この記事は「IPFactory Advent Calender 2025」の6日目に参加しています。
この記事のターゲット
- 沼っているゲームを、数値で攻略したい方
- 単純な数値計算を、いろいろな場面で効率化したい方
Excel何も分からない方向けの記事です。
Excelは意外と便利!
いきなりですが、こんな経験はありませんか?
Excelを触ろうとしてみたけど、簡単な計算のために関数とか覚えるのめんどくさい...
- めちゃくちゃわかります。
- 電卓でパパっと計算するだけでいいですよね?
- しかし、何度も同じような計算をする場面では、とても頼れるツールです。
- もしあなたが、同じような計算式をいちいち入力しているのなら、いっそExcelを使って効率化してみませんか?
今回作ったもの
- 崩壊スターレイルとArcaeaの計算ツールを作りました。
- 崩壊スターレイル:速度を計算するツールと、速度を元に一定の行動値から行動回数を計算するツール。
- Arcaea:スコア入力し、楽曲毎のポテンシャルとランキング、Best30枠の平均ポテンシャルなどを計算するツール。
崩壊スターレイルのツール
-
シート閲覧用のリンクです
(Excelを共有する方法がわからないので、スプレッドシートで共有してます)
今回使った関数はSUMとVLOOKUP、またリスト機能を使用しただけですので、初心者でも簡単に作れます。
リストの使い方
VLOOKUPについて
今回はリストからキャラクターを選択し、VLOOKUPしたセルが参照し、キャラクターごとにことなる基礎速度を求めるために使いました。
- 先ほどのリストで求めたキャラクター名を参照し、別表から対応する数値を持ってきます。
- 式は
=VLOOKUP($A$1,基礎速度表!$A$2:$B$100,2,0)-
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索の型])ですので、今回はA1セルで作成したリストからキャラを選択し、別表のキャラ名に対応する列の、隣にあるセルを参照(この場合は列番号2)し、入力しているセル(今回はA2)に返します。 - 検索の型は
0なので、完全一致を指定しています。
-
- 式は
別表にはこのように、キャラクター名に対応する数値が記載されたものをあらかじめ作っておきます。

- リストと、このようなVLOOKUPを作成しました。これにより、任意のキャラクターをリストから選択するだけで、基礎速度をセル
A2に入力してくれ、とても便利です。
合計を求める
-
これは説明するまでもないですが、求めた数値や入力した数値をSUMで全て合算します。
式を書くときは、項目ごとに,で区切ることで見やすくなり、後から修正しやすいのでおすすめです。
求めた数値を活用する
オプション的なやつです。
求めた数値を活用して行動回数を求める
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このゲームは
10000/速度で1度の行動に必要な行動値が求まり、それを軸に何回行動できるかを計算できるため、求めた速度を活用します。- ゲームや状況によって、求めたデータには様々な活用方法があると思います。何度も計算するようなものは、式を入力しておいて、効率化してしまいましょう。
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今回は
一定の行動値/(10000/求めた速度)をするだけです。
例として、行動値を500とし、速度が180だったとします。
500/(10000/180)=500/55.5=9
この場合は合計9回行動できるということです。- 計算式は簡単ですが、これを全てのコンテンツ用に、いちいち計算するのは骨が折れます
Arcaeaのツール
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シート閲覧用のリンクです。私のスコアを事前に入力してあります。
(Excelの共有方法が以下略)
- 今回はポテンシャルの計算式がメインで、式は分かってるけどどうやって記述したらいいのか分からない、という状況に陥りました。
式の書き方が分からない場合は素直にGemini等に頼った方が良いと思います。
Geminiが=IF(D2>=10000000, B2+2, IF(D2>=9800000, B2+1+(D2-9800000)/200000, MAX(0, B2+(D2-9500000)/300000)))という式を作成してくれたのでとても助かりました。- 補助的な要素で
ソートやVLOOKUPなどを使用しています。
(VLOOKUPについての説明は省きます)
- 補助的な要素で
ソートの使い方
- ソートを適応したい列の任意のセルを範囲選択してください。
- その状態で
Ctrl+Shift+Lを発動することで、ソートのON,OFFを切り替えることができます。
- その状態で
- ソートを活用すると、ソート範囲に含めたすべての列を、一部の列の昇順または降順を軸に並び替えることができたり、表示しないデータを選択することもできます。
- ソートは一度適応すると元の状態には戻せないので、どこかの列に番号を振っておくことで、元の状態に戻すことができるようにしています。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
初投稿&Excel初心者ですので、どうかご容赦ください。








