この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2026サマーの5日目の記事です。
はじめに
最近、Claude CodeやCodexなどの影響もあり、コーディングエージェントという言葉をよく聞くようになりました。
コーディングエージェントは、単にコードを生成するだけでなく、プロジェクトのファイルを読んだり、コマンドを実行したり、足りないツールを確認したりしながら開発を進めてくれます。使いこなせると、かなり便利です。
そしてUiPathでも、コーディングエージェントを使ってRPAワークフローやMaestre、Apps などを作れるようになってきました。これまでも、UiPath Studioには "Autopilot" という独自のAI機能があり、自然言語からワークフローや式を生成することができましたが、プロパティが設定されていなかったり、枠だけが生成されたりすることもあり、前時代的で正直イマイチな印象でした。
一方、コーディングエージェントを使うと、StudioのプロジェクトファイルやUiPath CLIも含めて作業できるようになります。
コーディングエージェントというと、Claude CodeやCodexなどを使っている人も多いと思いますが、UiPathユーザーがまず試すなら、Studioでコーディングエージェントを使えるようにするのが一番早いです。別途ライセンスを用意したり、新しい開発環境を整えたりする必要が少なく、普段使っているStudioの延長で始められるからです。
ただし、実際に使おうとすると最初の準備が少し面倒です。
Studioのバージョンを確認し、Node.jsを入れ、UiPath CLIを入れ、PATHを通し、必要に応じて認証し、エージェント側にUiPathの作業手順を理解させる必要があります。
ということで今回は、UiPath Studioでコーディングエージェントを使うための準備を、できるだけエージェントに任せてしまう方法を紹介します。
前提
※ 2026年7月時点の情報です。今後のStudioやUiPath CLIの更新により、手順や画面は変わる可能性があります。
今回の前提は以下です。
- UiPath Studio STS版 ※現時点でLTS(v2025.10とか)ではダメです
- Automation Cloudに接続できる環境
- Windows PC
何が面倒なのか
コーディングエージェントを使うだけなら、エージェントにプロンプトを入力すればよさそうに見えます。
しかし、UiPathのプロジェクトを扱わせようとすると、裏側ではいろいろなツールが必要になります。
たとえば、以下のようなものです。
- Node.js
- UiPath CLI
- Git ※UiPathの場合なくてもいい
- VS Codeなどエージェントが動作する開発環境 ※UiPathの場合なくてもいい
- Automation Cloudへの認証
- 必要に応じたプロキシや証明書の設定
めっちゃ簡単にコーディングエージェントを始める
コーディングエージェントでUiPathのRPAなどを作るには、UiPath Skillが必要不可欠です。
UiPath Skillは、コーディングエージェントにUiPath向けの作業手順やCLIの使い方を教えるためのスキル(専門知識)です。エージェントにUiPathのプロジェクトを触らせる場合、これを入れておくと、Studio、Orchestrator、Automation Cloud、UiPath CLIなどを前提にした作業を任せやすくなります。
ということで、インストールなんですが、これを依頼するだけです。
UiPath Skillインストールして
これだけで、エージェントが現在の環境を確認し、必要なものを順番に入れてくれます。
もう少し丁寧に依頼するなら、以下のように書いてもよいと思います。
UiPath Studioでコーディングエージェントを使えるようにしたいです。
UiPath Skillをインストールして、必要なツールの確認とセットアップまで実施してください。
ただ、実際には「UiPath Skillインストールして」だけでも十分です。
エージェントがやってくれること
環境によって差はありますが、エージェントはおおむね以下のような作業をしてくれます。
- Node.jsがインストールされているか確認する
- UiPath CLIが使えるか確認する
- 不足しているツールをインストールする
- PATHやバージョンを確認する
- UiPath Skillをインストールする
- UiPath CLIのコマンドが実行できるか確認する
- 必要に応じてAutomation Cloudへのログインを案内する
人間がやると地味に時間がかかる作業ですが、エージェントなら順番に確認しながら進めてくれます。
特に便利なのは、失敗したときにそのまま原因調査まで続けてくれる点です。
たとえばNode.jsは入っているがnpmの証明書設定で失敗する、UiPath CLIのログインでブラウザ認証が失敗する、社内プロキシの影響でパッケージ取得に失敗する、といったケースでも、エラー内容を見ながら次の確認に進めます。
実際にやってみました
まずは、UiPath Skills のインストールをお願いします。

すると、まずUiPath CLIのバージョン確認と、利用可能なSkills一覧を取得するコマンドを実行しようとします。内容を確認して問題なければ承認します。

今回の環境ではNode.jsもUiPath CLIが入っていなかったため、エージェントがそれを検出し、まずはNode.jsのインストールから進めてくれました。

Node.jsのインストールが完了すると、次にUiPath CLIのインストールに進みます。

UiPath CLIのインストールが完了すると、続けてUiPath Skillsをインストールします。

最終的には、Node.js、npm、UiPath CLI、UiPath Skillsがインストールされたことを一覧で確認できます。

いかがでしょうか。めんどくさがり屋の私でも飽きずにできました。
おわりに
UiPath Studioでコーディングエージェントを使うには、何が必要か調べたり、手順を調べたりなど面倒なことが多く、中々やろうという気にはなりません。
ただ、そのセットアップ自体をエージェントに任せられるようになると、かなり気軽に試せるようになります。
まずは、これだけ覚えて、エージェントに一言を投げてみましょう!
UiPath Skillインストールして