こんにちは、shuji4649です。
今回は、中高で受けてきたIPAの情報処理技術者試験について少し振り返ってみようと思います。
中高生で受けようと思っている方の参考になれば幸いです。
自己紹介
ロボットやプログラミングを嗜んでいる高校生です。
中3冬にデータベーススペシャリスト、高1冬に情報処理安全確保支援士、高2春にネットワークスペシャリストに合格しました。
データベーススペシャリスト
先輩が最年少記録を持っていて、今年合格すれば最年少合格記録を(誕生日の関係で数日程度)更新できるということを知って勢いで申し込みました。
(なお、基本情報や応用情報の存在は申し込んだ後に知りました。)
当時の実力としては、プログラミングには触れていたため本当に最低限の知識はありましたが、応用情報の参考書はほとんど初めて知ることばかりで、データベースは触ったこともありませんでした。
応用情報とデータベーススペシャリストの参考書と、過去問道場で2~3か月ほど勉強をして、何とか合格することができました。
合格した時に書いたブログです。
データベーススペシャリストは、高度試験の中でも未経験者でも取りやすい試験な気がします。中高生で何か高度試験受けたいなと思っている人はデータベーススペシャリストが取りやすいのではないでしょうか。
最低限の知識を勉強して、過去問を解きながら午後問題になれるとある程度得点できるようになってきます。
ちなみに別に最年少でとっても特にいいことはないですね。Twitterがちょっとバズるくらいです。
ネットワークスペシャリスト
データベーススペシャリストに続いてネットワークスペシャリストを高1の春に受けました。
同じように過去問道場とネスぺの参考書を使って勉強しましたが、知識不足で落ちました。
ネットワークスペシャリストはデータベーススペシャリストと違って知識がないと太刀打ちできない印象があります。
1年後、高2の春にリベンジして何とか合格できました。
結果を見て分かるようにギリギリでした。
ネスぺを受けるなら本当にしっかり勉強した方がよいです。
合格記事はこちらです。
情報処理安全確保支援士
ネスぺに落ちた屈辱を晴らすため高1冬に受けました。
高1の夏にはセキュリティ・キャンプ全国大会に参加していたこともあり、セキュリティに興味がわいていました。
いつものように過去問道場と参考書で勉強をしました。
この年から午後試験が1つになったようですね。
合格記事はこちらです。
改めてこの記事を読むとどうやらあまり勉強時間は確保できていなかったようですが、ネットワークの内容が多めに出ていて、デスぺ・ネスぺに向けて勉強していた内容が活きていた記憶があります。
情報処理安全確保支援士は、申請すれば登録セキスペになることができますが、費用が高いですし高校生が登録セキスペ持っててもほとんど使うことはないので申請はしていません。
エンベデッドシステムスペシャリスト
高2の冬に受けようかと思っていたのですがロボットの大会と被っていたため見送りました。
(結局ロボットは予選敗退したので被ることはなかったのですが...)
問題を見てみると多分IPAの試験の中で一番自分が好きそうな問題でした。受けたかったですね。
中高生が受けるなら?
まず中高生がIPAの試験を受けるメリットとデメリットを考えてみます。
メリット
- 体系的な知識が身に着く
- 中高生は技術をちゃんと学ぶ機会がほとんどないので断片的な知識の集まりになりがちですが、参考書と過去問でしっかり勉強すればある程度体系的に情報技術を学ぶことができます
- 楽しい
- IPAの試験は程よく頭を使うので楽しいです
- 中高生で受けてる人は少ないので、学校の勉強とは違い自由に学ぶ楽しさを味わうことができます
デメリット
- 費用がかかる
- 受験費用や参考書のお金がかかります
- 時間がとられる
- 人にはよりますがある程度の勉強時間は必要なためIPA試験のための時間はうまく作らないといけません
- 特に得られる報酬はない
- 高度試験を持っていると就活で多少有利だったり、企業によっては資格を取ると報酬をもらえたりするそうですが、中高生にはそんなメリットは全くありません
特にいいことはないけどのびのびと情報技術を勉強するいい機会になって楽しいよ。というのが個人的な感想です。
IPAの試験は基本情報や応用情報から受けるのが定番ルートですが、私はいきなり高度試験から受けました。
応用情報を取らないと高度試験には受からないというようなことはないので、好きなものから受ければよいと思います。ただ、いきなり高度試験から受ける場合でも、午前Ⅰを突破するために、応用情報の参考書と過去問道場で一通り勉強する必要はあると思います。
高度試験には論述式と記述式があります。論述式は実務での経験をもとに小論文を書く形式なので、中高生にはあまり向いていないと思います。記述式はこの記事で取り上げた以下の4つです。
- データベーススペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
- エンベデッドシステムスペシャリスト
- 情報処理安全確保支援士
これらの試験は、ある程度の国語力・数学力があれば中高生でも参考書と過去問で勉強すれば合格ラインには到達できると思います。
ただ、実務経験等なしで80点~90点といった高得点を取れるほどの実力をつけるのはなかなか難しいと思います。取れる問題を確実にとって、解答欄を自分の思いつく限り埋めて、1点でももぎとる努力は大切かもしれません。あとは運も大事です。少ない知識で解ける問題が出ることを祈りましょう。
勉強法
あんまり教材を評価するのは得意ではないので、私はこれらを使って受かりました、とだけ書いておきます。
どれも役に立ったと思います。
翔泳社 情報処理教科書シリーズ
- 応用情報技術者
- データベーススペシャリスト
- ネットワークスペシャリスト
- 情報処理安全確保支援士
過去問道場
午前試験はこれを100%にすればほぼ確実に合格点は取れます。
ほか
- ネスぺの基礎力
さいごに
中高生でも情報処理技術者試験の高度試験は挑戦できます!
興味と余裕があればぜひ受けてみてください!