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大学生が有料スマホゲームを作った全てを公開するよ(2)開発環境とゲームの構成

Last updated at Posted at 2019-01-18

大学生が有料スマホゲームを作った全てを公開するよ(1)イントロダクション
の続き。

今回は、開発環境と大まかなゲームの構成について。

開発環境

使ったパソコン

Mac Book Air (13-inch, Early 2015)を使って開発した。
ボクはMacのノートパソコンを使ってたんだけど、
先輩はWindowsのノートパソコンだった。
そんなに性能は高くないけど、充分作れたよ。

iPhoneアプリをリリースしたかったら絶対にMacが必要なんだ。
iPhoneアプリを作るなら、MacかMacを持っている友達を確保しよう。

使ったツール

  • Unity 2017.2.0p4
  • Git
  • BitBucket
  • Sourcetree
  • Trello
  • Slack

それぞれ簡単に説明しておくよ。

Unity

スクリーンショット Unity.png
Unityはゲームを感覚的に作れるようにしたゲームエンジン。
2Dゲームも3Dゲームも作れる。
iPhoneアプリもAndroidアプリもパソコンのゲームも作れる。
これひとつあれば大体のゲームは作れるんだ。
でもiPhoneアプリをリリースするにはMacがいるから気をつけてね。

Unityは初心者から玄人まで多くの人が使ってる。
スーパーマリオランや白猫プロジェクト、ポケモンGOもUnityで出来てる。
有名でかなり人気があるよ。

ちなみに、今回使ったバージョンは2017.2.0p4。
ボクのゲームも全部Unityで作ったよ。

Git

スクリーンショット 2019-01-18 0.40.15.png
いわゆるバージョン管理ツール
たまに開発の状態を保存しておくと、後で元に戻したり出来るんだ。

しかも次に紹介するBitBucketと連携すると、もっと便利になる。
パソコンが壊れても復旧出来るし、
一緒に開発してる人と同じ開発状態を共有出来る

実際、Gitを使わなかったら一緒に開発するのは大変だったと思う。
多分、コードをコピペしたりしないといけないよね。
共同開発をするならおすすめだよ。
少し勉強しないと難しいけど...。

BitBucket

スクリーンショット 2019-01-18 0.43.03.png

Gitで管理しているデータを置いておく場所
Gitと連携する事で、バックアップを保存したり、友達とデータの共有が出来るようになる。

実は、GitHubでもほぼ同じことが出来る。
BitBucketは無料版でプライベートリポジトリが使えるから採用した。
でも最近、GitHubも無料でプライベートリポジトリが作れるようになったらしい。
今からやる人はGitHubの方が良いかもしれない。

Sourcetree

スクリーンショット 2019-01-18 0.44.48.png

Gitの機能を視覚化してくれる。
実はGitはコマンドを打って実行しないといけない。
でも、あんまりGitの知識がない人には分かりにくい
それを初心者にも見やすく使いやすくするのがSoucetree。
マウスでボタンを操作するだけでGitが使える。
ボクもGitはほとんど初めてだし、Sourcetreeは分かりやすいから使う事にした。

ボクはほとんどGitを知らないけど、これのおかげで何となく使えてるよ。

Trello

スクリーンショット 2019-01-18 0.51.30.png

タスク管理ツール。
やる事やメモを1つのカードとして作って、タスクの管理が出来る。
自由につかんで移動させられるし、チェックリストみたいな便利な機能もある。
共同開発をする場合もリアルタイム状態が共有できる
結構おすすめ。

Slack

スクリーンショット 2019-01-18 12.33.11.png

主にチャット用のツール。
エンジニア向けのLINEみたいな感じ。
色んなカスタマイズが出来る。
今回はBitBucketと連携して、pushすると自動で内容がSlackに送られるようにした(してくれた)。

ゲームの構成

これから紹介するのは、ボクが今回作ったゲームでの構成だ。
ボクは未熟だし、絶対良いとは言えない。
もっと良い作り方もあるだろう。
でも、ボクのやり方でも最低限動作はした。
良いところ、悪いところを分析して自分の開発に活かしてくれると嬉しい。

必要なシーン

このゲーム(pertica)は3つの場面で出来ている。
これからは場面の事をシーンと呼ぶよ。

  • メニューシーン (Menu)
  • ゲームシーン (DecodeStage)
  • リザルトシーン (Clear)

この3つ。
( )の中は実際の開発で使ったUnityの中でのシーンの名前。
それぞれのシーンが持つ機能を説明するね。

メニューシーン

メニューシーンが持つ機能は

  • ステージを選ぶこと

このゲーム(pertica)はステージ制のパズルゲームだから、ステージを選ぶ画面を作らなきゃいけない。
よくあるのは、数字が書かれたボタンがあって選んだステージが遊べるやつ。
パズドラとかでもダンジョンを選択するよね。
ゲームによっては、設定画面とかショップとかに行くボタンがいるかもしれない。
でもボクが必要だった機能は、ステージを選択することだけだった。
だから今回、メニューシーンはほとんどステージ選択画面と一緒だ。

ゲームシーン

ゲームシーンが持つ機能は3つ

  • メニューで選択したステージを生成する
  • ステージが遊べる
  • クリアしたら保存する

ゲームを遊べる機能は最初に作っちゃう。
でもちゃんと遊ぶためには、ステージが必要だ。
だから、ステージはゲーム開始の前に生成する事にした。
そうすると後でステージを追加するのが楽になる。
でもまだ足りない。
ゲームをクリアしたら、クリアしたことを保存しないと。
今どこまでクリアしたかが分からないと、次のステージに進めなくなっちゃう。

リザルトシーン

リザルトシーンの機能はたった一つ。

  • Clearって文字を表示する

これだけ。
演出とかをかっこよくするために一つの場面として分けてみた。
スコアとかを表示しても良いんだけど、
このゲーム(pertica)はあんまり文字を入れたくなかったから、やめたんだ。

コメント

今回書いたのは、ゲームを作り始める前からなんとなく考えていた事だ。
ゲームは実際に遊ぶ部分だけじゃない。
メニュー画面とかリザルト画面も必要なんだ。
しかも結構時間がかかる。
実際、メニュー画面が完成したのはリリースの2週間前なんだ。
2ヶ月くらい悩んで、
3回くらい見た目を変えた...。

気が付いた人もいるかもしれないけど、
実はこのゲーム、タイトルシーンが無いんだ。
普通はゲームを開いたら、
「画面をタップしてね」
っていう文字と、ゲームの名前が出てくるよね。
ボクの作ったゲームはいきなり、メニュー画面から始まる。
でも、それはタイトル画面も兼ねている。
「どういう事?」ってなるよね。
簡単に言うと、タイトルロゴで遊べるんだよ!
これは説明するより見た方が早いんだけど...。

perticaは下のリンクからインストール出来るよ。

大学生が有料スマホゲームを作った全てを公開するよ(1)イントロダクション
大学生が有料スマホゲームを作った全てを公開するよ(2)開発環境とゲームの構成
大学生が有料スマホゲームを作った全てを公開するよ(3)ゲームの構造・パズルとアクションの仕組み(前編)
大学生が有料スマホゲームを作った全てを公開するよ(4)ゲームの成り立ち・パズルとアクションの仕組み(後編)

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