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統計検定2級の合格体験記 | 学習時間や勉強方法、おすすめの講座を紹介します!

Last updated at Posted at 2024-05-07

こんにちは。スキルアップAIの村田です。
統計検定2級は、大学基礎課程(1・2年次学部共通)レベルの統計学の知識や活用スキルを問う試験です。

この記事では、実際に私が統計検定2級を受験し合格した体験にもとづいて、勉強方法や学習時間、試験当日のエピソード、おすすめの講座などを紹介します。
統計検定2級を受験予定の方や受験を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

<目次>

  1. そもそも統計検定2級とは?
  2. 統計検定2級を受けようと思ったきっかけ
  3. 統計検定2級の学習スケジュール、学習時間
  4. 統計検定2級のおすすめ勉強方法、試験対策
  5. 統計検定2級の勉強で大変だったことや工夫したこと
  6. 統計検定2級の試験当日のエピソード
  7. 統計検定2級を取得してよかったこと
  8. これから統計検定2級を受ける方へのアドバイス

そもそも統計検定2級とは?

まず統計検定とは、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。日本統計学会によって、国際的に通用する統計活用能力の評価システムとして開発されました。

統計検定2級とは、大学基礎課程(1・2年次学部共通)レベルの統計学の知識や活用スキルを問う試験です。統計検定2級に合格することで、大学基礎科目としての統計学の知識と問題解決能力が身についていることを証明できます。

統計検定2級について、「統計検定2級とは|難易度や合格率、勉強時間、おすすめの勉強方法を解説」で詳しく紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

統計検定2級を受けようと思ったきっかけ

統計検定2級を受けようと思ったのは、大学の授業で統計学の基礎的な知識を学んだことがきっかけです。

大学では情報系の学部に所属しており、最初の1〜2年間で数学やプログラミングなどの基礎を学びました。その中で、統計学についても学んでいましたが、理解が十分ではないと感じたまま授業を終えてしまいました。
その後、データ分析やデータマイニングなど、統計学の理解を前提とした授業が増えてきました。その過程で統計学の基礎的な知識を学び直す必要があると感じたと同時に、データサイエンティストとして働くことにも興味をもちました。

統計検定2級を受けることでデータサイエンティストとして働くために重要な統計学の基礎的な知識を学び直し、応用的な分野を理解するための基礎固めができると考え、受験することを決めました。

統計検定2級の学習スケジュール、学習時間

統計検定2級の学習は、試験日の約2ヶ月前から始めました。学習時間は、1日あたり1〜2時間程度です。

初めの1ヶ月は、統計WEB「統計学の時間」を読むことで、統計検定2級の出題範囲について理解を深めました。その後の2〜3週間は、公式ページに公開されている過去問に取り組みました。
試験直前は、「統計学の時間」で学習した時のノートを見直したり、過去問を何度も繰り返し解いたりすることで、知識の定着を図りました。

統計検定2級のおすすめ勉強方法、試験対策

ここでは、実際に統計検定2級の学習で使用した勉強方法と、おすすめの試験対策講座を紹介します。

1.統計WEB「統計学の時間」

統計検定2級を受験するにあたって、最初に統計WEB「統計学の時間」を読み、出題範囲への理解を深めました。

「統計学の時間」は、初級編・基礎編・中級編・実践編と順を追って統計学を学ぶことができるWebサイトです。
初級編では、統計検定2級の範囲を理解するための土台となるような基本的な知識が学べます。統計学に馴染みがないと感じている方は、まずは初級編から読み始めるのがよいでしょう。
基礎編は、統計検定2級の範囲をほぼすべてカバーしており、丁寧に解説されているため、試験対策に役立ちます。また練習問題もあり、自分の理解が不十分な部分の確認や繰り返しの学習におすすめです。

統計検定2級に合格するためには、基礎編まで理解できれば十分だと考えられます。中級編は、より応用的な内容を勉強したい方に、実践編は、ExcelやR、Pythonを用いて統計学を活用したい方におすすめです。

basic-statistics-review-1.png.png
出典:統計WEB「統計学の時間

勉強方法として、まず基礎編を1回通読しました。「統計学の時間」は、図や表、具体例を使って簡潔に説明されているため、一度読むだけで多くの範囲を理解できたと感じました。しかし、その後に練習問題を解いてみると、実際には理解が不十分な部分や、忘れてしまっている部分が多くありました。
そのため、再度基礎編を読み直し、改めて練習問題を解くというサイクルを何度も繰り返すことで知識を定着させていきました。

このように、「統計学の時間」は基礎的な知識の学習や復習にとても役立ちます。練習問題を通して自分の理解が不十分な部分の確認と対策もできるため、統計検定2級の試験対策をしたい方にはうってつけの教材です。

2.公式の過去問

公式ページには、無料で1回分の過去問が解答とともに公開されています。(私が試験勉強していた時点では無料で4回分の過去問が掲載されているページがありましたが、2023年12月時点で削除されており、現在は過去1回分のみ掲載されています。)

「統計学の時間」の基礎編を一通り勉強した後は、過去問を解くことで、実際の試験の出題傾向を把握し、自分の理解が不十分な部分を確認することができました。

また、試験直前の最終確認としても活用しました。その際は、時間配分などを意識しながら解き、試験当日に向けたシミュレーションや対策もあわせて確認しました。
具体的には、90分で35問程度の問題が出題されるため、1問あたり2分〜2分半で解く練習をしました。基本的には1問あたり2分程度で解けるようにしつつ、解くのに時間がかかる問題もあるため、長くても2分半に収まるように意識しました。

間違えた問題や、自信をもって解くことができなかった問題は、後日改めて解き直したり、「統計学の時間」の関連するページを読み直し、再度問題に取り組んだりすることで、知識をより確実なものにしていきました。

3.スキルアップAIの統計検定2級対応講座

独学だけでは不安な方や、統計学に精通したプロから学ぶことでより知識を深めたい方などは、講座を受講するのもおすすめです。スキルアップAIの「統計検定2級®対応 統計分析基礎講座」では、データの可視化手法や適切なデータの収集方法、仮説の構築・検証を行うための基礎理論について学べます。

カリキュラムは統計検定2級の出題範囲にも対応しているため、試験対策としても最適です。

スキルアップAIの統計検定2級対応講座のポイント

講座は、図や表、具体例を多く用いて説明されているため、頭の中でイメージしながら学習できます。また、流れや手順がある場合は、スライドで見やすくまとめられています。

例えば下のスライドのように、全体の手順がまとめられており、その後に一つ一つの手順が詳しく説明されているため、全体の流れを把握しながら詳細を理解でき、置いていかれることなく学習を進められます。

basic-statistics-review-2.png.png
画像:実際の講義スライド1

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画像:実際の講義スライド2

複雑に見える数式についても、例えば下のスライドのように、分解して言語化されています。そのため、数式に対して苦手意識をもっている方でも論理的に理解することができます。

basic-statistics-review-4.png.png
画像:実際の講義スライド3

また、講座の理解度を確認するためのテストもあります。座学である程度知識をインプットした後は、きちんと知識が定着しているかどうかを確認できる点もおすすめのポイントです。

講座を受講することで、統計検定2級の出題範囲の知識に関する理解が深められるだけでなく、統計分析における重要な基礎知識や実際に活用する際にも役立つ知識を学ぶことができます。

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本講座を実際に受講した方の体験レポートも以下で確認できますので、興味のある方はチェックしてみてください。

統計検定2級の勉強で大変だったことや工夫したこと

統計検定2級の勉強で大変だったことは、受験を決めた時点で特に理解が不十分だった数式への理解を深めることです。数式を完璧に理解できるようにするために、「統計学の時間」を読む時間を多くとり、ノートにまとめました。
さらに、実際にその数式を使って「統計学の時間」の練習問題や公式の過去問に取り組むことで、一つ一つの数式を使いこなせるようになりました。

例えば仮説検定は、検証したい仮説や比較するデータが対応しているかどうか、等分散か異分散かなどの要素によって適切な手法が変わります。多くのパターンがあり、仮説やデータの使い分けを理解するのに苦労しました。そのため、どのような場合にどのような手法を使えばよいかを考えながら実際に問題を解くことで、仮説やデータの使い分けについて判断できるようになりました。

このように、難しいと感じる部分に対してインプットだけでなくアウトプットも意識的に行うことで、理解を深めることができたと感じています。

統計検定2級の試験当日のエピソード

統計検定2級で出題される問題は、基本的にはしっかり試験対策をし、基礎知識を理解していれば解けますが、その中でも難易度が高い問題が2割ほど出題される傾向があります。それらの問題を解くためには、統計に関する基本的な用語や概念の理解に加え、応用力も必要です。

そのため、過去問を解く際に、ただ正解を導き出すだけでなく、解き方や考え方についても意識しました。例えば、どの数式を使えばシンプルに答えが出せるか、どのような手法を使えばよいかなどを考えながら問題に取り組むことで、試験当日も同様の思考で取り組むことができました。

また、試験中は時間配分についても意識しながら問題に取り組みました。特に、難易度が高いと感じた問題については、時間をかけすぎてしまわないように自分の中で時間の制限の目安を約3分と決め、その時間を過ぎたら一旦次の問題に進むようにしました。

試験結果は、以下のような形で通知されます。全体としては、合格の基準点を上回り、無事に合格できました。

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セクションごとの点数を見ると、「2. データ収集・確率・分布の分野」がほかの項目と比べて低くなっていることがわかり、この分野についてさらに理解を深める必要があると感じました。

統計検定2級を取得してよかったこと

統計検定2級を取得してよかったことは、統計学の基礎的な知識を学び直せたことです。この知識は、将来データサイエンティストを目指す私にとって、データ分析や機械学習などの応用的な分野を理解することの大きな一歩になったと感じています。

また、試験を通して自分の理解が不十分である分野を知ることができました。この分野についてさらに理解を深めるとともに、統計学を基礎とした応用的な分野についても学んでいきたいと考えています。

このように、自分の統計学の理解に関する現状を把握できたことで、今後の学習の方向性を明確にすることができました。

これから統計検定2級を受ける方へのアドバイス

統計検定2級に合格するためには、統計学の基礎的な知識についてしっかりと理解し、活用できるスキルが必要です。そのため、インプットとアウトプットをバランスよく行うことが大切です。

インプットには、統計WEB「統計学の時間」やスキルアップAIの「統計検定2級検定対応講座」を活用することをおすすめします。今回は紹介していませんが、まずは公式テキストで勉強するのもよいでしょう。

アウトプットには、「統計学の時間」の練習問題や公式の過去問、問題集を活用するとよいと思います。公式テキストや問題集は以下に一通りまとまっています。
参考:統計検定 関連書籍

統計検定2級を受験することで、統計学の基礎的な知識や活用スキルを身につけ、それを証明することができます。データ活用のニーズが高まる現代において、統計学の基礎的な知識や活用スキルを身につけることは、今後のキャリアにおいても役立つと思います。

ぜひ、この記事を参考にして統計検定2級に挑戦してみてください。

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