JODConverter

　巷で見かけるサンプルコードは、次のような流れが多数となっている。しかし下記の処理を実行すると、外部プロセスとしてLibreOfficeを起動・終了するため、処理に時間がかかる。例えばWebアプリケーションの１リクエストごとに実行する処理としては、適切でない。

OfficeManager officeManager = LocalOfficeManager.make();
officeManager.start();
// ・・・
// フォーマット変換（中略）
// ・・・
officeManager.stop();

　公式に推奨された方法としては、単一のOfficeManagerをWebアプリ起動時にstart()して、全リクエストで共有して、Webアプリ終了時にstop()する。
https://github.com/sbraconnier/jodconverter/wiki/Web-Application

　ExternalOfficeManagerもそれなりに有効かもしれない。

[1] 次のように引数を指定してLibreOfficeを起動しておく。

soffice.exe -accept="socket,host=127.0.0.1,port=2002;urp;"

[2] フォーマット変換時には ExternalOfficeManager を利用して、起動済みのLibreOfficeに接続する。この処理はそれなりに速く実行できる。

OfficeManager officeManager = ExternalOfficeManager.make();
officeManager.start();
// 中略
officeManager.stop();

　ただし、Javadocに書いてある通り、LibreOfficeが異常終了しても、JODConverterはLibreOfficeを再起動しない。

Since this implementation does not manage the Office process, it does not support auto-restarting the process if it exits unexpectedly.