Linuxディストリビューション探しを趣味の一つにしています @shun_nishi です。
新しいLinuxディストロが出るたびにミニPC1台買い足そうかなとアホなことを考えるのですが、そんな王侯貴族みたいな遊びができるはずもなく。(とか言いながら持っているミニPCは2台だけです)
趣味をなるべく低コストにするために Proxmox VEを入れようかなと思っていました。
そうしたところ普段ホームサーバ用に使っている umbrelOS が2.0になって Machines という機能が出て、自分の趣味にマッチしそうなのでさっそく試してみました。
注意
umbrelOS2.0はこの記事を書いている2026/09/13時点ではPublic Betaです。正式リリースは2026/09/22予定です。
umbrelOSとは
umbrelOSは、自宅の小さなPCを「パーソナルクラウド」に変えることを目指した、無料でオープンソースのホームサーバーOSです。写真・ファイル・メディア・ローカルAI・Bitcoinノードなど、300以上のアプリをブラウザからワンクリックでインストールできるのが最大の特徴で、NASのような使い方をしながらも、Google DriveやiCloudのような「クラウドっぽい使い心地」を、自分のハードウェアと自分のデータのままで実現しようとしているOSです。
主な特徴はこんな感じです。
- x86_64のミニPCやNAS機、Raspberry Pi 5などにインストールして動作
- セットアップ後は http://umbrel.local にブラウザでアクセスするだけで、全操作が完結(キーボードやディスプレイなしでも運用可能)
- PolyForm Noncommercial Licenseで公開されており、個人・非営利利用であれば無料
私個人の使い方としては
- code-server
- 家のインターネット回線速度の定期測定
などに使っています。
Machinesを使ってみる
umbrelOS 1.7系を使っていたのですが、設定タブから ベータプログラムに参加 を選択したところ2.0のパブリックベータへのアップデートが可能になりましたのでインストールしました。
アップデート完了後 umbrel.localにアクセスすると下のバーに Machintosh(Macじゃなくて)みたいなアイコンが追加されました。右から3番目です。これが Machines のアイコンです。

さっそくクリックしてみます。
Machinesにはいくつかの仮想マシンセットアップが用意されている
クリックすると以下の画面に遷移します。
おなじみのUbuntuやDebianのほか、Windows系もいくつか用意されています。(Windows 98とかまであるのか…)
カスタムマシンでは通常のLinuxディストロをインストールするときのようにISOファイルを指定してセットアップができます。
Ubuntu26.04をインストールしてみる
一番左上の Ubuntu 26.04 の マシンを作成 を選択してみると以下のような画面に遷移します。
VMでよくあるプロセッサとメモリ、ストレージの設定画面に移ります。

右下のユーザパスワードの入力だけは必須ですが、それ以外はデフォルトでマシンを作成してみます。
また Desktop Edition(GUIあり)にするか Server Editon(GUIなし)にするかを聞かれます。今回はGUIありにします。
イメージのダウンロードから始まる
当然ではありますが umbrelOS 内に Ubuntu 26.04のイメージを持っているわけではないのでイメージのダウンロードから始まります。

初期設定は何もできない
時折画面を見ていたのですが、タイムゾーンとかキーボードの設定を聞かれることもなくセットアップは終了しました。
デフォルトの設定ですべてインストールされます。
動作はそれなりに快適
自分のPCがN100ということもあってそこまでマシンスペックが高くないですがちゃんと動きます。
すごく快適!というレベルではなかったですが外出先からアクセスしてなにかするには十分だと思います。

初期設定しておきたいなら自分でISOファイルを用意したほうが良さそう
そのあとカスタムマシンからZorinOSをインストールしてみました。カスタムマシンでISOを用意する場合は通常セットアップ時同様にタイムゾーンやキーボードの設定を聞かれました。初期設定コストを抑えるならこっちのほうがよさそうです。
(追記)快適かどうかはディストロ次第かも?
Ubuntu26.04に8GBメモリ割り当てたときは多少もっさりを感じたんですが、ZorinOS 18 coreに4GBメモリ割り当てたらかなり快適でした。ホストマシンとディストロ次第かも
気になったポイント
全体的には今回のumbrelOSのアップデートでMachinesがついたことはとても嬉しいです。タブレットとかAndroidのデスクトップモードとかで作業するのに不十分なときもあり、umbrelOS+Machines+Tailscaleがあればいろいろできそう。
ただ気になりどころとして
- ショートカットのキーバインドはホストOSに取られる
- ブラウザ上でフルスクリーンで使っていたのですがESCキー押したらフルスクリーン解除されてしまいました。
- これはどっちかというとブラウザ側の設定次第?
- ホストOSからのクリップボード貼り付けにはいまのところ非対応?
というのがありました。このへんは解消方法が見つからず(今のところないのかも不明)。
正式版がリリースされたらまた触ってみようと思います。
