先に言っておくと、私はClaude Codeを毎日使っています。使っているからこそ、同じ人いるんじゃないかと思い書いています。
そんな万能なものあれば全ての人はClaudeしか使わなくなる・・・
Claude Code、使えないですよね?笑
いやAI全般に言えることですが、エンジニアであればあるほど、細かい箇所とか気になって、その修正だけで1日無駄にしたことありますよね?
SNSがまぶしい
X(Twitter)を開くと「Claudeで全自動でアプリ作ってみた」「もうエンジニア要らない」みたいな投稿が流れてきます。
友人にも「もうエンジニア要らないんじゃね?」と言われました。
Qiitaでもちょくちょく見かけます。
焦りませんか?私はもう焦らなくなりました。
「##(見出し)」や「XMLタグ」、「ーーー」で区切ってプロンプトを構造化して、
Skillにお願いすれば良いと思って実装して、
それでもいい設計・いいコードにならない。周りは全自動でアプリができてるっぽいのに。
誤解のないように言うと、構造化そのものは効きます。
「##」で区切れば回答の精度は目に見えて上がります。
ただ「効く」と「全自動でできる」の間には、深い溝があります。
そもそも、AIとのレビュー永久ループを体験したことないんですかね・・・
「なんでこの設計?」「権限を設計して」「従量課金の金額を抑えたいから見直して」と
突っ込んでいるうちに、自分がいま何をしているんだか分からなくなるやつです。
ありますよね?
話を戻すと、全自動でアプリを作れている人を、少なくとも私は見たことがありません。
いやおそらく0ではないと思いますが、社内アプリですら、最後は人の手でしたし、自分の作ったWEBアプリも最後は自分の手でした。
情弱な私は、約20万使いました
理由があります。私は「全自動でアプリが作れるプロンプト」系の高額商材に、合計で20万円近く使ってきました。情弱でした。
結果:作れませんでした。
ちなみに商材の中身は、##で構造化しましょう、みたいな、今ならQiitaで無料で読める内容がほとんどでした。
それに20万。だから情弱と言っています。
そのコミュニティのリアルの集まりで、参加者の一人と仲良くなって聞いてみたんです。「作れました?」って。
その人も作れていませんでした。
もう一人、非エンジニアの方は「できましたよ!」と言っていました。詳しく聞くと、ログインの挙動だけでした。
この時、私の頭の中はこうでした。
『ReactにAuth0を繋げばログインは動くぞ。AWSのAmplifyなら最初からログイン機構が入ってるぞ』
「アプリができた」と「ログイン画面が動いた」の間には、深い深い溝があります。
あまりの衝撃に、その場では何も言えませんでした。
『できた』の基準が、エンジニアと非エンジニアではここまで違うのかと思いました。
AIエージェントあるある
私だけじゃないと信じて書きます。
- 修正をお願いしたら、頼んでいない場所まで直してくる。なんてありがたいんだ・・・
- 明らかに意図しない挙動なのに、「テストOKです!」と自信満々に報告してくる
- レビューを頼んで、返ってきた指摘に3つ突っ込みを入れていたら、自分もAIも、いま何をしていたのか分からなくなった
- 気づいたら、動くけど直せない「8割完成」のものが手元に残る
そう、8割まではできるんです。すごい時代です。でも最後の2割で詰む。そしてアプリは8割では出せません。そして意図した動きにはなりません。
それでも毎日使うので、私のマシな付き合い方
成功する方法は書けません。持ってないので。ただ、失敗を重ねて「これはマシになる」と感じたことは2つあります。
1. 回答は短く。1つずつ進む
AIの回答が長いと、人間が読み切れなくなります。読み切れないまま「OK」と言った瞬間から、ズレが積もり始めます。なので最初にこう頼みます。
「回答は短く。1つずつ進みましょう」
AIの返答は全部読む。読めない長さなら短くしてもらう。理解するまで次に進まない。 地味ですが、これが一番効きました。
2. レビュー指摘は「リスト化→合意→チェック」
レビューをお願いすると、指摘が一気に返ってきて、さっきの「指摘に複数突っ込みを入れて迷子」が起きます。なので、
- まず指摘をリスト(テキスト)にしてもらう
- 1個ずつ「直す/直さない」を私とAIで合意する
- 合意したものだけチェックを付けて潰していく
この方式だと1つずつ処理できるので、手戻りが減ります。
「リスト」にすると何が残っているかも分かりやすい。
さらに、①で説明した「一つずつ修正」のプロンプトに自然となるので、精度も上がっていると感じます。
おまけ:3回同じことを言ってダメなら、セッションを変える
同じ指摘を3回して直らないときは、そのセッションはもう迷子です。粘らずに、引き継ぎプロンプトを作ってもらって、新しいセッションでやり直す方が早いです。
結論:全部は自動化できません。断言しておきます
- セッションごと・プロンプトごとに、Skillや指示は作り直す
- 依頼は短く区切る
- AIの返答は全部見る。見れない長さなら短くしてもらう
- 理解するまで進まない
これを意識づけすると、かなり良くなります。体感で言えば、だいぶ良くなります。
でも、100点にはなりません。断言しておきます。
最後の2割を埋めるのは、「なぜAIがそう作ったのか」を分かって、直せる人です。
つまり、中身を知っている人。AIの時代になっても、そこはまだエンジニアの仕事です。
私は今日もClaude Codeに「回答は短く。1つずつ進みましょう」と言うところから始めます。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
「いや、私は全自動でできてるよ」という方がいたら、ぜひコメントで教えてください。本気で知りたいです。