はじめに
Amazon Linux2のEOLに伴ってLinux2023移行時にEC2上のファイルをローカルに保存する機会があったので備忘録に記事を書きます。
ファイルに転送にはLinuxのscp
コマンドを使用します。
scp(Secure Copy Protocol)コマンドとは
SSH(Secure Shell)を利用してファイルやディレクトリを安全にリモートホスト間でコピーするためのコマンド。
scpコマンドは、ファイルを1台のコンピュータから別のコンピュータに転送する際、通信を暗号化して安全性を高める役割を果たします。
コマンドの基本構成
scp [オプション] コピー元パス 保存先パス
EC2からローカルにファイルをコピーする
scp -i [sshキーへのパス] ec2-user@[サーバのホスト名またはIPアドレス]:[コピー元パス] [ローカルPCの保存先パス]
-iはSSHキーを指定して接続する。オプションです。
その他オプション
-P
: SSHで使用するポート番号を指定する(デフォルトは22)。
scp -P 2222 /path/to/file username@remote_host:/path/to/directory/
-r
: ディレクトリ全体を再帰的にコピーする。
scp -r /path/to/local/dir username@remote_host:/path/to/remote/dir