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スマホでコードを書くという選択肢

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Last updated at Posted at 2026-01-12

スマホでコードを書きたい。

電車の中、散歩の途中、ちょっとした待ち時間。PCを開けない場面で、ふとコードのことが気になる。あの関数、あのバグ、あの機能。でもスマホでは記号の入力が絶望的で、実用的ではありません。

私もそう思っていました。

コーディングエージェントとの出会い

コーディングエージェントを本格的に使い始めて、考えが変わりました。

自然言語がコードになる。「この関数をリファクタリングして」と言えば、リファクタリングされる。「テストを追加して」と言えば、テストが書かれる。コマンドの実行もできます。

これだ、と思いました。

自然言語でコーディングができるなら、スマホでもいけるのでは?

Pockodeを作った

最初はクラウドに開発環境を置こうと考えました。でもセットアップが面倒で、性能も貧弱。何より、使い慣れた自宅の環境をそのまま使いたかった。

そこで作ったのがPockodeです。

スマホから自宅PC上のClaude Codeを操作できるツール。Claude Codeさえインストールされていれば、ワンコマンドで立ち上がり、QRコードをスキャンするだけで使えます。

Pockodeはオープンソースです。公式のrelay機能を無効にして、自分でホスティングすることもできます。コードも実行環境も、完全に自分の管理下に置いたまま使える設計になっています。

demo-mobile.jpg

Neovimを開かなくなった

Pockodeの開発を始めた当初、Neovimはまだ必要でした。git diffの確認のために開いていた。

ある日、git diffとファイル閲覧の機能を実装しました。デバッグも兼ねて、Pockodeを使いながら開発を進めていたら——あっさりPockodeだけで完結してしまった。

今、Neovimを開くのは全文検索などを駆使してコードをガッツリ読みたいときだけです。

散歩しながらバグの修正をこともあります。歩きながらスマホでAIに指示を出し、コードを生成し、テストを走らせる。家に帰る頃には機能が完成していました。

コードの99%はAIが書いた

Pockodeのコードは、99%がClaude Codeの生成です。丸投げではありません。設計を議論し、出力をレビューし、方向を修正する。その繰り返しで仕上げました。

私のGoの経験はチュートリアルに毛が生えた程度。Reactはブランクがありました。それでも動くプロダクトが作れた。Goは可読性が高いので、文法が曖昧でもロジックが正しいかはレビューできる。AIが適切なライブラリを教えてくれるし、知らない手法も提案してくれる。

自分だけで開発していたら、完成前に飽きていたと思います。AIがあったから続けられました。

AIの弱点と付き合い方

AIは万能ではありません。

勘違いして突っ走る。 部分最適を繰り返して、最初の目的を見失うことがあります。誤った前提の上でひたすら試行錯誤する。気づいたら止めて、明示的に軌道修正する必要があります。

その場しのぎの修正。 根本解決ではなく、表面的なパッチを当てようとすることがあります。それを繰り返した結果、簡単な機能なのに非常に複雑なコードになってしまうことがあります。

意味を持たないコード。 これが厄介です。使っているようで使っていない変数、到達しない分岐。動作に影響しないので無害に見える。しかし次のセッションでAIがそこに意味を見出そうとする。「この変数が定義されているのは、きっと理由があるはずだ」と。そこから新たな誤解が生まれます。

暴走や誤りを正すには、自分が全体像を把握している必要があります。任せきりにはできない。でも、把握さえしていれば、十分に使えます。

席を離れても止まらない

コーディングエージェントには厄介な問題があります。権限確認です。

ファイルの書き込み、コマンドの実行——許可を求めるダイアログが出るたびに止まる。席を外している間に走らせておきたくても、権限確認待ちになる。かといって、すべての操作を自動承認するのは怖い。

Pockodeがあれば、外出先から権限を確認して許可できます。エージェントを止めずに済みます。

以前は、作業に集中していると食事に行くのも面倒でした。流れを止めたくない。今は違います。散歩中でも電車の中でも、エージェントの進捗を確認し、必要なら介入できる。

場所を選ばず開発できる。そういう生活がしたい。

Pockode、よければ使ってみてください。

原文: https://sijiaoh.com/posts/phone-claude-code-and-me/


続き: AI時代、単一ブランチでは足りない ― git worktree × Pockode

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