0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

この年になっても勉強をしていい話

Last updated at Posted at 2025-11-30

はじめに

このエントリは、初挑戦カレンダー Advent Calendar 2025 の 1日目記事です。
https://qiita.com/advent-calendar/2025/silvia

今年、Twitterで何か主張したかったことを拾いながら記事を書いていきます。

本文

私は今年で41歳である。

去年の忘年会で友達が、「高校の時にあんまり勉強しなかったから未だに微積とかわからん、もっと勉強したかった」
みたいな話をしていた。
その友達は中学生の時まで、常にクラスのトップに居るくらい勉強ができるやつだった。
私ともう何人か、いつもその後塵を拝んでいたことを覚えている。

しかし、彼は進学校へは行かなかった。
農業をしたい、という目標があったからだ。
彼は市内で最も偏差値の低い農学校へ進学した。

その後、彼はその地頭の良さを武器に、底辺高校から筑波大学へ進学するという
学校始まって以来の快挙を成し遂げた。

そんな彼が、もっと勉強したかったと言った。

その言葉の重みは私にはわかるはずもなく、彼もそこまで重い意味で放った言葉ではなかったと思う。
しかし、人生を選択する後悔というのは得てして重いものである。

だから私はこう言った。

勉強なんかいつやったっていいのだ。

私は会社でほぼ毎週、技術系の勉強会を開催している。
参加者は少ないが、私の持っている技術を伝えられる場があるというのは嬉しい。
技術を伝えるとともに、勉強会の中で私も知らない事は往々にしてある。

また、以前Unityを触った時に、物体を目的の方向へ移動させるための手段として、
ベクトルというものに触れた。
ベクトルとは高校2年で習う概念である。
私は当時、ベクトルと言う意味をあまり理解できていなかった。

しかし、Unityを前にしたとき、すっとその概念が頭の中に蘇って来たのだ。
それと同時に、ああ、ベクトルってこういう時に使うのだなと理解できた。

更に、別のゲームを解いている時に、線形代数について触れることがあった。
ある特定の組み合わせを探索するときに、線形代数というのは使うのだという事を知った。
大学一年の時、私はこの学問を全く理解できなかった。

そんな中で、勉強をするのは、必要になってからでも十分間に合う。
と私は認識した。

だから、勉強なんていつやったっていいのだ。
Unityで適当なゲームを作るときに、加速度ベクトルのX成分とY成分を三角関数で計算して、
現在向いている方向へ加速するプログラムを書いたっていいのだ。

今から線形代数の教科書を買って、寝る前や電車の中で読んでもいいのだ。

とかそんな話をしたが、もしかしたら彼が言いたかったのは、
もうそんな暇はないんだ、という事だったのかもしれない。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?