これは何?
2024年9月26日現在日本通運がアクセンチュアをシステム開発の失敗を巡って提訴しています。
これをきっかけに過去に同様の裁判はあったのか気になったので調べてみました。
勉強になるので訂正や追加事例がありましたらドシドシお待ちしております。
NTT東日本 VS 旭川医大
経緯
- 2008年に8月に電子カルテや病院システムの刷新を行うため,NTT東日本が日本IBMと共同開発したパッケージソフトをカスタマイズしてシステム開発を提案した
- 現場の意思からの800件近い要望をNTT東日本が受けいれ,開発が延長
- 旭川位医大が期日通りに納品されなかったことを理由に契約解除を通告
- NTT東日本が損害賠償を求めて旭川医大を提訴
- 旭川医大も逸失利益を求めて反訴
裁判の争点
- プロジェクトマネジメント義務: NTT東日本がプロジェクトを適切に管理する義務の範囲がどこまでか
- 協力義務: 旭川医大がNTT東日本に協力の仕方に違反がなかったか
- 仕様凍結合意後に追加要求があったか
裁判結果
- 一審: 旭川医大の協力義務違反(仕様凍結合意の大量の追加要望が原因でプロジェクトが遅延した)としつつ,NTT東日本に対してはPM義務に8割責任があるとした。
- 控訴審: NTT東日本に納期を守るためにはさらなる追加開発を要望をしないように説得したり,不当な追加開発要望を毅然と拒否しなくてもPM義務違反でないとして,契約解除に伴う損害約14億1500万円を賠償する判決。
参考資料
野村證券 VS IBM
経緯
- 野村ホールディングスが日本IBMに対し,投資一任口座サービスに関するシステムの開発を委託して契約を締結
- 日本IBMが権利を有する気温システムをカスタマイズして開発することになった
- 2010年11月開発開始
- 2012年8月にスケジュール達成が困難であり,品質上もリスクがあることを通知
- 2012年10月見直し計画を提案
- 野村ホールディングス見直し計画が有効な解決でないとして,個別契約を解除する旨を通知,36億1500万円の損害賠償請求
- 日本IBMは5億6300万円の報酬及び損害賠償請求を反訴
裁判の争点
裁判の結果
- 一審:
参考資料
三菱食品 VS インテック
スルガ銀行 VS IBM
文化シヤッター VS IBM
TODO
- まだまだありそうなので事例をもっと調べる
- 事例ごとに
- 裁判になった理由
- 判決の理由
- 教訓
をまとめる。
感想
IBM多いな...