従量課金のクラウドサービスを使う場合、クラウド死しないかドキドキしますよね!
クラウド死を予防するために、GCPには Billing Alert の機能があります。
Billing Alertを設定しておくと、予め設定した閾値の50%, 90%, 100%を超えた時点で、メールを送ってきてくれます。
課金はリソースを追加する度にリアルタイムで発生するので、短い期間で大量の課金が発生した場合は、防ぎきれないかもしれませんが、リソースを消し忘れて1ヶ月放置していて、月末の請求で気付くというのは、Billing Alertを設定すれば、だいぶ無くなると思います。
設定の仕方
Billing AlertはBilling Account毎に設定するので、https://console.cloud.google.com/billing にアクセスして、設定したいBilling Accountを選択します。
後は、左側のメニューから、アラートを選んで、閾値を設定すればOKです。
アラート
閾値の50%, 90%, 100%を超えた時は、Billing AccountのPermissionを持っているユーザにメールが飛んできます。
メールが飛んで来るだけで、Bilingを止めたりはしません。
メールを受け取った後、どうするかはユーザに任されています。
From : CloudPlatform-noreply@google.com
Title : Google Cloud Platform/APIs Billing Alert - 100% of Threshold Exceeded
Body :
最後に
Billing Accountには複数のGCP Projectをぶらさげることができます。
Billing AlertはBilling Accountごとの課金額で計算されるので、複数のGCP Projectの合算額でのアラートとなります。
そのため、特別監視しておきたいGCP Projectがある場合は、専用のBilling Accountを作成して、Billing Alertを設定しておくのも良いかもしれませんね。
余談
Billing AccountにぶらさげることができるGCP Projectの数はデフォルトでは10個までです。
増やしたい場合は https://support.google.com/code/contact/billing_quota_increase?hl=en からRequestを送ります。