ATD1602CPとは
aitendoで取り扱われている「I2CキャラクタLCDモジュール(16x2)」です。(販売ページ)
このLCDモジュールはコントローラICに「SPLC792A(ST7032互換)」を搭載しており、I2C通信で制御することができます。
特徴として、ピン間隔が2.54mmピッチのため変換基板等を必要としません。
回路図
LCDに対して上図の通り配線します。
SHL及びDIRCはLCD表示向きを決める端子で、VCC GNDのどちらかに接続します。
組み合わせによりLCD表示を左右・上下逆に変更することができます。
なお、図の結線では、ピンを手前にした場合に正しく表示される向きとなります。
プログラム
LCD_ST7032ライブラリの導入
ST7032用ライブラリにはいくつかの種類がありますが、ここでは「LCD_ST7032」を使用しました。
Arduino IDEのライブラリマネージャにて「LCD_7032」をインストールしておきます。
プログラム
以下の通りとしました。(サンプル参照)
# include <LCD_ST7032.h>
LCD_ST7032 lcd;
void setup() {
lcd.begin();
lcd.setcontrast(24); //コントラスト値を指定する(0-63) 推奨値:25@5V or 50@3.3V
}
void loop() {
static int counter = 0;
// 1行目を表示
lcd.setCursor(0, 0); //1行目 0文字目
lcd.print("Hello World");
// 2行目を表示
lcd.setCursor(1, 0);
lcd.print(counter/10, DEC);
lcd.write('.');
lcd.print(counter%10, DEC);
lcd.write(' ');
delay(500);
counter++;
}
動作例
動作例では互換Arduino Nanoへ接続しています。
正常に動作した場合、1行目に「Hello World」、2行目に0.5秒ごとに0.1ずつカウントアップする数字が表示されます。
トラブルシューティング
表示が真っ白のまま
RESETピンが未接続の場合、なにも表示されません。
VCCへ接続した後、Arduinoのリセットボタンを押してください。
参考
・データシート(http://aitendo3.sakura.ne.jp/aitendo_data/product_img/lcd/fstn/16X2-SPLC792-I2C/SPLC792A_V03_HAOTIAN.pdf)
・商品ページ(https://www.aitendo.com/product/17458)