Rustを学習するためにRustをインストール必要がありますが、本腰を入れて開発するわけでもないのに
- Visual Studioなどのインストールが必要だったり
- ローカル環境が汚れたり
するのは少し面倒だと感じました。なので、WSL2とDevcontainerをつかってRustを動かせる環境を構築してみます。なお、WSL2ではなくWindowsでもできますが、ファイルアクセスが遅くなるのでそのまま真似するのは推奨しません。
対象
- Rust環境をサクッと用意したい人
- Docker・コンテナ仮想化をある程度理解している人(Docker・Devcontaienr自体の解説はしません)
手順
- WSL2(今回はUbuntu on WSL2)上にDockerをインストールします(飛ばしてもDevcontainer使用時に自動でインストールされますが、経験上不安定になりがちなので手動インストール推奨です)
- Devcontainerの拡張機能をインストールします
- Rust学習用のディレクトリ(今回は
~/Rust/
)をつくり、VSCodeで開きます
- コマンドパレット(
Ctrl+Shift+P
)を開き、開発コンテナー: コンテナーで再度開く(Reopen in Container)
を選択します
- インストールするツールとしてRustを選択します
- そのあとの選択肢は
Enter
連打でOK(OSのバージョンや追加のツールなどを選択します) - しばらく待つとコンテナ(Rustのツール一式が入った仮想OS)内に入れます
-
cargo
(Rustのビルドシステム兼パッケージマネージャ)のバージョンを確認してみるとこんな感じ。Rust一式がインストールできていることがわかります
vscode ➜ /workspaces/Rust $ cargo --version
cargo 1.88.0 (873a06493 2025-05-10)