はじめに
先日、以前から悩んでいた「指摘や叱責を受けた際の気持ちの切り替え方」について、
ある方から参考になるアドバイスをいただきました。
今回は、その内容を自分自身の備忘録も兼ねてまとめようと思います。
※今回はマインド面のお話なので、エンジニアリングに関する内容はほとんどありません。
対象者
-
私本人(💧)
- 教えていただいたことを忘れないように、備忘録としてまとめています。
-
私と同じ悩みを抱えている方
- 指摘や叱責を受けた際に、必要以上に落ち込んでしまう方
- 嫌な出来事を何度も思い返してしまう方
私が悩んでいること
私は、指摘されたり怒られたりすると、必要以上に落ち込んでしまい、作業に集中できなくなることがこれまでにありました。
特に、指摘された場面や相手の言葉を何度も思い返してしまい、なかなか気持ちを切り替えられないことがあります。
例えば、
- 「なぜあんな言い方をされたのだろう?」
- 「自分の対応が悪かったのかな?」
- 「あのとき、こうすればよかったのではないか?」
- 「また同じことを言われたらどうしよう?」
といったことを繰り返し考えてしまいます。
このように、過去の嫌な出来事や感情について繰り返し考えてしまうことを、
反芻思考(はんすうしこう)と呼びます。
私の場合、自分に原因があるのではないかと考えることもあれば、相手の言い方に対して悲しさや悔しさを感じることもあります。
その結果、目の前の作業に集中できなくなってしまうことがあり、「何とかならないかな」と思いながら過ごしてきました。
対処法一覧
ここからは、教えていただいたアドバイスや、自分なりに考えた対処法を紹介していきます。
どちらかというと、マインド面に関する内容が中心です。
1. 急いで判断しない
指摘されたり怒られたりした直後は、感情が大きく動いているため、冷静な判断が難しくなっている場合があります。
そのような状態で、すぐに結論を出そうとすると、必要以上に自分を責めたり、
物事を悪い方向へ解釈したりする可能性があります。
そのため、まずはワンテンポ置いて、
落ち着いて考えることが大切だと教えていただきました。
感情が大きく動いているときに、無理に結論を出す必要はない。
この考え方を意識したいと思います。
2. 感情と事実を区別する
怒られたり指摘されたりすると、相手の感情に引っ張られてしまい、
伝えられた内容を冷静に受け止められなくなることがあります。
そのようなときは、相手の感情と、
実際に伝えられた内容を分けて整理するとよいそうです。
例えば、上司から強い口調で作業のミスを指摘された場合です。
相手の感情
「この人は怒っているんだな」
伝えられた内容
「今回の作業について、〇〇という問題を指摘しているんだな」
実際に起きた事実
「今回の作業で〇〇という問題が発生していた」
このように分けて考えることで、相手の感情に必要以上に引っ張られず、改善すべき部分に注目しやすくなると思います。
ただし、相手から指摘された内容が必ずしも正しいとは限りません。
そのため、指摘された内容をそのまま事実として受け入れるのではなく、実際に起きた出来事と照らし合わせて考えることも重要だと思いました。
3. 思考を膨らませすぎない
指摘されたり怒られたりした際に、実際に起きた出来事から、必要以上に悪い方向へ考えてしまうことがあります。
例えば、コードレビューで修正を求められた場合です。
実際に起きたこと
「今回のコードについて修正を求められた」
そこから膨らませてしまった考え
- 「自分はエンジニアに向いていないのではないか?」
- 「周囲から仕事ができないと思われているのではないか?」
- 「今後も同じようなミスを繰り返すのではないか?」
しかし、実際に起きたことは、あくまで「コードの修正を求められた」という出来事です。
そこから考えたことは、必ずしも事実とは限りません。
事実と、自分の推測を区別することが大切だと思いました。
4. 結果をあるがままに認識する
起きた出来事に対して、必要以上に意味付けをしたり、悪い方向へ解釈したりせず、
まずはありのままに認識することが大切だと思いました。
例えば、作業のミスを指摘された場合、
「自分は仕事ができない人間だ」
と考えるのではなく、
「今回は作業にミスがあった」
という事実を認識することです。
もちろん、反省や改善は必要ですが、それ以上に自分自身を否定する必要はありません。
起きた出来事を受け止めることと、自分自身を否定することは別である。
この点を意識したいと思います。
5. 仲の良い知り合いに同じことを相談されたらどうするか考える
自分自身のことになると、どうしても感情的になってしまうことがあります。
一方で、他人のことになると、第三者の視点から冷静に考えられる場合も多いと思います。
例えば、仲の良い知り合いから、
「仕事でミスをして怒られた。自分は仕事に向いていないのかもしれない」
と相談された場合です。
おそらく私は、
「一度ミスをしたからといって、仕事に向いていないとは限らないのでは?」
と考えると思います。
しかし、自分自身のことになると、同じように考えられないことがあります。
そのため、もし仲の良い知り合いから同じことを相談されたら、自分はどう考えるだろうかと考えてみるのもよいと思いました。
6. 自分の問題と相手の問題を切り分ける
これは、教えていただいた内容を踏まえて、自分なりに考えたことです。
指摘されたり怒られたりした際には、自分に改善すべき点がある場合もあれば、相手の伝え方に問題がある場合もあると思います。
例えば、次の2つの発言です。
A
「このコードには問題があるので、修正してください」
B
「こんなコードを書くなんて、エンジニアとして失格だ」
どちらもコードに関する指摘ですが、伝え方は大きく異なります。
仮に指摘内容が正しかったとしても、人格を否定するような言い方まで正当化されるわけではありません。
そのため、
- 自分に改善できる部分があれば、そこは受け止める
- 相手の言い方が不適切だった場合、その言動まで自分の責任として抱え込まない
- 指摘されたからといって、自分自身の人格や価値まで否定する必要はない
というように考えることが大切だと思いました。
自分に改善すべき点があることと、相手の言動が適切だったかどうかは別問題です。
7. 反芻思考に気づく
私の場合、指摘されたり怒られたりした後に、同じ出来事を何度も思い返してしまうことがあります。
このような反芻思考に対しては、まず自分が同じことを繰り返し考えていると気づくことが大切だと思いました。
例えば、
「今、自分は同じ出来事について何度も考えているな」
と認識することです。
また、反省することと、考え続けることは必ずしも同じではないと思います。
反省は、次にどう改善するかを考えることにつながります。
一方で、同じ出来事を繰り返し考えていても、必ずしも改善策が見つかるとは限りません。
そのため、
「この考えは、今後の改善につながっているだろうか?」
と自分に問いかけてみるのもよいと思いました。
改善につながっていないと感じたら、いったん考えることを中断し、目の前の作業に意識を戻すことも大切だと思います。
8. そもそも、なぜそのようなことで悩んでいるのか考える
これまでの経験を振り返り、なぜ自分がそのような思考になりやすいのかを考えることも大切だと思いました。
私の場合、他責思考ではなく、自責思考で物事を考えることが成長につながるという考え方が根底にあるからではないかと思っています。
自分自身の行動を振り返り、改善できる部分を探すことは、
成長するうえで大切だと考えています。
しかし、この考え方が強くなりすぎると、
必要以上に自分を責めてしまう場合もあると思います。
例えば、
建設的な自責思考
「今回の対応には改善できる部分があった。次回は気をつけよう」
過度な自己否定
「こんなミスをする自分はダメな人間だ」
この2つは、似ているようで大きく異なります。
自分の行動を振り返ることは大切ですが、
自分自身の人格や価値まで否定する必要はありません。
「自分に改善できる部分があること」と「自分がすべて悪いこと」は同じではない。
今後は、この違いを意識していきたいと思います。
9. すぐに気持ちを切り替えようとしない
指摘されたり怒られたりすると、落ち込んでしまうことがあります。
その際に、
- 「いつまでも落ち込んでいてはいけない」
- 「早く気持ちを切り替えないと」
- 「こんなことで傷つく自分は弱い」
と考えてしまうこともあると思います。
しかし、感情をすぐに切り替えられるとは限りません。
そのため、落ち込んでいる自分を否定するのではなく、まずはその感情を認めることも大切だと思いました。
「落ち込まないこと」ではなく、「落ち込んだときにどう対応するか」を意識する。
この考え方も、今後大切にしていきたいと思います。
さいごに
今回は、教えていただいたアドバイスや自分なりに考えた対処法をまとめました。
私自身、すぐに実践できるかは分かりませんが、少しずつ意識していきたいと思います。
この記事が、同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。