本記事で取り上げる「オンセンルーム」ついてですが
ツール本体の詳細解説は本家様で確認してください
本家様の設置方法の解説ではレンタルサーバーを使うこと前提に公式では解説されていましたが
自前のサーバーにインストールする手段については詳しいことは何も書かれていないため
実際にサーバーに導入して動かせるようになるところまで調べてみました
とはいっても今どきはレンタルサーバーもずいぶん手軽に
利用できるようになっているのでそこまで旨味はないとは思うのですが
やはり自分の思い通りの部屋を作るにはレンタルサーバーのプランによっては容量が足りなかったり
各ツールさんのサーバーに負荷をかけるのも忍びないということもあるだろうと感じます
前置きはこの辺で今回の記事ではオンセンルームをWebサーバーに設置して
ローカルでオンセンルームを稼働できるまでを解説します。
今回導入する「オンセンルーム」を稼働させるのに必要なものは以下のものです。
Ubuntu20.04
Apache
PHP
PHPの拡張モジュールがいくつか
そして今回の導入条件はUbuntu20.04をクリーンインストールした直後に
オンセンルームを導入する想定になります。
すでにWebサーバーを構築している方であればいくつかの工程をスキップできるはずです。
Ubuntu20.04はインストール完了していてユーザー作成まで完了しているものとします。
まずは親の顔より(ryのUbuntuのアップデート
sudo -y apt update
sudo -y apt upgrade
続いて必要物のインストール
sudo apt -y install php7.4-intl php7.4-xmlrpc php7.4-soap php7.4-mbstring php7.4-curl php7.4-zip php-mysqli php7.4-xml php7.4-gd php unar apache2 net-tools
オンセンルームがphpの拡張モジュールphp7.4-xmlとphp7.4-curlが入っていれば動作する記述があったのですが
実際この2つだけでは動かなかったので手当たり次第に拡張モジュールをインストールしています
不要なモジュールについては要検証です
オンセンルーム本体のインストール
cd /var/www/html
sudo wget https://github.com/ponta0321/OnsenRoom/archive/refs/heads/master.zip
sudo unar master.zip
cd /OnsenRoom-master
sudo mv * ../
cd /var/www
sudo rm /html/index.html
sudo rmdir /html/OnsenRoom-master
sudo chmod -R 755 /html
sudo chown -R <ユーザー名> /html
sudo service apache2 start
1カレントをApache2のドキュメントルートに移動
2オンセンルームをダウンロード
3ダウンロードしたアーカイブを解凍
4解凍した本体に移動
5本体ファイル群をApacheドキュメントルートへ移動
6不要になるindex.htmlとOnsenRoom-masterを削除
7wwwに移動
8ドキュメントルートのパーミッションとオーナーを変更
上記時点でオンセンルームが利用可能となります。
実際に接続するにはifconfigでipを調べて別端末のブラウザ等で
サーバーip/index.phpと入力するとオンセンルームが起動します
以降必要に応じてindex.phpをデフォルトロードする設定をしたり
オンセンルームをネット越しに利用するためにポート開放が必要になります
Apacheからindex.phpを読ませるため以下の設定をします
下記Apacheのコンフィグファイルに
sudo vim /etc/apache2/sites-enabled/000-default.conf
下記を追記します。
DirectoryIndex index.php index.html index.htm
ツールにアクセスするために若干手間を取りますがこの時点で正常に稼働しており
今回は稼働させるまでの解説のためここまでとさせていただきます。