【AWS課金トラブル備忘録】EC2を消したのに「EC2 other(EBS / Snapshot)」で請求され続けた話と完全解決まで
結論
- EC2を削除しても課金は止まらないことがある
- 原因は EBS(gp2)由来の Snapshot / AMI の残存
- AMI → Deregister → Snapshot削除 の順で完全解決
- 今回のケースでは 東京リージョンに残っていた Snapshot が課金源
同じ状況に陥った人は、この記事の手順を上から順に確認すれば解決できるかと思います。(筆者はAWSコンソール内は英語仕様に変更しています)
発生した問題
AWSにログインしようとしたところ、MFAトラブルでログイン不能に。
そのトラブル解決記事は↓
https://qiita.com/shosugagoshu/items/3714ab6e524f521008c0
なんとか復旧した後、Billingを確認すると以下の請求が発生していた。
- サービス:EC2 other
- 内訳:
EBS (gp2)EBS snapshots
しかし、EC2インスタンスは存在しない状態。
「EC2は消したのに、なぜ課金されている?」
原因の正体(結論)
原因はこれ
EBS Snapshot(Owned by me)が残っていた
AWSでは以下が別物として扱われる:
| リソース | 課金 |
|---|---|
| EC2 instance | 停止・削除で停止 |
| EBS Volume | 存在する限り課金 |
| EBS Snapshot | 存在する限り課金 |
| AMI | 無料だが 紐づくSnapshotは課金 |
つまり:
EC2を削除しても、SnapshotやAMIが残っていると課金は続く
実際に起きていた構成
- EC2を作成
→ 自動で EBS(gp2)Volume が作られる - EC2から AMI(Create image)を作成
- EC2インスタンスを削除
- AMIとSnapshotだけが残存
- 結果:
EC2 other(EBS Snapshot)で課金継続
ハマりやすいポイント①:リージョン違い
EBS / Snapshot / AMI は リージョンごとに完全分離。
- 大阪リージョン:何もない
- 東京リージョン:Snapshotが残っていた ← 今回の課金源
👉 Billing → Usage type のリージョン表記で特定可能
例:
-
APN1-EBS:SnapshotUsage→ 東京(ap-northeast-1)
ハマりやすいポイント②:削除できない Snapshot
Snapshot削除時に以下のエラーが出た:This snapshot is currently in use by ami-xxxxxxxx
これは仕様
- Snapshotが AMIに紐づいている
- AMIを解除しないとSnapshotは削除できない
正しい解決手順(重要)
① AMIを解除(Deregister)
EC2 → AMIs
Filter:Owned by me
対象AMI → Actions → Deregister
② Snapshotを削除
EC2 → Snapshots
Filter:Owned by me
対象Snapshot → Delete
※ この順番でないと削除できない
課金が止まったかの確認方法
- Billing → Bills → EC2
- 翌日以降、
-
EBS:SnapshotUsageが 増えていないこと
-
- 金額が残っていても 過去分なら正常
最終チェックリスト(これで完全停止)
- EC2 Instances:0
- EBS Volumes:0
- EBS Snapshots(Owned by me):0
- AMIs(Owned by me):0
- 全リージョンで確認済み
EBS(gp2)とは何だったのか(超要約)
- EC2の仮想ハードディスク
- 何も指定しなくても 自動で作られる
- EC2削除後も:
- Snapshot
- AMI
が残ると課金される
再発防止のための個人的ルール
EC2を触ったら、最後に必ずこれを見る:
- EC2 → Instances
- EC2 → Volumes
- EC2 → Snapshots
- EC2 → AMIs
全部0なら、EC2課金は0
まとめ
- 「EC2を消した=課金停止」ではない
- EBS Snapshot と AMI が最大の地雷
- リージョン違いは特に見落としやすい
- 仕組みを理解すれば、AWS課金トラブルは防げる
同じ状況で困っている人の助けになれば幸いです。