Amazon S3 に新しく、Transfer Acceleration という機能が追加されました。
これは、CloudFrontのエッジロケーションを利用することでオリジンのリージョンと別のエンドポイントを払い出し、アップロードのスループットを向上させる機能ということです。
バケット単位で有効化が可能で、マネジメントコンソール上からも操作可能です。
ここで、__"リージョンごとのスピードを比較しますか。"__のリンクに飛ぶと、Transfer Acceleration 速度比較ツール により各リージョンの S3 に対し、 Transfer Acceleration を有効にした場合の効果がシミュレートできます。
私の環境でテストした結果以下のようになりました。
リージョン | 効果 |
---|---|
バージニア北部 | +17% |
北カリフォルニア | +7% |
オレゴン | -2% |
アイルランド | +57% |
フランクフルト | +80% |
東京 | +3% |
ソウル | -1% |
シンガポール | 0% |
シドニー | +15% |
サンパウロ | +69% |
距離の近い東京、ソウル、シンガポールはともかく、北米3リージョンがイマイチな効果となっている気がします。フランクフルトやサンパウロは高い効果が出るという結果です。
あくまでテストツールの結果なので、これから実測して効果を試したいと思います。
なお、Acceleration を有効化したエンドポイントへは、__アップロードも課金対象となります__のでご注意ください。