何これ?
NERDTreeってつまり、エクスプローラにcmdって入力してからVimってやらずに済むやつだ!!!
何の記事?
この記事は 鎮宮'sアドベントカレンダー2025の12日目の記事です。
Vimプラグインの一つ、NERDTreeを使って便利だった機能について書きました。
誰向け? どんな役にたつ?
- NERDTreeを入れてみたけど、やっぱりエクスプローラーの方が使いやすいと思っている人
- NERDTreeを入れたけど、入れただけで止まっている人
- NERDTreeを入れるか悩んでいて、どんなことができるのか知りたい人
あらすじ
vim-plugのお陰でVimプラグインを簡単にインストールできるようになったので、Vimでエクスプローラのようにファイルを開けると噂のNERDTreeを入れてみることにしました。
最初こそ、入れただけでちまちまファイルオープンして使っていたものの、使い慣れてくるとこの機能がVimについてくれると言うのが本当に助かる程、今ではNERDTree無しでは生きていけない体になりました。
まだ数ヶ月ではありますが、NERDTreeではどんなことができるのかや、便利な機能などを紹介できればと思います。
NERDTreeとは
ざっくり言うと、Vim画面の左横にファイルツリーを表示できて、そこから選択してファイルを開いたりできるプラグインです。
基本的な使い方
じゃあ、Windowsで言うエクスプローラーがVimにくっついたってこと?それってどれくらい便利なの?……というと、めちゃくちゃ便利です…… という話をしていきます。
ウインドウ切り替えや移動方法など
通常のVimと同様にカーソル移動や画面スクロールができます。
NERDTreeと開いたファイルとの切り替えもCtrl+wで移動ができます。
基本的にはjkでNERDTree上もカーソル移動ができますし、z+EnterやCtrl+Fなどの移動もできます。
ファイル一覧からファイルを開ける
NERDTree内で開きたいファイルを見つけたら、カーソルを合わせてoでディレクトリを開いたり、ファイルを右画面に開けます。NERDTree上のディレクトリの場合、開いているディレクトリにカーソルを合わせてoを押すと閉じることもできます。
これの何がいいかというと「ここにあるかな?」と思って開いたディレクトリが違った……ってことがあるじゃないですか。そんな時、NERDTreeだとただ1フォルダを展開しただけですし、そのまま隣のフォルダを開けて見つかれば、カーソルを合わせてoでファイルを開いて編集に入れます。
エクスプローラーからファイル場所を確認してから開けたり、CLIでcdしながら彷徨ったりせず、スッと開けてしまうのがとても助かっています。
また、プロジェクトファイルを一通り展開して歩き回ると、どこに何があるのか、どんな階層構造をしているのかを確認して回ることもできるので便利です。
ファイル一覧からただ開いてみるだけもできる
見たいファイルにカーソルを合わせてgoと打つと、フォーカスはNERDTreeのままで、ファイルは右画面に表示できます。
後述の画面を分割して複数ファイルを開きたい時や、短いファイルを確認だけしたいときに便利です。
画面を分割して開くこともできる
開きたいファイルにカーソルを合わせてsと打つと、元々右画面に何らかのファイルが開いていた場合、その左横に並べてファイルを開くことができます。
Ctrl+wでウインドウを行き来しながらや、他のファイルを確認しながら編集したい際に便利です。
Vimの検索方法がNERDTree内でも使える
プロジェクトのディレクトリを下っていく際、どうしてもディレクトリが多い階層で目grepするのは大変な時があります。
そんな時、NERDTreeのウインドウもVimなので/hogeと打てば、ディレクトリ一覧で検索できます。通常のVim検索と同じく、検索にヒットしたディレクトリにカーソルが移動するので、検索しつつ下っていくと早いです。
また、複数候補があった場合はnで次候補にカーソル移動することもできます。Nで逆にいくこともできます。?はNERDTreeのヘルプが出るキーに当てられているので使えないのですが、基本的に/で前方検索して困る場面がないので、特に気になっていません。
気に入っている機能
ヘルプ機能
?と打つと、NERDTreeの画面上に瞬時にコマンドヘルプが召喚されます。
英語ではありますが、難しいことは言っていない他、用途ごとに区分けがされているので、とても読みやすいヘルプです。
なので、こんなことができるんだー……ということだけ覚えておけば、あとは?で気軽にコマンドを探すことができます。尚、このヘルプについても/での検索ができるので、「確かこんなコマンドだったような……」で探すこともできます。
ブックマーク機能
よく開くファイルは、カーソルを合わせて:BookMark ブックマーク名でブックマークに登録することができます。
登録したブックマークはBと打つとNERDTree上部にブックマーク一覧が召喚でき、gbと打つと、ブックマーク位置までカーソルジャンプができます。
今後も使うだろうな……というものは気軽に登録しておくとディレクトリ下りをしなくて済むので便利です。
ツリー即閉じ
親ディレクトリに対する子ファイル/子ディレクトリにカーソルがある状態でxと打つと、ディレクトリを畳めますぐしゃぐしゃにディレクトリを展開しまくってしまった時に便利です。
ファイル/ディレクトリ作成
NERDTreeのウインドウを選択している状態で、mと打つと、ファイル/ディレクトリ作成や削除など、キータイプで選択できる画面が出てきます。
m -> aと打つと作成する名前を入力するように画面が変わるのですが、末尾に/をつけるとディレクトリ、それ以外はファイルが作成できます。
これも、CLIに戻ったり、Vimから:!で作成せず、NERDTree上で作成できて、NERDTree上に即反映されるので便利です。
ルートディレクトリ移動
ルートディレクトリにしたい場所にカーソルを合わせてcdと打つと、その場所がNERDTree上のルートディレクトリとして扱われます。
これは何が便利かというと、指定の場所にファイルを起点にファイルを作りたいときや、dockerなどのルートディレクトリに移動してコマンド実行したい時などに重宝しています。
ここでルートディレクトリを変更しても、Vimを抜ければCLI上では元の場所に戻されるのですが、一度Vimを抜けてから移動して……とせずに済むので便利です。
とりあえず何をするにもVim開いて辿ればいいやができる
このNERDTreeを使う前の私はエクスプローラーで目的のディレクトリに辿り着いた後で、パス窓にcmdと打ってコマンドプロンプトを召喚し、vimと入力して……とやっていました。
今ではとりあえずショートカットからコマンドプロンプトを立ち上げたらvimと打って、NERDTreeを使って目的の作業ディレクトリに移動する……とやっています。
よく行き来する場所はブックマーク登録しているので、どこでVimを開こうが一瞬で飛べるのは本当に便利です。
コードレビューをしてもらって「あのファイル開ける?」と先輩が聞き終わった時には開いている……位の速度が出てしまうのも怖いくらい気に入っています。
Vimmerでファイル移動や捜索に手間取っている方はぜひ使って見ると、めちゃくちゃ飛べるようになるのでおすすめです。









