Laravel + Inertia はとても快適なスタックなのですが、関連ライブラリやエディタを導入することで、さらに快適になります!
機能ではなく、開発の快適さに絞っていくつか紹介します。
コード補完(ide-helper)
必須級のライブラリです。
こんな感じでモデルとかの TypeHint が表示できます。
インストール
$ composer require --dev barryvdh/laravel-ide-helper
以下のコマンドを実行すると、各種ヘルパーファイルが出現します。
$ php artisan ide-helper:generate
$ php artisan ide-helper:models -M
$ php artisan ide-helper:meta
それぞれ生成されるファイルは以下の感じ。
-
_ide_helper.php- Laravel のファサード系をエディタに認識させる
- 自分で作った
macroにも対応!
-
_ide_helper_models.php- モデルの属性、リレーション、をエディタに認識させる
- 動的生成される Eloquent のメソッドも認識するようになる!
- 直接 Model ファイルに書き込むこともできる(オプション多)
-
.phpstorm.meta.php- PHPStorm 向けに、
app()系のメソッド群を補完します - VSCode では使われない?詳細不明
- PHPStorm 向けに、
これらのファイルはサイズが大きいので .gitignore に入れておいたほうが良いです。
_ide_helper.php
_ide_helper_models.php
.phpstorm.meta.php
ide-helper:models だけは、モデル編集時に実行しましょう。
Laravel の常時デバッグ(debugbar)
Laravel の画面の左下に鎮座して、通信の内容から発行された SQL、各処理にかかった時間、その他リクエスト~セッションの内容まで、開発時に見たい情報が全て確認きる神ツールです!
ajax にも対応していて、Inertia 環境でも便利に使うことができます!
$ composer require barryvdh/laravel-debugbar --dev
$ php artisan vendor:publish --provider="Barryvdh\Debugbar\ServiceProvider"
表示可否は .env の DEBUGBAR_ENABLED で制御できます。
ただし、APP_DEBUG=true の時のみです。安心ですね。
設定項目は config/debugbar.php にあり、多岐にわたるのですが、一か所 editor をデフォルトで使っているものに変えておくと良いです。
- 'editor' => env('DEBUGBAR_EDITOR') ?: env('IGNITION_EDITOR', 'phpstorm'),
+ 'editor' => env('DEBUGBAR_EDITOR') ?: env('IGNITION_EDITOR', 'vscode'),
簡単に説明すると
-
collection系を true にすると、タブが増える -
optionsのtimeline系を true にすると、時間取得が厳格になる- (
options.db.timeline=trueで、各クエリ単位まで粒度を下げることができます)
- (
いつか解説記事作りたい...(私がほしい)
更なる詳細確認(telescope)
Laravel 公式で、ほぼ全ての情報を蓄えて閲覧することができるツールです。
debugbar じゃ足りない...という場合に利用しましょう。
注意点として、データベースに専用のテーブルを作成する必要があります。
$ composer require laravel/telescope
$ php artisan telescope:install
$ php artisan migrate
設定は config/telescope.php に記載されます。
Telescope は本番利用も想定されているため TELESCOPE_ENABLED で利用の制御ができます。
ただ常時利用するものでもないので enable は debugbar と同等にしましょう。
- 'enabled' => env('TELESCOPE_ENABLED', true),
+ 'enabled' => env('TELESCOPE_ENABLED', env('APP_DEBUG', false)),
Telescope は http://localhost:8000/telescope にアクセスすると確認できます。
こんな感じでデータまで含めた、ほぼすべてのデータが閲覧できてしまうのですよね。。。
恐ろしい!!
もしデータベースを分けたい!って場合は、以下記事を参考にしてください。
他にも Clockwork というライブラリもおすすめです。
ファイルベースなのでデータベースいらず。
ブラウザの拡張機能を利用してシンプルに利用できます。
DBの入出力コマンド化(db snapshot)
はい Spatie社 さんのライブラリです。
Laravel の開発、Web全般ですね、開発中にいったん処理を行ってデータを確認したいときってあるじゃないですか。
また他の開発者に事象を説明するとき、データを渡したくなる時ないですか?
はたまた本番環境で謎のエラーが起きて、ひたすらデータの検証をする時ってないですかね???
そんな時に便利なライブラリです。
$ composer require spatie/laravel-db-snapshots
そして、出力設定を filesystems.php に書き込みます。
return [
'disks' => [
// ...
'snapshots' => [
'driver' => 'local',
'root' => database_path('snapshots'),
],
],
];
この書き方からわかる通り s3 とかに出すこともできます。
使い方は簡単! snapshot コマンドを使います。
# ただ保存する
$ php artisan snapshot:create
# 名前を付けて保存する
$ php artisan snapshot:create named
# 一覧を確認する
$ php artisan snapshot:list
+---------------------+---------------------+----------+
| Name | Created at | Size |
+---------------------+---------------------+----------+
| named | 2025-12-14 05:04:53 | 31.23 KB |
| 2025-12-14_05-04-20 | 2025-12-14 05:04:20 | 29.83 KB |
+---------------------+---------------------+----------+
# 読み込む
$ php artisan snapshot:load
Which snapshot? [named]:
[0] named
[1] 2025-12-14_05-04-20
> 0
各 SQL のくそ覚えにくいインポートエクスポートコマンドはもう覚えなくて大丈夫です!
ファイルは先ほど指定した database/snapshots/* に出力されます。
.gitignore に加えておきましょう。
VSCode の拡張機能
最後に最低限の拡張機能も紹介しておきましょう。
Laravel
なんと!Laravel公式から!拡張機能が誕生しました!
ほぼすべてのデータ補完が強化されるので、入れない選択肢はないです。
今までいろんな拡張機能を導入していたと思いますが、今はこれだけで十分です。
まだ出たばかりなので今後に期待ですね!
PHP Intelephense
PHP の言語機能の強化拡張機能ですね。
これがないと VSCode での Laravel の運用は難しいです...。
注意点として、導入後に標準の PHP 言語機能を消す必要があります。
これを忘れている人が多いです。
有料ライセンスもあるのですが、今は個人なら $35 買い切りになってます。(昔は $20 くらいでドル円レートも安かったのに...)
1つライセンスがあれば、個人に限り何台分でも利用できるお得なライセンス形態です。
名前変更がやりやすくなったりと買って損はないです。
Vue (Official)
名前の通り Vue のオフィシャル拡張機能です。
これを入れないとコードシンタックスなどが微妙なので入れましょう。
よくバグがあるのですが...、即日修正レベルで比較的対応が早いです。
やはり Vue はマクロに舵を切ってるので、静的解析が難しいんでしょうねぇ...。
Tailwind CSS IntelliSense
これも公式。
Tailwind で利用する class の TypeHint が利用できるようになります!
あいまいに覚えていても大丈夫!
ここでの説明になるのですが Tailwind を導入する際に利用する at-rule は VSCode 側が認識できず警告が表示されます...。
この方の記載を参考に以下の設定を追加すると解消します!
"files.associations": {
"*.css": "tailwindcss"
}
おわりに
他にもいろいろ便利なものはあるのですが、
- できる限り公式に寄せる
- 利用者が多い
- メンテナンス放棄される可能性が低い
- または、放棄されたときに対処できる
という条件を考えた時は、最低限上記の対応をしておくと快適です。
あとは環境に合わせて Laravel Lang とか unplugin シリーズとか実益のあるライブラリを選定すると良いかもしれませんね!
(記事を書くかは未定)





