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[日本語入力高速化]親指シフトを10年使い続けたので、いろいろ書いてみる

Last updated at Posted at 2018-04-06

早いもので、勝間さんの書籍で親指シフトを知って使い始めてから10年程度経っていたので、使い続けた所感や環境的なところなどいろいろ書いてみます。

そもそも親指シフトってなに?

生産性が倍になる! 最近話題の「親指シフト」とはの記事が詳しいです。

簡単にまとめると、

  • 親指を多用する打鍵。
  • たとえば「か」と打つ際に、ローマ字入力だと「ka」と入れるのに対して、親指シフトだと「w」キーで1回の打鍵で打てる。「が」も「え」も「w」キーという、特殊なキー配列。
  • 大体日本語入力がローマ字入力比で1.7倍速程度。
  • ローマ字入力が力の入りにくい小指などを酷使するのに比べて、指に負担が少ないキー配列(REALFORCEのキーボードで小指のキーなどが軽くなっているのにちょっと近い印象)

日々、皆さんドキュメント書いたり、アウトプットの記事を書いたりしていると思います。ドキュメントなどは大事ではありますが、あまり楽しくなくて短時間で終わらせたいケースがあると思います。
それがもしとても早くなれば、コードを書く時間を増やしたり、実験に時間をより多く割いたりできるようになり、素敵だと思いませんか?
(また、資料の更新なども短時間で終わるので、資料の保守なども抵抗が薄れます)

でも、マスターするの大変なんでしょう?

会社で「親指シフトいいですよ!」と何度かアピールしていますが、いまいち流行りません。

やはり、慣れ親しんだローマ字入力ができなくなるというのは、中々に大変なようです。

私は学生時代に身に付けたので、一時的に効率が悪くなっても問題なかったのですが、社会人になると時間面などで制約があると思われます。

それでも、プライベートの時間に練習をして、ローマ字入力並みのスピードに一旦なってしまえば、それ以降はずっと親指シフトを仕事でも使い続けるといった感じでいけるので、英語を何年もかけて身に付けるといったことに比べれば大分敷居が低いですし、一度身に付ければずっと効率の良いまま作業ができるので、コスパは大分いいと感じています。

身に付け始めたのが記憶があいまいですが、大体1~2か月間、自宅でタイピング練習などをした後は、完全に親指シフトに移行(ローマ字入力を禁止)したような記憶があります。(そこまで長期間訓練が必要、というものでもありません)

習得に関する時間の目安を記事などを書かれている方もいらっしゃいました。

 よって、バランス派の俺の意見としては、①配列図の暗記、②NICOLA派宣言の写経で分速60文字(それなりに打てる感覚になっている時期)に達するまでは、普段はローマ字入力を併用し、練習時間だけ親指シフトを使用する。ここで習得期間が延びてしまうのはやむをえないとわりきる、です。


 Excelの記録を見返すと、完全に切り替えて一週間で分速60文字、二週間で分速70文字、一ヶ月で分速80文字になっていったようです。(当時の計測はすべてNICOLA派宣言の写経です。)
 このあたりの成長率は、他の人のブログの記録を見ても、かなり早かったようです。
【スキル習得】親指シフトの練習方法と必要な期間、感覚的なプロセスの推移について。

実際に、長期間使ってみてどう?

10年間使ってみて、ローマ字入力に戻りたい、と思ったことは今のところありません。
新しいPC(タブレット)環境になっても、結構最初の方に親指シフト関係の設定を終わらせており、必需品になっています。

ローマ字入力が打てなくなったりしない?

私個人の経験で言えば、たまにローマ字入力を使うケース(他人のPCを一時的に触る際など)もありますが、長期間ずっと親指シフトで打鍵していても、特にローマ字入力ができなくなるといったことはないようです。

どうやって親指シフトに切り替えるの?

Windowsであれば、ツールを入れたりすることで親指シフト入力に切り替えることができます。

いくつか試してきましたが、最終的にはやまぶきR 親指シフトインストーラーが安定していて、導入もシンプルなので愛用しています。
(他のツールでは、オフィスソフトなどでうまく認識してくれないことが)

会社でのWin7のデスクトップPCだったり、今Qiitaを書いている、プライベート用のWin10タブレットなどでも問題なく使えています。

Ubuntuであれば、Anthyなどを使っています。(インストールされていればGUIで親指シフトを選択する程度で使えます。)
ただ、変換がいまいちに感じることが結構あります。
この記事を書くために少し調べていたところ、oyainputなるものもあるようです。
Linuxで親指シフトを利用する(Mozcとlibkkcの場合)
Ubuntu16.04などであれば使えるようで、Mozcなどは結構変換面でよかった印象を持っているので、良さそうな印象があります。
(Ubuntu14.04では使えないのでしょうか・・?)

Macも、軽く検索した限りでは使えそうな印象がありますが、Macが手元になく普段使っていていないので割愛します。

やまぶきRで必要な設定は?

私は以下の点のみ、設定を調整しています。

  • 左手の親指キーを無変換キーからスペースに変更

文字の変換をスペースで行っている都合、左手の親指を無変換とスペースキーを行ったりきたたするのが微妙に感じているため、左手の親指シフトキーをスペースに変更しています。
また、Xキーをよく打鍵したりするのですが、キーボードにもよるかもしれませんが、その際に無変換とXキーよりかは、スペースとXキーの方が押しやすく感じています。

  • 設定画面の、「連続シフト」にチェックを入れる

打ち方がよくないのか、そうしないとうまく認識してくれないことがあるので設定しています。

基本的に、設定変更はこれだけで対応しています。

キーボードはどうするの?

特に親指シフト専用のキーボードというものは使ったことがありません。
普通のキーボードで問題なく打鍵できているので、特に専用のキーボードは買おうと思ったことは今のところはありません。

ただし、スペースキーが大きいキーボードだと恐らく指の位置的に厳しいと思います。(エンジニアの方に人気のあるキーボードで、スペースが大きいものが結構多いので注意が必要です)
また、変換キーも小さすぎないものがいいと思われます。

仕事では、長いことREALFORCE91UBKを使っていますが、とても快適に親指シフトが使えています。(スペースキーのサイズなども理想的)

左右で分かれているキーボードなどは使用したことがないため、どうなのか不明です。

プライベート用に、タブレット用に無線の安いキーボードを買って、そちらでも親指シフトを使っていますが(現在のQiitaを書く作業など)、タイピングは問題ないものの、一部キーが打ちづらい・・と感じることがあります。
(ケチるべきではなかったのか、タブレット用だしこんなものかと妥協すべきなのか悩ましい・・)

どうやって身につけると良さそう?

まずは、プライベートの時間などにタイピングソフトなどを使ってキー配列を覚えたり、少し遅くても親指シフトだけで入力ができる状態にまで練習しましょう。(恐らくここが一番大変ですが、将来のプラス面を考えて途中で投げ出さないことが大切)

ローマ字入力と比べて、少し遅いかもしくは同程度に打鍵できるようになったら、完全に仕事なども親指シフトのみに切り替えましょう。
あとは自然と入力が洗練されてタイピングが早くなっていきます。

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