はじめに
ディシジョン(判断
)ステップを利用すると、条件に応じた分岐処理を実装できます(プログラミングにおけるIF文
)。この記事では、ディシジョンステップを利用した分岐処理の動作を確認します。
なお、この記事は次の記事の内容を理解していることを前提としています。
ディシジョンステップ利用時の動作
CAIプロセスの作成
次の手順では、入力フィールドが5より大きい数字が否かを判断して出力フィールドの値を変更するCAIプロセスを実装しています。
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CAIプロセスを次の設定で作成します。
- 名前を recipe-pca-stepDecision とする
- 匿名アクセス を許可する
- クラウドサーバー にデプロイする
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入力フィールド input を タイプ=整数型 として定義します。
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出力フィールド output を タイプ=テキスト として定義します。
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ディシジョンステップを選択して フィールド として 入力フィールド input を指定します。
条件=次より大きい、値=5 を指定します。
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割り当てステップを選択して、フィールド output に コンテンツとして として
input value is greater than 5
を指定します。
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割り当てステップを選択して、フィールド output に コンテンツとして として
input value is less than or equal to 5
を指定します。
CAIプロセスの実行
以下、curlコマンドを例とした動作確認結果です。入力フィールドの値によって、出力フィールドの値が変わる動作を確認できます。
// curl コマンド
curl https://<IICS・CAIサーバー>/active-bpel/public/rt/<Org ID>/recipe-pca-stepDecision \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d '{"input": 5}'
// 実行結果(見やすいように整形しています)
{
"output":"input value is less than or equal to 5"
}
// curl コマンド
curl https://<IICS・CAIサーバー>/active-bpel/public/rt/<Org ID>/recipe-pca-stepDecision \
-H 'Content-Type: application/json' \
-d '{"input": 6}'
// 実行結果(見やすいように整形しています)
{
"output":"input value is greater than 5"
}