この記事について

本記事は社内で実施したGit講習のスライドを元に作成された記事です。
Gitを使ってはいるものの、どういう構造になっているかとか仕組みについてはあまりわかっていないという方たちを対象にしています。

前回

イントロダクション

以前にも学んだ通り、GitHubはGitをベースとしたWebサービスですが、ファイル管理以外の機能も提供しています。
その中から今回はGitHubActionsについて学んでいきましょう。

CI/CD

GitHubActionsについて学習する前にCI/CDについて説明をします。

CI/CDは、ソフトウェアをより高速かつ効率的にリリースするための方法です

CI（Continuous Integration）

開発者が一日に何度もコードを共有リポジトリにマージするプロセスで、コードの自動ビルドと自動テストが含まれます。これにより、バグや他の問題が早期に発見され、修正が容易になります。

CD（Continuous Delivery/Deployment）

本番環境に効率的にデプロイできるようにするプロセスです。"Delivery"は、本番環境へのデプロイが手動で行われることを意味し、"Deployment"は、デプロイが自動化されることを意味します。

GitHubActionsとは

GitHub Actionsは、GitHubに組み込まれている機能の一つです。この機能を使うと、ソフトウェアを開発する際の作業を自動化できます(つまりCI/CDを実現するための機能ということです）。
たとえば、あなたが作ったプログラムのコードをGitHubにアップロードした時に、自動的にそのコードをテストするように設定できます。また、他の開発者があなたのプロジェクトに貢献しようとしてプルリクエストを出した時に、それを自動で確認する設定も可能です。
このように、GitHub Actionsは開発作業を自動化し、時間と手間を節約することができます。
そしてその設定はすべてコードで書くので、必要な作業を明確にし、それを再利用することが可能です。

次回？

今回で講習としては一通りの説明が終わりです。
今後は不定期にGit関連のケーススタディがあれば続編として掲載していこうと思います。
ここまで読んで頂いた皆様ありがとうございました！