はじめに
並列処理を実装したい場合、並列パスステップを使用します。この記事では並列パスステップ利用時の動作を確認します。
なお、この記事は次の記事の内容を理解していることを前提としています。
並列パスステップ利用時の動作
CAIプロセスの作成
次の手順では、プロセス起動時の時刻を取得、待機ステップにより10秒待機後の時刻取得して、2つの時刻を呼び出し元に返すCAIプロセスの作成手順です。
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CAIプロセスを次の設定で作成します。
- 名称を recipe-pca-stepParallel とする
- 匿名アクセス を許可する
- クラウドサーバー にデプロイする
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出力フィールドとして output1,output2,output3 を タイプ=テキスト で作成します。
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各割り当てステップを選択して output1,output2,output3 に 計算式 として
fn:current-dateTime()
を指定します。
以下、curlコマンドを例とした動作確認結果です。output1,output2,output3がおおよそ同じ日時となっていることを確認できます。
CAIプロセスの実行
curlコマンドと実行結果
// curl コマンド
curl https://<IICS・CAIサーバー>/active-bpel/public/rt/<Org ID>/recipe-pca-stepParallel
// 実行結果(見やすいように整形しています)
{
"output1": "2024-12-05T10:52:11.269Z",
"output2": "2024-12-05T10:52:11.269Z",
"output3": "2024-12-05T10:52:11.269Z"
}
ジャンプステップ併用時の留意事項
次のように並列パスステップとジャンプステップを併用した場合、ジャンプステップの遷移先は同一パス内のみ選択できる仕様となっています。