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AI社員に仕事を任せたら10点中6点。スキル化で8点、アプリ化で10点 あなたは、どれにする?

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AI活用比較 — 同じ YouTube 要約を(3方式[まるなげ・スキル化・アプリ化]× 2モデル[Composer・Claude Opus])× 3 で、要約品質・実行時間・コストを18回測った

簡易結論

Composer のアプリ化が、3指標を総合すると最良だった。品質だけ見れば Claude + スキルも同点10点だが、時間・コストでは Composer + アプリが上。

簡易提案

まるなげから一歩進みたいなら、スキル化 →(繰り返すなら)アプリ化 が現実的な順番です。本稿の §7 に、いつもの依頼文の前に貼るだけのプロンプト例(スキル化用・アプリ化用)を載せています。測定結果の再現だけでなく、明日から試せる手順として使ってください。

詳細は以下です。再現用のデータ・スクリプト・全18試行の結果は GitHub リポジトリ で公開しています。

タイトルの6・8・10点は、Composer 2.5 における各方式の最良試行の代表値(同一71分動画・品質10点満点)。Claude ではまるなげ7点・スキル10点・アプリ8点。


1. キッカケ(なぜ測るのか)

最近、ずっと引っかかっていることがあります。

SNSでよく見る「AI社員」「仕事をAIにまるなげ」。
正直、あまりピンとこなかった。

仕事は楽になるかもしれない。でも、コストはどうなの?

普通、業務効率化ならコストも下げないと意味がない。人間の作業時間が減ったのはわかる。

見るべきなのは、たぶんここです。

  • 削減した時間 × 自分の単価
  • その時間を作るために AI に払う単価
  • (見落としがち) 結果を確認・直す時間 × 自分の単価

AI側が小さければ得だ。でも本当にそうなっているのかは、投稿からは見えにくい。

「AI社員」という言葉は、うまく聞こえる一方で、仕事の渡し方までは語られないことが多い気がします。丸投げなのか、手順を決めているのか、仕組みを作っているのか——ここが違えば、時間も品質もコストも変わるはずです。

だから同じ土俵で同じ処理をさせて、測定する。感想ではなく、時間・品質・トークンコストで比較しようと思った。

具体的には、1つの YouTube URL から字幕データを取得して要約する作業を、まるなげ / スキル / アプリ の3つのやり方で比較しました。

注: 全員がこの作業を日常業務にしているわけではありません。ただ、情報整理系の仕事(議事録・リサーチ・報告書など)の縮図として、再現しやすいタスクだと考えました。

なお、プロンプトだけ渡したまるなげは「依頼して結果が返った」ように見えますが、裏ではエージェントが毎回その場でスクリプトやコマンドを動かしています。手順を固定するのがスキル化、機械でできる部分をコードに切り出すのがアプリ化——本稿の3方式の出発点はここです(詳しくは §3-1)。


2. 結論(実測後)

先に書いていた想定はこうでした。

同じ仕事なら、高単価モデルでなくても Cursor + Composer2.5 で十分戦えるはず。高いモデル必須、みたいな空気は過大評価だと思っている。

測った結果、「高いモデル必須」への反論は当たった。
ただし主語を忘れていた——正しくは、

同じ仕事なら、高単価モデルでなくても Composer 2.5 + アプリ化 で十分戦える。高いモデル必須、みたいな空気は過大評価だと思っている。

まるなげの Composer 2.5 だけでは品質6点で届かず、勝ち筋はモデル選び単体ではなく、アプリ化まで含めた構成だった。

2-1. 一言でいうと

言い方 実測から言えること
「高いモデルが必須」 必須ではない(Composer + アプリで満点10点)
「安いモデルで丸投げすれば十分」 十分ではない(まるなげは両モデルで最下位)
「AI社員に任せれば楽」 楽にはなる。ただし、出てきた結果をちゃんと検証していますか? 検証を省くと、あとで困ることがある

まるなげは手は動かさなくてよいが品質6〜7点で、検証コストが別途乗りやすい(§5)。「楽になった分、誰が正しさを担保するか」——設計コストが見えにくいのが「AI社員」マーケティングの盲点でもある。品質の争点は方式、時間とコストの争点はモデル——数値は §2-2、読み方は §2-3。

2-2. 各方式の最良試行(同一動画・71分・品質10点満点)

対象: https://www.youtube.com/watch?v=koBLOf-53_g
品質評価: 字幕照合ベースの5観点(A〜E)各0〜2点、合計10点満点。観点の定義は 付録A を参照。

方式×モデル×3指標(各組み合わせの最良試行)

形式は 品質 / 時間 / コスト の順。★は本件の総合最良(Composer + アプリ)。

まるなげ スキル アプリ
Composer 2.5 6点 / 1分18秒 / $0.29 8点 / 1分00秒 / $0.09 10点 / 47秒 / $0.09
Claude Opus 4.8 7点 / 4分59秒 / $1.43 10点 / 3分41秒 / $1.08 8点 / 2分34秒 / $1.32

何が差をつけやすいか:

観点 差が出るポイント 今回の目安(実測)
品質 方式(まるなげ・スキル・アプリ) 同一モデル内で 最大4点差(例: Composer まるなげ6点 → アプリ10点)
時間 モデル(Composer / Claude) 同一方式で 約3〜4倍(例: アプリ 47秒 vs 2分34秒)
コスト モデル(Composer / Claude) 同一方式で 約10〜15倍(例: アプリ 約$0.09 vs 約$1.32)

本件の結論: Composer + アプリが品質・時間・コストの総合で最良(Claude + スキルも品質10点だが、時間約5倍・コスト約12倍)。1/12・1/5の読み方は §2-3。

  • 秒数・ドルは各方式の最良試行全18試行の早見表は付録A。コストは Cursor 公式単価 の参考見積(実測請求はプラン内 Included)。
  • 追記(2026年7月): First-party プール(Composer 2.5 等)の含まれる利用量が2倍に——§2.6 参照。

2-3. コストと時間の差(補足)

指標 今回の実測 一般化できること 今回に限ったこと
コスト(約1/12) Composer アプリ 約$0.09 vs Claude スキル 約$1.08 単価差(First-party vs API)は構造的。短い文章でも Composer 側が安い傾向は残る トークン総量が多いほど差は開きやすい
時間(約1/5) 47秒 vs 3分41秒 Composer の方が速い傾向は残る 差の倍率は、今回ほどには出ない可能性が高い

時間差が大きく見えた理由は、おもに次の3点です。

  1. 動画が71分と長い — 8セグメント分の要約があり、エージェントの読み込み・生成時間が両方に乗る
  2. Claude Opus は1トークンあたりの応答が遅い — 文章量にほぼ比例して待ち時間が伸びる
  3. アプリの前処理(約10〜12秒)は固定 — 全体が短くなると、この固定コストの比重が大きくなる

ざっくり言うと、処理時間は次のイメージです。

総時間 ≒ 固定コスト(起動・前処理など)+ 文章量に比例する部分 × モデルの速さ

文章量が減ると、後ろの「比例する部分」が縮む。両モデルとも短くなる一方、固定コストはあまり減らないので、47秒 vs 221秒(約1/5)ほどの開きは、短いタスクでは縮まりやすいと考えてよいです。

タスクのイメージ 時間差のイメージ
今回(71分・8セグメント) 1/5(実測どおり。差が際立つ)
中程度(10〜15分・1〜2セグメント) 1/3 前後に縮む可能性
短い(数分・要約数行) 1/2 前後まで縮む可能性(固定コストが支配的)

逆に、コスト面の約1/12は、文章量が減っても単価差が残るので、そこまで縮まない可能性が高いです(短くなれば絶対額は両方とも小さくなるが、比率は比較的維持されやすい)。

「約1/12のコスト」は今回の条件でも、やや短いタスクでも、おおむね言える。
「約1/5の時間」は今回の長尺・多セグメント例で際立った数字。文章量が減れば、この倍率差は小さくなると言ってよい。

2-4. 用途別のおすすめ(本件限定)

優先したいこと おすすめ
品質・速度・コストのバランス Composer + アプリ(満点・今回47秒・約9セント)
引用の正確さ・監査向け Claude + スキル(満点・忠実性で最良)
月額を増やさず外部APIで回す Gemini API + アプリ(別枠・最良8点・無料枠。要試行選別・検証)
とにかく手を動かしたくない まるなげ(ただし品質6〜7点。事実確認は必須

※47秒は71分動画での実測。短い素材では絶対時間もモデル間の倍率差も縮みます(2-3 参照)。


2.5. 別枠(Gemini API + アプリ)— 要点

本線(Cursor 上の Composer / Claude)とは 商品も課金体系も違う 別枠です。同一動画・同一パイプラインで3試行した結果、最良8点・ばらつき 8 / 7 / 3(試行3は不採用)。無料枠は魅力的だが、本線の Composer + アプリ(10点)には届かず、試行選別と検証が要る——が要点です。詳細は下の折りたたみ、または別記事化予定(4_比較結果/比較結果_gemini/)。

§2.5 詳細を読む(Gemini 3試行・本線比較・パイプライン改善・再実行コマンド)

同じ YouTube URL・同じ要約フォーマット(結論 → 章立て → 8セグメント)を、Python パイプライン + Gemini APIapp_gemini01)で回しています。字幕取得〜バンドル生成は Cursor 本線の app_composer01 と同型の「アプリ化」ですが、要約だけを Gemini APIgemini-3.5-flash)に任せます。Pass1(下書き)→ Pass2(事実検証)の2段構成です。

2.5-1. 一言でいうと

指標 Composer + アプリ(本線) Gemini API + アプリ(別枠)
品質(最良試行) 10/10 8/10(試行1採用)
壁時計時間(71分動画) 47秒 60秒(前処理+API要約)
コスト感 Cursor 内 約$0.09(Included) 無料枠内で完結(本件)
試行の安定性 9〜10点帯(3試行) 8 / 7 / 3 とばらつき大

コストだけ見ると Gemini 無料枠は強い。 ただし品質は本線の満点には届かず、同じパイプラインでも試行3は3点まで落ちた——Cursor 本線で見えた「方式の設計」に加えて、API 直呼びでは試行選別が要る、というのが実測から言えることです。

補足: Gemini 無料枠は「推論 API の単価」比較。Cursor 上のエージェント(会話・ツール・キャッシュ込み)とは商品が違う。YouTube 字幕要約は学習利用可の前提で、今回は無料枠で試した。

2.5-2. 3試行の品質(同一動画・同一パイプライン)

評価は本線と同じ 付録A の観点 A〜E(字幕 koBLOf-53_g_ja_full.txt 照合)。

試行 品質 観点 A〜E 採用 要点
01 8 2·2·2·1·1 ★正式採用 数値・固有名の網羅が最良。「設立年は不明」など不確実箇所の留保も良好。弱みは冗長さと「NATO内初」など軽い補完
02 7 1·1·1·2·2 参考 読みやすさ・形式は最良。表記ゆれ(ジェラン2 等)とカバレッジ薄め
03 3 0·1·0·1·1 不採用 「12 of 部隊」など英語断片混入、章・セグメント欠落。致命的

本線の Composer アプリは試行1で満点だったのに対し、Gemini は 試行1でも8点。さらに試行3は まるなげ並みの3点——「安い+自動化」だけでは、品質の下限が読めないリスクがある、という読み方ができます。

詳細レポート: 4_比較結果/比較結果_gemini/gemini01_35flash_v3.md

2.5-3. 本線との位置づけ

品質の天井:  Composer + アプリ(10点) >  Gemini + アプリ(8点・最良試行)
コスト:      Gemini 無料枠 ≒ 0  >  Composer Included 約9セント(ただし月額プラン内)
速度:        おおむね同程度(47秒 vs 60秒。差は小さい)
安定性:      Composer アプリ(9〜10点帯) >  Gemini(8〜3点と振れ幅大)

使い分けのイメージ:

優先すること 向き
満点に近い正確さ・監査 Composer + アプリ(本線)
月額を増やさず大量に回す・外部サービス化 Gemini API + アプリ(8点帯を前提に人間が要確認)
下書き・たたき台だけ欲しい Gemini でも可。ただし 試行1固定は危険——複数回 or 機械チェック推奨

2.5-4. パイプライン改善(測定後に実施)

8点で止まった要因の多くは、字幕 ASR の誤認識(ジェラン2、ブローブド、タタールスタン等)と、日付の結合ミス(1月2日と4月2日の混同)でした。測定後、app_gemini01 に次を足しています(API コストは据え置き・Pass1+Pass2 の2回のまま)。

  • ASR 補正辞書config/asr_corrections.json)をバンドル生成時に適用
  • date_hints を Pass2 に渡し、不確実な日付は「不明」留保を強制
  • Pass2 前の機械監査(単位衝突・英語断片・根拠なき比較の検出)
  • Pass1 複数試行--pass1-trials)— オプション。デフォルトは1回のまま

ベンチマーク上は改造後パイプラインで 10/10 の記録もある(app_gemini01/品質ベンチマーク_step8.md)が、実運用3試行ではまだ8点帯——IDE 上の Composer エージェントほど試行が安定しない、というのが現時点の見立てです。

2.5-5. 読者向けの一言

Gemini 無料枠は「コストゼロでアプリ化の恩恵を取りにいける」別ルートとして現実的です。ただし本実験では、Cursor + Composer + アプリの10点には届かなかった。無料だからこそ、試行ばらつきと検証コストを見落としやすい——本線で書いた経済式の「検証・修正時間」が、別枠でもそのまま効いてきます。

再実行例:

.\run_pipeline.ps1 "https://www.youtube.com/watch?v=koBLOf-53_g"

2.6. 追記:Cursor の利用枠2倍化で、差はさらに開く

先日、Cursor から Grok 4.5Composer 2.5 について、利用枠を 2倍 にしたと発表がありました。

ここでいう「2倍」は、プランに含まれる First-party models プール(旧 Auto + Composer プール)の使える量が増えた、という意味です。言い換えると 値下げ です。

項目 内容
対象 Composer 2.5、Grok 4.5 など First-party モデル
変わったこと 含まれる利用量が2倍(同じ月額でより多く使える)
変わっていないこと トークン単価表(例: Composer 入力 $0.50/M、出力 $2.50/M)
本実験との関係 最良構成だった Composer + アプリ が、さらにコスト面で有利に

一方、本実験の比較相手である Claude Opus 4.8API プール(サードパーティ)から消費されます。単価が高いうえ、今回の2倍化の対象外。同じ月額で Composer 側だけ実行回数の余地が広がる——§2-3 のコスト差(約1/12)に加えて、プラン内運用では実質的な差がさらに開きやすい、というのが追記の要点です。

この追記が意味すること

  1. Composer + アプリ路線の合理性が、実験後にさらに強くなった
    品質・コストで既に有利だった構成が、プラン内では同じ月額でより多く回せる。

  2. 「高いモデルを選べば安心」は、コスト面ではますます厳しい
    忠実性が必要な場面では Claude + スキルが有効、という実測結論は変わらない。ただし 同じプラン内で何本回すか を考えると、Composer 側の余裕が増える。

  3. Grok 4.5 も同じプール
    今回は Composer 2.5 で測ったが、Grok 4.5 も First-party 枠に入る。要約・リサーチ系タスクでは、今後こちらでも同様の比較ができそう(別途検証予定)。

  4. 注意: 2倍化は「品質保証」ではない
    利用枠が増えても、まるなげの幻覚リスクは消えない。安くたくさん回せるからこそ、方式(スキル/アプリ)の設計がより重要になる。

同じ処理を繰り返し使うなら、一度立ち止まってみてほしい

今回の数字は、あくまで1本の動画・1種類のタスクでの話です。ただ、次のような使い方をしているなら、モデル選びを見直す余地は大きいかもしれません。

  • 同じような仕事を、月に何度も回している
  • いま Claude Opus など高単価モデルをデフォルトにしている
  • 毎回まるなげ方式に近い使い方をしている

本件では Composer 2.5 + アプリ化 が、品質・時間・コストのバランスでいちばんよかった。単価差だけ見ても Claude 路線の約1/12の見積で、しかも今回の利用枠2倍化で Composer 2.5 は同じ月額のまま、おおよそ2倍まで実行できる余地が広がった(First-party プールの話。§2-3 参照)。

繰り返し運用なら、アプリ化の初期設計コストはだんだん償却されていきます(§5)。だから、「いまの高コストモデルのままでいいのかな」と、一度だけでいいので自分に問いかけてみてほしい——そう思います。

もちろん、引用の厳密さや監査が最優先なら Claude + スキルが有力、というのは §4-4 のとおりです。全部を安いモデルに寄せろ、という話ではなく、「毎回のデフォルト」が本当に最適かどうか、を確認する、くらいの温度感です。

出典: Cursor Grok 4.5 発表Models & Pricing
First-party プールと API プールの違いは、Cursor フォーラムの公式回答でも確認できます。


3. 何を比較するか(ルール)

比較のルールは以下の通りです。

やり方は3つ

方式 内容 「AI社員」との対応
まるなげ 長いプロンプトを貼って全部任せる SNS的な「丸投げ」に近い
スキル Cursor Skill で手順・品質基準を標準化 業務マニュアル化
アプリ Python で前処理を機械化、AIは要約のみ 業務システム化

3-1. 見えていることと、裏で起きていること

プロンプトだけ渡してまるなげすると、人間からは「依頼して結果が返ってきた」ように見えます。

しかし Cursor のようなエージェント型AIでは、裏ではだいたい次のことをしています。

  1. プロンプトから必要な作業を分解する
  2. その場でスクリプトやコマンドを書き、ファイルを読み書きする
  3. 実行結果をまとめて、人間に返す

つまり 「プロンプト → 結果」に見えても、中身は毎回その場しのぎの自動化 です。手順が固定されないので、試行ごとにブレやすい——今回のまるなげが品質6〜7点帯に留まった背景のひとつだと考えています。

ここから先は、裏側の作業を段階的に「仕組み」に落としていく話です。

段階 固定するもの 効くこと
スキル化 手順・品質基準・出力形式 毎回のやり方を安定させる。まるなげより確実に
アプリ化 字幕取得・整形など機械でできる部分 再現性のあるコードに切り出し、その部分のAIコストをゼロに、処理時間を短縮し、AIに渡す材料の精度を上げる

本稿の「アプリ」は、あらかじめ Python パイプラインを用意した方式を指します。まるなげのときエージェントがその場でやっている処理の、あらかじめ作っておく版——と捉えると、3方式の違いが整理しやすいです。

モデルは2つ

  • Composer 2.5(Fast でない方)
  • Claude Opus 4.8 low Thinking

見るのは3つ

  1. かかった時間(プロンプト入力直前〜結果出力まで)
  2. 要約の品質(字幕照合・5観点スコア。定義は 付録A
  3. トークン量(ドル換算)

単価の参照: https://cursor.com/ja/docs/models-and-pricing

プールの違い(コスト比較で重要)

プール 主なモデル 本実験での位置づけ
First-party models Composer 2.5、Grok 4.5、Auto 安い・2026年7月に利用枠2倍化
API(サードパーティ) Claude Opus、GPT など 高単価・別枠
Composer 2.5 Claude Opus 4.8
入力 $0.50/M $5.00/M
キャッシュ書き込み $6.25/M
キャッシュ読み取り $0.20/M $0.50/M
出力 $2.50/M $25.00/M
プラン内の扱い First-party プール API プール

その他のルール

  • 同じ YouTube URL で固定
  • 方式 × モデルごとに各3回(計18試行)
  • 本番判断は各組み合わせの最高品質試行を代表とする(品質があっての時間・コスト)

本件の限界(読み方の前提)

  • 対象は1本の動画・1種類のタスク(71分・YouTube字幕要約)。他ジャンル・短尺への一般化は未検証。
  • 品質は字幕照合ベースの5観点(付録A)で、実験者が 要約比較プロンプト.md に沿って採点。第三者レビューではない。
  • アプリ化の初期設計コスト(パイプライン開発時間)は経済式(§5)に概念として入れたが、本比較では未計測。
  • 代表値は各組み合わせの最良品質試行。実運用では試行選別や再実行のコストが乗る場合がある(Gemini 別枠は §2.5 参照)。

AI社員が得か損か、ではなく、同じ仕事を違う形で渡したときに何が残るかを見ます。


4. 実測で印象的だったこと

4-1. 方式の差が、モデルの差より大きかった

品質スコア(10点満点)を、まず同一モデル内で見ると、方式を変えるだけで得点が大きく動きます。

表A:同一モデル内の比較(試行ごと)

モデル 試行 まるなげ スキル アプリ 方式差※
Composer 2.5 1 6 8 10 4
Composer 2.5 2 6 8 9 3
Composer 2.5 3 3 8 7 5
Claude Opus 4.8 1 7 10 8 3
Claude Opus 4.8 2 5 6 6 1
Claude Opus 4.8 3 4 8 5 4

方式差 = その試行の3方式のうち、最高得点 − 最低得点(=同じモデル・同じ試行で、方式だけ変えたときのブレ)

表B:同一モデル内の比較(3試行の最高点)

モデル まるなげ最高 スキル最高 アプリ最高 方式差※
Composer 2.5 6点(試行1・2) 8点(全試行) 10点(試行1) 4
Claude Opus 4.8 7点(試行1) 10点(試行1) 8点(試行1) 3

※方式差 = 3方式の最高得点のうち、最大 − 最小

表C:モデル間の比較

試行1で横並び(同じ条件・同じ回数の試行)

方式 Composer(試行1) Claude(試行1) モデル差
まるなげ 6 7 1
スキル 8 10 2
アプリ 10 8 2

各方式の最良試行同士(本番判断で使った代表値)

方式 Composer 最良(試行) Claude 最良(試行) モデル差
まるなげ 6点(1) 7点(1) 1
スキル 8点(1〜3) 10点(1) 2
アプリ 10点(1) 8点(1) 2

読み方

  • 表A・B … 同じモデルの中では、まるなげ ↔ アプリで 3〜5点 動く試行がある
  • 表C … モデルを替えても、同じ方式・同じ試行なら差はおおむね 1〜2点
  • つまり今回のデータでは、「どのモデルか」より「どう渡すか」の方が、得点の振れ幅が大きい

モデル選びより、方式の選び方の方が効く——表にすると、この形です。

4-2. まるなげは「速い」こともあるが、品質点あたりでは割高

Composer まるなげは1分18秒で終わります。しかし品質6点で、字幕にない「サンクトペテルブルク勝利パレード(2025年)」のような記述が混ざりました。

速さだけ見ると魅力的ですが、事実確認が必要な用途では、結局人間の時間が乗る可能性が高いです。

4-3. アプリ方式は「AI社員」ではなく「AI+仕組み」

アプリ本体(字幕取得・クリーニング・バンドル生成)は 10〜12秒 でほぼモデル差なし。差はエージェントが要約する時間に出ます。

つまりボトルネックは「AI社員の頭脳」ではなく、前処理をどこまで機械化したかと、要約に渡す情報の設計でした。

4-4. 高単価モデルが活きる場面もある

Claude + スキルは忠実性(固有名詞・数値の正確さ)で最高でした。法務・監査・引用元として使うなら、こちらが安心です。

「高いモデル不要」は言い過ぎで、正確には 「用途によって、高いモデルが要る場面と、安いモデル+設計で足りる場面がある」 です。


5. 経済式への当てはめ

キッカケで書いた式を、実測でざっくり当てはめるとこうなります。

実質の得 = (削減した時間 × 人間単価)
         − (AIコスト)
         − (検証・修正時間 × 人間単価)
         − (スキル/アプリの初期設計コスト ※継続利用なら償却)
方式 AIコスト(本件) 検証コストの傾向 初期設計
まるなげ 中〜高(見かけ安くても品質点あたり割高) 高い 低い
スキル 低〜中 中(SKILL.md 作成)
アプリ 低い 低い 高(パイプライン開発)

10本目以降の継続運用なら、アプリの初期設計コストは償却されます。1本だけなら、スキルの方が手早いかもしれません。

利用枠2倍化後のざっくり試算(同一動画・最良品質帯)

構成 1本あたり(実測) 月10本(実測ベース) 2倍化後のイメージ
Composer + アプリ 47秒・約$0.09 約8分・約$0.9 同じ月額で約20本分の First-party 枠
Claude + スキル 3分41秒・約$1.08 約37分・約$10.8 API 枠は据え置き

※Included プラン内ではドル請求は発生しないが、「枠の消費速度」の比較として読める。
※月10本の時間合計(8分 vs 37分)も71分動画前提。短いタスクなら両方とも短くなり、倍率差も縮む(2-3 参照)。


6. 読者向けまとめ

§2(結論)と §7(提案)の要約です。冒頭の簡易結論・簡易提案と重なる部分は省略しています。

  1. 「AI社員」=丸投げ は品質6〜7点帯で、検証コストが乗りやすい——期待外れになりやすい
  2. Composer 2.5 + アプリ化 なら満点も現実的。品質の争点は方式、時間・コストの争点はモデル(§2-2)
  3. 高いモデルは不要、ではなく用途次第——引用・監査なら Claude + スキル(§2-4)
  4. AIにいくら払ったかだけでなく、確認にいくらかかったかも見る。コスト約1/12・時間約1/5の読み方は §2-3
  5. 次の一歩: まるなげ → スキル化 →(繰り返すなら)アプリ化(§7)。別枠の Gemini は §2.5

道具+手順として設計すれば、期待と実測のギャップは小さくなる——今回の数字はそう示しています。


7. 提案:まるなげ → スキル化 →(繰り返すなら)アプリ化

冒頭の簡易提案のとおり、まずスキル化、繰り返すならアプリ化が現実的な順番です。以下は具体的な手順と、依頼文の前に貼るプロンプト例です。まるなげからいきなりアプリ化するのは難しい——段階を踏む前提で読んでください。

7-1. 段階のイメージ

まるなげ(丸投げ)
    ↓  +スキル化プロンプト(依頼文の前に足す)
スキル化(手順・品質基準を固定)  ← まずここ。今日からできる
    ↓  同じ仕事を何度もやると判断したら
アプリ化(機械処理をトークン外に出す)  ← AIコストがさらに下がる
    ↓
運用手順の整理(スキル/アプリ/AIの実行方法)
段階 ハードル 今回の実測での効果
まるなげ 低い 速いが品質6〜7点。検証コストが乗りやすい
スキル化 低〜中 品質8〜10点。コード不要でまるなげから脱却
アプリ化 高い 満点・最安。繰り返し運用で効く

7-2. まずはスキル化:依頼文の前に足すプロンプト(例)

いつもの丸投げ指示の直前に、次を貼ります。そのあとに、いつも通りの依頼文を続けます。

以下の仕事の依頼文を読んで、この仕事を Cursor で繰り返し実行するためのスキル(SKILL.md)を作成してください。

スキルに含めること:
- いつこのスキルを使うか(description)
- 実行手順(ステップごと)
- 品質チェックの観点(人間が確認すべき点)
- 出力フォーマット
- よくある失敗と対処

依頼文に書かれていないことは推測せず、「要確認」として残してください。

使い方のイメージ:

[上のスキル化プロンプト]

[いつもの丸投げ依頼文]
例: この YouTube URL の字幕を取得して、章立て・10分セグメント要約の MD を作ってください。

これだけで、まるなげ一本より手順と品質基準が固定された SKILL.md ができます。以降は @スキル名 で呼び出す——今回の実験で、スキル方式はまるなげより品質が2〜3点上がりました。

スキル化はまるなげの依頼文をそのまま材料にできるのがポイントです。新しい仕事をゼロから設計し直す必要はありません。

7-3. スキル化のあと:何度もやるならアプリ化へ

スキルで回し始めて、同じ処理を何度も実行するとわかったら、次の段階に進みます。

今回の実測では、いずれも Composer 2.5 で測った値です。

段階 代表ファイル(試行) 品質 時間 見積コスト
スキル skill_composer02(試行2) 8/10 約1分00秒 約$0.09
アプリ app_composer01(試行1) 10/10 47秒 約$0.09

スキルでも約9セントと安いですが、アプリの方が 同コスト帯で満点・より速く、前処理をトークン外に出せるぶん、長尺・多セグメントほど安定します。スキルで手順が固まっていると、「どこをコードに落とすか」も見えやすくなります。

参考: Claude Opus 4.8 では同じ比較で、スキル skill_claude01(試行1)が 10点・約$1.08、アプリ app_claude01(試行1)が 8点・約$1.32 でした。段階の話(スキル → アプリ)はモデル共通ですが、ドル換算の「安さ」は Composer 前提です。

つまり スキル化 → アプリ化 は、品質のためだけでなく AIコストをさらに下げる ための段階でもあります。

7-4. アプリ化:依頼文の前に足すプロンプト(例)

アプリ化に進むときは、丸投げ指示の直前に、次を貼ります(スキル化プロンプトの代わり、または追加)。

以下の仕事の依頼文の中で、次の3つに分けてください。

1. アプリ化できる部分
2. スキル化できる部分(手順・品質基準・プロンプトを固定すれば足りる部分)
3. AI必須の部分(要約・判断など、AIに残す部分)

アプリ化できる部分については、どのようにアプリ化すれば良いか、仕様書を作りたい。

仕様書の作り方は、ステップを分けて、小さく実装ができるようにする。

可能な限り、デバッグしやすいログを出力する。(きれいな実行結果を作らない)

ステップ単位で、実装とテストを行う。人間も想定どおりか確認する。

[ ] をつけて、実際に実装した部分を確認できるようにする。

仕様書はMDファイルに出力して、ステップ単位の実装・テストの都度更新していく。

スキル化できる部分については、SKILL.md の案も併記してください。

AI必須の部分については、アプリ・スキルとの入出力(渡すファイル・期待する形式)を書いてください。

そのあとに、いつもの依頼文(または既存の SKILL.md を踏まえた依頼文)を続けます。

7-5. 仕様書MDを、ステップ単位で育てる

仕様書(MD)が出力されたら、一気に実装せず、ステップ単位で人間が実装を指示します。

1ステップ実装 → テスト → 人間が確認 → 仕様書MDを更新([ ] → [x]、ログ所見・修正メモを追記)

仕様書は一度きりの成果物ではなく、実装とテストのたびに更新する作業台です。アプリのステップが終わるたびに [x] を増やし、スキル案が固まったら SKILL.md を切り出し、AI必須部分の入出力も実際のファイル構成に合わせて直します。

アプリ化も一発で終わらせない。小さく動くところまでを1ラリーにする——まるなげだけでは品質が落ちた今回の教訓と直結します。

7-6. AI必須領域:処理は残すが、渡し方を設計し直す

アプリ化が無理な部分は、AI処理を残します。ただし、まるなげやスキル単体のときと同じ渡し方ではなく、アプリ・スキルとの連携を踏まえてAI処理を考え直すのが重要です。

  • アプリが渡すもの:整形済みファイル、バンドル、デバッグログ
  • スキルが固定するもの:手順、品質チェック観点、出力フォーマット
  • AIがやること:渡された材料だけを読み、決められた形式で返す

「何でも考えさせる」のではなく、前段で材料を整え、AIには判断・生成だけ任せる——今回、アプリ+AIで満点が出た構図と同型です。

7-7. 最後にまとめるもの

スキル化・アプリ化が進んだら、運用用に次の3つをまとめます。ポイントは 「3つのドキュメント」ではなく、実行の順番 です。

1回の実行の流れ(本件の例)

① アプリを実行する
   └ 字幕取得・整形・バンドル生成(機械処理。AIトークンは使わない)

② AIに渡すデータがそろう
   └ 例: `jimaku/` のバンドル・セグメントファイル・manifest

③ スキルを使って AI に指示する
   └ 例: `@youtube-jimaku-summary` +「jimaku/ を元に要約して」
   └ スキルが手順・品質基準・出力形式を固定する

④ AIが処理し、結果が出る
   └ 要約テキスト(+必要ならアプリの render ステップでレポート化)

⑤ 人間が確認する
   └ スキルに書いた品質観点でチェック

まるなげとの違いは、③までで アプリが材料を整え、スキルが渡し方を固定している ことです。AIは「URLから全部やる」のではなく、②でできたファイルだけを読んで要約する

ドキュメントに書いておくこと

ドキュメント いつ使うか 書く内容
アプリの実行方法 毎回、いちばん最初(①②) コマンド、引数、出力先フォルダ、ログの見方
スキルの実行方法 アプリのあと、AIを呼ぶとき(③) いつ @スキル名 を使うか、添える依頼文の例、品質チェック観点
AIの実行方法 ③④の詳細・困ったとき 参照するファイルパス、期待する出力形式、人間が確認する点

「まるなげで終わり」ではなく、①→②→③→④→⑤が一本の手順としてそろった状態まで持っていく。

具体例(公開リポジトリ): 実行方法/実行方法_アプリ.md(Step 1: パイプライン → Step 2: @スキル で要約 → Step 3: レポート生成)

7-8. 期待すること

この流れを実践すれば、AI社員が安く安定して動く状態に近づけると想定しています。

まるなげ → スキル化(まずここ)→ 繰り返すならアプリ化 → AI連携の設計 → 運用手順

いきなりアプリを書かなくても、依頼文の前にプロンプトを1枚足すだけでスキル化から始められる。未検証の提案なので、次はこの手順そのものを1件試してみるのがよさそうです。

お知らせ(余談)
アプリ化をさらに進め、Cursor API で AI 処理までアプリに組み込む、という方向はあります。ただ、YouTube 字幕取得はクラウド(GitHub Actions 等)からだと拒否されやすい——本稿のパイプラインを丸ごとクラウドで自動実行する、は現実的ではありませんでした。前処理と AI を分ける、別経路で字幕を用意する、など別案はありますが、詳細は本稿では書きません。


付録

  • 実験リポジトリ: sinzy0925/app_manunage_comp02(本稿・全18試行・4_比較結果/要約比較プロンプト.mdapp_composer01 / app_gemini01 など)
  • 全18試行 早見表: 付録A(品質・時間・トークン・要約メモ)
  • 詳細レポート: 4_比較結果/
  • 品質評価プロンプト: 要約比較プロンプト.md

付録A. 全18試行 早見表

対象動画: koBLOf-53_g(71分27秒)
計測日: 2026-07-16
品質: 要約比較プロンプト.md の A〜E 各0〜2点(字幕 cleaned.txt 照合)
コスト: Cursor 公式単価 による参考見積(実測請求はすべて Included
★ = 同一モデル×同一方式の最良品質試行(§2-2 の代表値)

品質評価の観点(A〜E)

要約本文だけを、字幕 cleaned.txt を一次ソースとして評価した(要約比較プロンプト.md 準拠)。時間・トークン・コストは見ていない。

観点 名称 何を見たか 0点の例 2点の例
A 事実忠実性 字幕にない年号・数値・固有名詞・因果を書いていないか(幻覚)。不確かな箇所を「不明」や省略にできているか 字幕にない「サンクトペテルブルク勝利パレード(2025年)」を断定 817両/1379両を正しく分離。創業年欠落を「不明」と明記
B エンティティ一貫性 組織・製品・人物名の取り違えがないか。英日表記を勝手に混ぜていないか 字幕「バントール」を「Planet等」と誤記 エアロドローム/テレク/フレアが章を通して安定
C 情報の充足 結論・章立て・重要論点の抜けがないか。10分セグメント要約の抜け・偏り・重複はないか セグメント欠落・後半論点の大幅省略 4本柱+8セグメントで主要論点を網羅
D 構造・読みやすさ 結論→章立て→セグメントの流れが明確か。冗長・重複・宣伝の扱いは適切か セグメント間で同内容が重複、箇条書き過多 結論の4本柱圧縮が明快で実務参照向け
E 形式遵守 必須セクションの欠落がないか。「字幕によると」等のメタ文がないか。セグメント数・時間範囲が整合しているか セグメント時間が manifest と不整合、メタ情報混入 必須3部構成・seg00〜07・時間ラベルが整合

採点: 各観点 0〜2点(0=問題が複数/1=軽い問題あり/2=良好)。同点のときは A・B を優先して優劣を付けた。

早見表の「観点 A〜E」列(例: 2·2·2·2·2)は、左から A・B・C・D・E の順。

Composer 2.5(9試行)

試行ID 方式 # 品質 観点 A〜E 時間 アプリ処理 Total Tokens 見積$ 要約の要点・注意
まるなげ_composer01 まるなげ 1 6 0·1·2·1·2 1分18秒 1,075,916 $0.29 ★同点最良。勝利パレード幻覚(字幕に都市名・年なし)
まるなげ_composer02 まるなげ 2 6 0·1·2·2·1 1分55秒 648,642 $0.18 年号断定・砲兵4890・E300とホーネット混同
まるなげ_composer03 まるなげ 3 3 0·1·1·1·0 57秒 683,564 $0.20 最速だが品質最下位。年号取り違えが複数
skill_composer01 スキル 1 8 1·1·2·2·2 55秒 235,102 $0.08 Planet誤記・設立年断定など A・B で減点
skill_composer02 スキル 2 8 1·1·2·2·2 1分00秒 265,614 $0.09 ★同点最良(D・E 僅差で選出)。§2-2 代表
skill_composer03 スキル 3 8 1·1·2·2·2 1分11秒 295,586 $0.10 不確実箇所の留保は良好
app_composer01 アプリ 1 10 2·2·2·2·2 47秒 12秒 302,962 $0.09 ★満点。817/1379 正確分離。§2-2 代表
app_composer02 アプリ 2 9 2·2·2·2·1 40秒 10秒 210,647 $0.08 設立年「字幕上不明」明示が強み
app_composer03 アプリ 3 7 1·2·2·1·1 46秒 10秒 206,064 $0.08 形式・読みやすさで減点

Claude Opus 4.8 low Thinking(9試行)

試行ID 方式 # 品質 観点 A〜E 時間 アプリ処理 Total Tokens 見積$ 要約の要点・注意
まるなげ_claude01 まるなげ 1 7 1·1·2·2·1 4分59秒 667,467 $1.43 ★最良。物語線は良いが 4890門・形式ずれ
まるなげ_claude02 まるなげ 2 5 1·2·1·1·0 3分58秒 658,648 $1.34 E形式0。カバレッジもやや弱い
まるなげ_claude03 まるなげ 3 4 0·1·1·2·0 4分52秒 758,892 $1.24 年号・形式ともに弱い
skill_claude01 スキル 1 10 2·2·2·2·2 3分41秒 501,070 $1.08 ★満点。字幕忠実性最高。§2-2 代表
skill_claude02 スキル 2 6 1·0·2·1·2 3分14秒 490,703 $0.86 B一貫性で大幅減点
skill_claude03 スキル 3 8 1·2·2·2·1 3分38秒 553,868 $1.06 安定だが形式で減点
app_claude01 アプリ 1 8 1·2·2·2·1 2分34秒 10秒 372,597 $1.32 ★最良。戦車1379混同が弱点。§2-2 代表
app_claude02 アプリ 2 6 1·1·2·1·1 3分05秒 10秒 379,510 $1.19 射程300km の解釈超過
app_claude03 アプリ 3 5 0·1·2·1·1 2分57秒 10秒 377,603 $1.20 第一次/第二次大戦の混同等

方式別サマリ(全18試行)

方式 品質レンジ 時間レンジ(Composer / Claude) 見積$レンジ(Composer / Claude) 傾向
まるなげ 3〜7点 57秒〜1分55秒 / 3分58秒〜4分59秒 $0.18〜0.29 / $1.24〜1.43 速いこともあるが品質・$/点とも最下位帯
スキル 6〜10点 55秒〜1分11秒 / 3分14秒〜3分41秒 $0.08〜0.10 / $0.86〜1.08 品質安定。Composer は8点帯、Claude は10点も出る
アプリ 5〜10点 40秒〜47秒 / 2分34秒〜3分05秒 $0.08〜0.09 / $1.19〜1.32 Composer で満点・最短・最安。アプリ本体は10〜12秒で固定

読み方のメモ

  1. まるなげ_composer03 は57秒で最速だが品質3点——「速い=得」ではない例。
  2. まるなげ_composer01 は Total 107万トークンと最大だが、Cache Read 906k が大半(セッション再利用)。タスク固有は skill/app の 21〜30万帯の方が代表に近い。
  3. アプリ方式の壁時計時間のうち 10〜12秒 はパイプライン固定。残りがエージェント要約時間。
  4. 品質の詳細根拠・字幕照合ログは 4_比較結果/比較結果_composer/composer01〜03.md および 4_比較結果/比較結果_claude/claude01〜03.md を参照。

草案作成: 2026-07-17 / 実測データ出典: 2026-07-16 比較レポート / 追記: 2026-07 Cursor First-party 利用枠2倍化

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