開発をしている @skoda007 です。

使ってみようと思った経緯

弊社ではBacklogを日々の業務で利用しています。
開発を行っている時やMTG中に「この仕様ってどこに書いてあったっけ?」「Wikiのどこに情報をまとめていたっけ?」となることがありました。
そして、毎回チケットやWikiの中から検索しなくても良いよう必要に応じてブックマークしていました。

作業が楽になる方法を調べてみると、Backlogの公式MCPサーバーが公開されている記事を見つけました。
これを使って簡単に取得できたら嬉しいなぁと思い、使ってみました。

VSCodeにBacklog MCPサーバーを追加する

1. VSCodeでMCPを使えるように設定する

下記のリンク先を参考にVSCodeでMCPを使えるように設定する。

2. MCPの設定をする

  • 特定のワークスペース内に追加する方法

  • ユーザー設定に追加する方法

リンク先にも注意書きされていますが、
信頼できるソースからのサーバーのみを追加し、起動する前に発行元とサーバーの構成を確認してください!

3. Backlog MCPサーバーから利用するAPIキーを発行する

Backlogの個人設定にある「API」からAPIキーを発行できます。
下記のリンク先も合わせてご参照ください。

4. Backlog MCPサーバーを追加する

"env"の中に記載されている BACKLOG_DOMAIN と BACKLOG_API_KEY の設定値は、ご自身の情報に書き換えてください。
この設定では、Backlog MCPサーバーがDockerで動作するため、Dockerを使用できるようにしておく必要があります。

"servers": {
    "backlog": {
      "command": "docker",
      "args": [
        "run",
        "--pull", "always",
        "-i",
        "--rm",
        "-e", "BACKLOG_DOMAIN",
        "-e", "BACKLOG_API_KEY",
        "ghcr.io/nulab/backlog-mcp-server"
      ],
      "env": {
        "BACKLOG_DOMAIN": "your-domain.backlog.com",
        "BACKLOG_API_KEY": "your-api-key"
      }
    }
  }

他にもオプションがあるので、Backlog MCPサーバーのGitHubリポジトリをご確認ください。

これでMCPサーバーを利用する準備ができました。

実際に使ってみる

VSCodeのGitHub Copilot Chatの右下にあるモードを「Agent」に変更します。
(VSCode画面のキャプチャ赤枠部分)

vscode_copilot_chat.png

VSCodeの拡張機能「GitHub Copilot Chat」のバージョンによって表示位置が異なることもあります。

チャットで下記のような質問を投げてみます。

Backlogでコーディング規約が記載されているWikiのページってどこにある?

結果は以下のVSCode画面のキャプチャのようになりました(一部マスキングしています)。

MCPサーバーがBacklogのAPIを実行する際に、確認ダイアログが表示されますので、必要に応じて許可してください。

スクリーンショット 2025-06-13 18.32.45.png

該当ページをリンク付きで案内してくれるので簡単に参照できます。

おまけ

VSCodeのGitHub Copilot Chatはカスタマイズした指示の設定もできます。
ページへのリンクがうまく表示されない場合は、カスタマイズした指示で対応できます。

まとめ

Backlogアカウントの権限で使えないAPIもありますが、別の取得方法を提案してくれます。
これで迷わず実行でき、これまでよりもチケットやWikiを探す手間を省けるようになりました。
他にも公式MCPサーバーを公開しているサービスがあるので、使えるものを活用して業務効率を上げていきましょう!


スタディングでは、AIを活用し、利用者が効率的に新たな知識を習得できるよう、日々サービス向上に努めています。
ご興味のある方は、ぜひ下記のリンクをご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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