Java Gold SE 11の概要
Java Gold SE 11(以下Java Gold)とは
Java Gold SE 11とは、オラクル認定資格の一つで、
- Java Bronze
- Java Silver
- Java Gold
の3つの試験の一番難しい資格のことです。
受けるにはJava Silverに合格していることが必要です。
Java Goldの試験範囲
Java Goldの試験範囲は、以下の項目です。
細かい説明はこちらのURLを参照してください。
- Javaの基礎
- 例外処理とアサーション
- Javaのインタフェース
- 汎用とコレクション
- 関数型インタフェースとラムダ式
- JavaストリームAPI
- 組込み関数型インタフェース
- ストリームに対するラムダ演算
- モジュール型アプリケーションに移行する
- モジュール型アプリケーションにおけるサービス
- 並列処理
- 並列ストリーム
- I/O(基本およびNIO2)
- Java SEアプリケーションにおけるセキュア・コーディング
- JDBCによるデータベース・アプリケーション
- ローカライズ
- アノテーション
試験時間
試験時間や問題数、合格に必要な正解率はそれぞれ
- 試験時間:150分
- 問題数:80問
- 合格に必要な正解率:63%
です。
使用した参考書
今回資格の勉強をするにあたって使用した参考書は以下の二つです。
いわゆる紫本と黒本です。
勉強方法と勉強期間
勉強方法としては、
- 紫本を1通り読み、それぞれの章末問題と最後の演習問題を解く
- 1で間違えた問題を中心に、分からないところの内容を復習する
- 黒本の問題集を解く
というオーソドックス?なやり方でした。
Java Silverと被る部分も多く、勉強期間としては1日1時間を1ヶ月程度で行けました。
結果と参考書への感想
結果としては、88%で合格することができました。
紫本と黒本で出た問題と類似の問題が非常に多く、これらの参考書の問題が解け、その理由が分かっていればまず合格することができるという感じでした(回し者ではないです)。
紫本のテキストの部分は正直読んでいると眠気に襲われるので、テストの合格を目的とするならば、さらっと読んで問題の復習をしっかりとやるのが効率的だと思います。
Javaの力はついたのか
Javaの資格をとってみて、
- オブジェクトの型への意識
- 参照できるものとできないものの理解
- 例外処理への理解
- Stream APIの使い方
あたりの、普段の開発ではそこまで意識しない部分についての理解は深まったのかと感じました。
一方で、これを取ったからといって、実装力が高まるとかではないなと思いました。
後、コンパイルエラーかどうかを聞かれる問題がそこそこあるのですが、コンパイルエラーになるかどうかをプログラムだけで判断する能力は本当に必要なのかと思ったり思わなかったりします。
いづれにしても体系的な知識を得るには良い試験だったと思うので、実際にJavaで開発を行っていけば、Java Goldに感謝する日が来るかもしれません。