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はじめに

この記事ではCAIプロセスからOSコマンドを実行して、実行結果を取得する手順を確認します。

今回はコマンドcat /proc/meminfo | grep Memの実行結果を取得する手順を確認していますが、記載の手順にてJavaやPythonコードなどを実行することもできます。CAIではプログラミング言語としてXQueryを使用できますが、XQueryでは実装が難しい場合もあると思います。そのような場合、今回の紹介するレシピを用いてJavaやPythonコードなどを実行できるので汎用性の高い実装レシピになると思います。

なお、この記事は次の記事の内容を理解していることを前提としています。

OSコマンドの実行許可設定

次の手順でOSコマンドの実行を許可する設定をします。

  1. アプリケーション統合コンソールを開いて、サーバーの環境設定 タブを選択します。

  2. 画面上部のリストボックスにてOSコマンドの実行を許可するSecure Agentを選択します。
    image.png

  3. シェルサービスの有効化 にチェックを入れて保存ボタンをクリックします。
    image.png

OSコマンドを実行するCAIプロセス

CAIプロセスの作成

次の手順では、コマンドcat /proc/meminfo | grep Memを実行して、OSのメモリに関する情報を取得した結果をレスポンスとして返すCAIプロセスを作成しています。

  1. CAIプロセスを次の設定で作成します。

    • 名称を recipe-psa-stepOScmd とする
    • 匿名アクセス を許可する
    • Secure Agentサーバー にデプロイする
  2. 出力フィールド outputタイプ=テキスト として定義します。出力形式を ペイロード全体 とします。
    image.png

  3. CAIプロセスが次の順に実行されるように各種ステップを追加します。
    image.png

  4. サービスステップを選択、サービスタブを選択して サービスタイプ=システムサービス,アクション=シェルコマンドの実行 を選択します。
    image.png

  5. 入力フィールドタブを選択して、フィールドの追加ボタンをクリックして、次のフィールドを設定します。
    ● Command = cat meminfo | grep Mem
    ● Working Directory = /proc
    image.png

  6. 割り当てステップを選択して出力フィールド outputコンテンツ として Output String を指定します。
    image.png

CAIプロセスの実行

curlコマンドを例とした動作確認結果です。コマンドcat /proc/meminfo | grep Memの実行結果が得られる動作を確認できます。

curlコマンドと実行結果
// curl コマンド
curl -k https://localhost:7443/process-engine/public/rt/recipe-psa-stepOScmd

// 実行結果
MemTotal:       32652892 kB
MemFree:          855540 kB
MemAvailable:   18313232 kB

参照

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