AWSクラウドプラクティショナー受験の動機
2020年4月から2つの通信制大学院に通い始め、7月に勤めていた会社を退職しました。2021年6月にインドのBITS Pilani (Birla Institute of Technology and Science)でビッグデータ・エンジニアリングのPost Graduate Diploma (修士課程から修士論文課程を除いた学位)を取得しました。7月にイギリスのLiverpool John Moores大学に籍を移し、同分野の修士課程を履修中です。目下、最後の砦である修士論文を執筆中です。年明けから職探しを始めようと、学位以外にアピールできる要素が欲しいと考えていました。
学習開始時点でのAWS経験
大学院の講義を通じて、AWSの利用経験が約1年程あります。EC2インスタンスにCloudera Managerをインストールし、Hadoop Ecosystemを使い、大規模データの集計・分析をしていました。
合格に必要だった期間・時間
準備期間は正味3.5週間程でした。1日の学習時間は1.5から多くても2時間程で、論文執筆の傍ら、AWS認定資格の勉強を進めました。論文に煮詰まったら気分転換を兼ねて、資格勉強するといった要領です。
利用した教材
無料・有料の教材両方を使いました。
無料
- AWS デジタルトレーニング 「AWS Cloud Practitioner Essentials」
- AWS BenchPrep Certification Practice
-
AWS 認定 - 試験準備ワークショップ クラウドプラクティショナー
同ワークショップで配布された2つのPDF資料
・AWS Certified Cloud Practitioner 試験ガイド
・AWS 認定試験ワークショップ 「クラウドプラクティショナー」
有料
@gorooe さんの記事を参考にさせて頂きました。
1. SB Creative「AWS認定クラウドプラクティショナー」
2. Udemy 「この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)」
学習方法
1. AWS デジタルトレーニング AWS Cloud Practitioner Essentials 受講
クラウドプラクティショナーは試験範囲が広く、クラウドの概念、セキュリティ、ネットワーク、ストレージ、料金体系と幅広い分野から出題されます。この為、AWS Cloud Practitioner Essentialsを受講し、サービスの全体像を掴もうとしました。受講に当たってはマインドマップを使ってメモを採りました。
2. 参考書と模擬試験による知識強化
準備期間
全体像を掴んだ後、SB Creativeの参考書を斜め読みしながら、Udemyの模擬試験問題を解き始めました。模擬試験は1〜6回まで各回を7回繰り返し解き、80〜90%の正答率がコンスタントに出せるまで繰り返しました。間違った問題は解説をメモし、参考書を読み出題範囲と紐付けをして、知識を整理・補強しました。
受験直前
AWS 認定 - 試験準備ワークショップ クラウドプラクティショナー受講
受験の約2週間前、AWS 認定 - 試験準備ワークショップ クラウドプラクティショナーを受講しました。ワークショップで配布された2つのPDF資料を読み、試験の理解を深めました。
4. AWS BenchPrep Certification Practice での仕上げ
最後にAWS BenchPrep Certification Practiceというウェブサイトで、公式の模擬問題20問を7回繰り返し解きました。模擬試験と実試験が違い、冷や汗をかくのはテストあるあるなので、公式の模擬試験も一通り解いておいた方が安心です。尚、Udemyの模擬試験の方が難しい問題を収録しています。
準備の難しさ
AWS資格勉強の最大の難しさは、出題範囲に関するリソースが散らばっている点にあります。AWS Well-Architected フレームワーク、AWS料金体系、AWSサービス別資料 等、目を通しておいた方がいいリソースが多く参考書、模擬試験で得た知識を整理するのに苦労しました。
今後の展望
大規模データを扱うデータ・エンジニアリングは、クラウド・コンピューティングなくして成り立ちません。来年3月末迄にアソシエート・レベルのAWSソリューションズ・アーキテクト、専門知識のデータ・アナリティクスの合格を目指しています。