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リリース間近!MongoDB 2.6のリリースノート翻訳: Aggregation Pipelineの変更点

Last updated at Posted at 2013-12-17

MongoDB Advent Calendarの穴埋め用投稿です。

そろそろリリースされそうなMongoDB 2.6のリリースノートの一部を翻訳しました。小出しになってあれですが、今回はAggregation Pipelineの変更点です。

次回は2.6で大きく変わった書き込みオペレーションの変更点を翻訳します。

注:MongoDB 2.6は年内リリース予定です。

元のリリースノートはこちら
http://docs.mongodb.org/master/release-notes/2.6/

他の翻訳

目次

新機能

  • アグリゲーションパイプラインの変更点
    • db.collection.aggregation()が第2引数を取るようになりました
    • $outステージの追加
    • アグリゲーションオペレーションはカーソルを返すようになりました
    • アグリゲーションパイプライン用のexplainオプションの追加
    • ソートに関する改善点
    • フィールドレベルアクセスコントロールのフィルタリングを提供する$redactステージの追加
    • アグリゲーションパイプラインで、$setオペレーションのサポート
    • $map$letがアグリゲーションパイプラインで使えるようになりました
    • $literalがアグリゲーションパイプラインで使えるようになりました
    • $condが引数としてObjectsを取れるようになりました
    • 新しい$sizeオペレーターがアグリゲーションパイプラインに追加されました

アグリゲーションパイプラインの変更点

db.collection.aggregation() が第2引数を取るようになりました

第2引数でoptionを設定可能です。
(訳注: optionではexplain,allowDiskUsage,cursorを指定可能になりました。)

詳細情報: db.collection.aggregate()

$outステージの追加

アグリゲーションパイプラインの結果をコレクションへ書き込む、$outというステージが追加されました。

詳細情報: $out documentation

アグリゲーションオペレーションはカーソルを返すようになりました

mongoシェルのdb.collection.aggregate()がカーソルを返すようになりました。カーソルを返すことによって、アグリゲーションパイプラインは、任意のサイズの結果セットを返すことができます。以前のバージョンでは、集計オペレーションの結果は、16メガバイトより大きくなることができませんでした。

詳細情報: db.collection.aggregate()

アグリゲーションパイプライン用のexplainオプションの追加

アグリゲーションのための新しいexplainオプションは、mongodがパイプラインを処理する方法についての情報を提供します。

詳細情報: db.collection.aggregate(), aggregate

ソートに関する改善点

$sort$groupのパフォーマンスが改善され、より効率的なソーティングシステムを提供します。
また、新しく追加されたallowDiskUsageオプションは一時ファイルにデータを書き込む処理段階を可能にします。

詳細情報: db.collection.aggregate(), aggregate

フィールドレベルアクセスコントロールのフィルタリングを提供する$redactステージの追加

$redactステージはパイプラインの結果をフィールドレベルで制限できます。

詳細情報: $redact

アグリゲーションパイプラインで、$setオペレーションのサポート

$project$redact$setオペレーションをサポートしました。

$map$letがアグリゲーションパイプラインで使えるようになりました

$map$letによってアグリゲーションパイプラインで変数の宣言と操作が可能になりました。$project, $group, $redactで使えます。

詳細情報: $let (aggregation), $map (aggregation)

$literalがアグリゲーションパイプラインで使えるようになりました

新しい$literalオペレーターで明示的に文字列を指定できるようになりました。
(訳注: “$”などのMongoDBで特別な意味を持つ文字列を使用する時に使います。)

詳細情報: $literal(aggregation)

$condが引数としてObjectを取れるようになりました

これまで$condはの引数は配列のみでしたが、Objectも取れるようになりました。

(訳注: $condはconditionの略で、引数にif文を入れることで返り値を変更できます。これまでは引数は配列で与えていましたが、document形式、つまりハッシュに対応しました。)

詳細情報:$cond(aggregation)

新しい$sizeオペレーターがアグリゲーションパイプラインに追加されました

配列の要素数を返す$sizeが追加されました。

詳細情報: $size(aggregation)

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