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(初心者) Excelでゲームの数値計算を効率化したい!

Last updated at Posted at 2025-12-06

この記事は「IPFactory Advent Calender 2025」の6日目に参加しています。

この記事のターゲット

  • 沼っているゲームを、数値で攻略したい方
  • 単純な数値計算を、いろいろな場面で効率化したい方
    Excel何も分からない方向けの記事です。

Excelは意外と便利!

いきなりですが、こんな経験はありませんか?
:speech_balloon: Excelを触ろうとしてみたけど、簡単な計算のために関数とか覚えるのめんどくさい...

めちゃくちゃわかります。
電卓でパパっと計算するだけでいいですよね?
しかし、何度も同じような計算をする場面では、とても頼れるツールです。
もしあなたが、同じような計算式をいちいち入力しているのなら、いっそExcelを使って効率化してみませんか?

今回作ったもの

  • 崩壊スターレイルとArcaeaの計算ツールを作りました。
    • 崩壊スターレイル:速度を計算するツールと、速度を元に一定の行動値から行動回数を計算するツール。
    • Arcaea:スコア入力し、楽曲毎のポテンシャルとランキング、Best30枠の平均ポテンシャルなどを計算するツール。

崩壊スターレイルのツール

見た目
Excel1.png
image.png

今回使った関数はSUMVLOOKUP、またリスト機能を使用しただけですので、初心者でも簡単に作れます。

リストの使い方

  • リボン(上のメニュー)からデータを選択します。
    Excel3.png

  • データツールの一番下のこのマークimage.pngを選択します。
    (ALT+D+Lのショートカットもあります)


  • すべての値の右にある三角を選択して、リストに変更します。
    image.png

  • 元の値をいじります。
    画像のように特定の列から持ってきたり、CSVのようなカンマ区切りで直接リストを作成することもできます。(A,B,C,Dのような感じ)
    image.png

  • 適応すると、画像のようなかっこいいリストボックスを簡単に作成することができます。
    image.png

VLOOKUPについて

今回はリストからキャラクターを選択し、VLOOKUPしたセルが参照し、キャラクターごとにことなる基礎速度を求めるために使いました。

  • 先ほどのリストで求めたキャラクター名を参照し、別表から対応する数値を持ってきます。
    • 式は=VLOOKUP($A$1,基礎速度表!$A$2:$B$100,2,0)
      • =VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, [検索の型])ですので、今回はA1セルで作成したリストからキャラを選択し、別表のキャラ名に対応する列の、隣にあるセルを参照(この場合は列番号2)し、入力しているセル(今回はA2)に返します。
      • 検索の型は0なので、完全一致を指定しています。

別表にはこのように、キャラクター名に対応する数値が記載されたものをあらかじめ作っておきます。
image.png

  • リストと、このようなVLOOKUPを作成しました。これにより、任意のキャラクターをリストから選択するだけで、基礎速度をセルA2に入力してくれ、とても便利です。

合計を求める

  • これは説明するまでもないですが、 求めた数値や入力した数値をSUMで全て合算します。

式を書くときは、項目ごとに,で区切ることで見やすくなり、後から修正しやすいのでおすすめです。

求めた数値を活用する

オプション的なやつです。

求めた数値を活用して行動回数を求める
  • このゲームは10000/速度で1度の行動に必要な行動値が求まり、それを軸に何回行動できるかを計算できるため、求めた速度を活用します。

    • ゲームや状況によって、求めたデータには様々な活用方法があると思います。何度も計算するようなものは、式を入力しておいて、効率化してしまいましょう。
  • 今回は一定の行動値/(10000/求めた速度)をするだけです。
    例として、行動値を500とし、速度が180だったとします。
    500/(10000/180) = 500/55.5 = 9
    この場合は合計9回行動できるということです。

    • 計算式は簡単ですが、これを全てのコンテンツ用に、いちいち計算するのは骨が折れます

Arcaeaのツール

見た目
image.png

  • シート閲覧用のリンクです。私のスコアを事前に入力してあります。
    (Excelの共有方法が以下略)
     
  • 今回はポテンシャルの計算式がメインで、式は分かってるけどどうやって記述したらいいのか分からない、という状況に陥りました。
    式の書き方が分からない場合は素直にGemini等に頼った方が良いと思います。
    Geminiが=IF(D2>=10000000, B2+2, IF(D2>=9800000, B2+1+(D2-9800000)/200000, MAX(0, B2+(D2-9500000)/300000)))という式を作成してくれたのでとても助かりました。
    • 補助的な要素でソートVLOOKUPなどを使用しています。
      (VLOOKUPについての説明は省きます)

ソートの使い方

image.png

  • ソートを適応したい列の任意のセルを範囲選択してください。
    • その状態でCtrl+Shift+Lを発動することで、ソートのON,OFFを切り替えることができます。
       
  • ソートを活用すると、ソート範囲に含めたすべての列を、一部の列の昇順または降順を軸に並び替えることができたり、表示しないデータを選択することもできます。
    • ソートは一度適応すると元の状態には戻せないので、どこかの列に番号を振っておくことで、元の状態に戻すことができるようにしています。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございました。
初投稿&Excel初心者ですので、どうかご容赦ください。

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