皆さんこんにちは!iret Global Solutions 事業部の浜田です。今回は僕が圧倒的に苦戦したProfessional Google Workspace Administratorについて書いてみました。現在は試験も日本語になっていて少し学習しやすくなっていると思いますがやはり他の試験と比べると圧倒的に学習リソースが少ないのでGoogle Cloudの中でも特段難しい試験になっていると思います。
Google Workspaceとは
Googleが提供する作業効率化ツールです。以前はG Suiteという名前でしたがWorkspaceに改良されました。まあ簡単にいうと、GmailやGoogle docs,Google meetなどの総称になります。前提条件
本記事は既にVPC, Google Compute Engine, Cloud Functions, Cloud storageなどの基本的なGCPのサービスを知っていることを前提としています。試験概要
他の試験と同様、試験時間は2時間で問題数は50~60問です。
絶対覚えておいた方がいいこと
Google Cloud Directory Sync (GCDS)
Active DirectoryやAzure ADのような、企業で利用中のドメインに登録しているユーザーやグループを、Google Workspace や Cloud Identityのユーザーやグループに同期するツールです本サービスはマストで覚えておきましょう。
Google Vault
Google Workspace の情報ガバナンスと電子情報開示のためのツールです。安全な環境でGoogle Workspace を運用するためには必要不可欠なサービスです。問題が起きた時に他のユーザーと共有する方法など、本ツールに関して深く学習することをお勧めします。
Organizational Structure (OU)
Workspaceの試験では組織の構造についてよく問われます。できるだけ多くのユースケースを調べどこに管理者を置くのが適切なのか押さえておきましょう。
Data Loss Prevention (DLP)
組織内での機密情報や重要なデータの不正な共有や漏洩を防ぐためのセキュリティ対策です。Google Workspaceでは、DLPポリシーを設定して、特定の情報が外部に送信されるのを防ぐことができます。例えば、電子メールトラフィックをスキャンしてコンテンツをフィルタリングすることができます。
Security Dashboard
組織内のセキュリティ状態やセキュリティイベントを監視・可視化するダッシュボードです。異常なアクティビティや様々なセキュリティリスクを素早く把握できます。。一例としては、不正なログイン試行や異常なアクセスがあった場合に警告を表示することができます。各セキュリティ レポートパネルには過去7日間のデータが表示可能となっておりますが最大180日間分のデータを保存することができます。
Content filtering
不適切なコンテンツやスパムを検出し、適切な対応を行うプロセスです。例えば、特定のキーワードや規定に基づいてメールをフィルタリングし、不正なコンテンツが送信されないようにすることが可能です。
その他必須項目
基本的なIT 知識
Professional Google Workspace Administratorの試験では総合的なITの知識がどうしても必要となってきます。SSO(シングルサインオン)が何なのかなどCloudにおいてよく聞かれる用語は事前に押さえておきましょう。
その他サービス
正直、本試験は覚えることが他の試験と比較しても圧倒的に多いです。Apple iOSデバイスを管理するためのApple push certificateや安全性の低いアプリやAPIの制限方法、対象のOrganaization(組織)に対してのSSO設定の方法など各サービスの特徴だけではなく具体的な使い方等満遍なく学習しておきましょう。
上記リンクから試験ガイドに記載されている項目を調べてChromeのプラウザ翻訳などを駆使して徹底的に学習しましょう。
試験対策
Google Cloudの模擬試験は必ず解いておきましょう。 足りない部分はUdemyを使うかWhizlabsをChromeのプラウザ翻訳して解くのがおすすめです。他の資格と比較してもネットで出ている練習問題が少ないのでできるだけ多くの問題を解いておきましょう。
最後に
さて、今回の記事は以上になります。何度も繰り返しになりますが本試験の難易度は比較的高いものとなっています。時間を惜しまず徹底的に学習しましょう。
他のGoogle Cloud の試験に興味がある方は以下に難易度順のランキングを載せているので参考程度に是非。
それでは皆さん、ご武運を。