はじめに
「Power Queryの勉強法を教えてください!」と言われる機会が増えてきたので、まとめてみた。
補足
- いわゆる技術者向けの記事ではなく、Excel文化に親しみのある方を対象にした記事。
- 日本語教材で学習したい方を対象として、日本語教材に絞って紹介する。
- Power Pivot・Power BIの領域(≒データモデリング・データビジュアライズ)は対象外とする。
- 本記事で掲載する教材はあくまでも一例。他にもたくさんあるが、個人的にオススメなものを抜粋して掲載した。
- 紹介した教材に対する感想・コメントは主観的・個人的なもの。(「案件」等では全くありませんのでご安心ください。)
教材の種類
- Microsoft Docs
- 無料の動画教材(Youtube)
- 有料の動画教材(Udemyなど)
- 書籍
Microsoft Docs
※公式ドキュメントには公式の良さがあると重々理解したうえで、個人的には入門者にはオススメしない。
和訳が読みにくいことと、入門者にとっては情報過多であると考えるため。
ある程度操作に慣れてきてから、正確な理解のために読むのは良いと思う。(上級者を目指すのであれば、公式ドキュメントの理解はもちろん必須)
Youtube
Power Queryの全体像を短時間で大まかに理解したい方にオススメ。
Udemy
情報量がちょうどよく、解説もとてもわかりやすいので、途中で挫折することなく学びやすい。
「動画で学びたいけど、Youtubeでは少し情報量が少ないと感じた方」にオススメ。
※Udemy for businessが使える会社に勤務している方には、無料で視聴可能なので特にオススメ。
書籍
「動画教材の情報量に物足りなさを感じた方」にオススメ。
書籍ならではの充実した情報量がGood。
また、個人的な感想として、量だけでなく解説もとてもわかりやすかった。
その他
個人的には、入門者に1番オススメ。
M言語の基礎やEditor画面の解説が極めて丁寧で、Power Queryの原理・操作感を正確に理解することに重点を置いている点において、他の教材と一線を画している。
(他と比べて高額だが、受講した感想として、その価値は十分にあると感じた。)
まとめ
- 出費を抑えたい方(&Udemy for businessで無料視聴できない方):Youtube→書籍
- 出費を厭わない方:パワークエリ・ラボ→Udemy→書籍
- 時間もお金も無限にある方:Youtube→パワークエリ・ラボ→Udemy→書籍
非技術者の入門者(日本人)がいきなり公式ドキュメントを読み込もうとしても挫折する可能性が高いと思う。
まずは、親しみやすい動画教材をベースにして、とりあえず手を動かして全体像をイメージできる(E→T→Lのイメージをつかむ)ようになることが大切ではないだろうか。
おわりに
中級者向けの記事を別途作成予定。
※ここでの「中級者」とは、GUI操作を一通り理解して、作りたいものをとりあえず作れるレベルと定義する。
(M言語の読解や、パフォーマンス改善等はあまり考えたことがないようなレベル)